とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

福島第一原子力発電所の現場で働く人たちの状況は?

2011-04-06 23:33:09 | 呟き
このところ、テレビのトップニュースは福島第一発電所がらみのニュースばかりだ。
正直言って、この名前はもう聞きたくない。いったい何時まで続くのだろうか?
ひところは、原子炉冷却のための放水作戦が始まり炉心溶融の事態が避けられたというニュースにホッとした時期もあったが、
これで終わったわけではなく又新たな問題を引き起こしていた訳である。
大量に放水された海水は原子炉内の放射性物質の漏洩をもたらしさらに広範囲への放射性物質の拡散をもたらした。
これでまた、原子炉冷却の作業がなかなか進まない状態となり原子力発電所事故の収束はまだまだ先が見えない。

そんな状況下の中で、実際に最前線で対策に当っている現場作業員の状況がどうなっているのかがなかなか見えてこない。
テレビや新聞では、被災者の状況や原子力発電所の概観を超望遠で撮影しているだけで現地の生の情報は皆無だ。
全て原子力保安院や東電関係者、枝野官房長官が伝える情報しか見えない。
週刊誌等の記事によると最前線で事故処理にあたっている職員や自衛隊員、消防士たちの生活環境は劣悪な状態という。
寝る場所は、大広間で寝袋。風呂に入ることもほとんどできず、食事はビスケットやインスタント食品で一日二食しかなく
ほとんど寝る間もなく働きずめだという。
これらの人々が倒れてしまったら、一体誰が後をやってくれるのだろうか。
原子力発電所のことを熟知して責任と勇気をもって行動できる人は、そう多くないはずだ。
政府や東電は、これらの人々の活動を最大限バックアップして出来うる限り事故処理を迅速に進めなければならない。
そのためには、生活環境も改善していかなければ長期戦は戦えない。マスコミはその辺りもしっかり調査して報道してほしいものである。

そしてこんな時こそ、政治家たちは国家としての方針を明確に打ち出していかねばならないのに首相をはじめ、
実力者といわれる政治家たちの顔がまったく見えてこないのは何故だろうか。
われわれ有権者は、政治家たちが今どんな行動をとったかを見極めておく必要がありそうだ。