とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

IPアドレスが枯渇したとか

2011-02-08 21:26:32 | インターネット
今朝の新聞に、IPアドレス枯渇問題の記事が載っていた。IPアドレスとは、インターネットを使うにあたってのパソコンごとに割り当てられた住所のようなものだ。このIPアドレスの規格は1981年に導入されたIPv4という規格で全世界に割り当てられている。つまり、一つとして同じIPアドレスのパソコンやスマートフォンはないのである。

IPv4は、組み合わせが約43億個に限られており、IPアドレスを管理している国際管理団体ICANNは2月3日、現行のアドレスの最終在庫を世界の5地域管理団体に分配し、中央分の在庫がなくなったと発表した。これに伴って、日本が所属するアジア太平洋地域の在庫は5~8月に切れる見通しになったということだ。

アジア太平洋地域では、中国など新興国での利用者増が大きいことや、日本国内でもスマートフォンの普及でほとんど配ってしまったというのが枯渇が早まった要因でもあるようだ。しかし、枯渇したからといって急にインターネットができなくなるという心配はないという。

現在、新たな規格IPv6の利用が準備されている。IPv6は、組み合わせが「約43億個の4乗=約340澗個」となり、実質無限に近いIPアドレスが利用できるという。パソコンや各種機器は数年前からIPv6対応が始まっており、今後IPv4からIPv6に順次移行が行われていく予定というのでそれほど心配することはないようだ。

それにしても、30年で43億個のIPアドレスが使い尽くされてしまったというのは、すごいことである。インターネットの普及が爆発的に広がったということであろうか。日本においては、一人で3~4くらいのIPアドレスを持っている人がかなりいるはずである。私の場合でも、デスクトップ、ノートパソコン、スマートフォン、ipad、会社のパソコンを入れれば5つは持っている勘定だ。どこからでもインターネットに入っていく環境が構築されてきた現在、IPv6の普及は必要不可欠なものであろう。