とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2013平標山・仙ノ倉山登山「観光編」

2013-07-15 21:58:26 | 観光
今回の登山は、kazukawaさん、N山さん、Aさん、あだち。さん、J子さんと私を入れて6名のパーティとなった。金曜日の夜から高速を走り、関越道の赤城高原SAまで向かった。ほぼ午前1時くらいにSAに到着し、4名は車中泊、2名がテント泊で夜明けまで仮眠する。赤城高原SAは関東圏のSAらしく、深夜でもほぼ駐車場は満杯である。私とkazukawaさんがテントで寝たのだが、kazukawaさんは横になると、すぐに心地良さそうに寝息を立てていた。私は、テントで眠りながらも、ひっきりなしに出はいりする車やバイクの音が耳についた。この季節、テント内は暑くて眠れないかもしれないと思っていたが、標高が高いのか明け方は涼しく思ったよりは眠れたようだ。

朝となり、テントを撤収したのちSA奥の広場のベンチとテーブルを利用して朝食とする。みんな、たくさん食料を用意してきてくれたようで、ガスでお湯を沸かしたりして結構ボリュームのある食事ができた。山に行く前から、すでにアウトドアモードであった。

朝食が終わったのは、7時くらいだ。まだ早い時間である。この日は、午後から登山開始の予定なので、その前に観光していくことにした。関越道は月夜野ICを降りるので、そのあたりですぐ寄れる場所を探したら、ICから10分くらいの場所にある「月夜野びーどろパーク」が良さそうなので、そこに寄ることにした。

「月夜野びーどろパーク」は、グラスアート美術館やガラス工場見学、体験工房、ショップなど、ガラスを見たり楽しんだりできるテーマパークのような場所だ。ただ、ICから到着した時間が、まだ8時前でどこも開いていない。美術館とかショップなどは9時からなのでまだ時間があったが、幸いなことに8時5分から工場見学ができるということで、10分程度待つと、従業員が工場内でラジオ体操を始めた。体操が終わると、工場が開き自由に見学できるようになった。


工場内に入ると見学通路があり、ガラス職人たちが真っ赤に溶けたガラスを長い棒で取り出し、息を吹きかけながら、大きく膨らませている様子が間近で見ることができた。息を吹いたり、水で冷やしたり、型にはめたりといろんな工程が見えて、なかなか面白い。




それにしても、高熱の炉が間近にあり、暑くて大変そうだった。


工場見学後、近くの売店が早めにオープンしてくれたので、地ビールやらソフトクリームを注文する。びーどろパークというだけあって、休憩所の屋根やテーブルもガラス製だ。


通路の欄干にも、ガラス製品がふんだんに使われ、芸術的な作品が多い。外せるものなら貰っていきたいような作品ばかりだ。


その後は、クリスタル物産館や掘り出し物市場等を見て、「月夜野びーどろパーク」を後にした。次に向かったのは、日本秘湯を守る会会員の「法師温泉」だ。法師温泉は、群馬県利根郡みなかみ町にある温泉で、標高800mの高所にあり地形より1200年前の開湯と推察されている。弘法大師による開湯伝説もあり、与謝野鉄幹、与謝野晶子、若山牧水、川端康成をはじめとして多くの文人が訪れたという由緒ある温泉だ。




この温泉には、国有形文化財に指定されている「法師乃湯」という混浴大浴場があり、国鉄のフルムーンのポスター(上原謙と高峰三枝子が入浴している写真)に使われたことで有名になっていたそうだ。今回の登山に行くにあたって、登山口のすぐ手前にあるので、登山の前にどうしても立ち寄りたかったのだ。日帰り入浴は、10:30~13:30という短い時間しか入れないので、一番で入浴受付を済ませた。


玄関から中に入ると、神棚がいくつもあり、いかにも秘湯の宿という趣である。


さて、肝心の「法師の湯」の写真は残念ながら撮影ご法度だ。混浴ということで、タオル•水着の着用は禁止である。緊張しながら中に入るが、大きな浴槽には、むくつけき男ばかりであった。男と女の入り口は別だが、中に入ると一緒になってしまう。これじゃ女性はまず入ってこないなあと思っていたが、しばらくすると勇気ある女性が一人入ってきた。まさに「じぇ!じぇ!じぇ!」だ。入浴中の男性陣は、みんな気もそぞろ状態となり、ちらちらと女性をチェック。こんな経験はめったにないことだ。とはいえ、いつまでも入っているわけにもいかない。のぼせる前にお湯から上がった。さて、我々の仲間の女性陣は、混浴風呂を敬遠し、女性専用の風呂に入っていた。

法師温泉 長寿館の詳細はこちらから
http://www.houshi-onsen.jp/

法師温泉から30分ほどで、平標山登山口に到着する。
これから、本来の目的の登山だ。
2013平標山・仙ノ倉山登山「登山1日目」に続く。