◇バイク
バイクを走り出してすぐ、エアロバー先端に差しておいたフィンガーレスのグローブを装着
コースはVR(Zwift)で何度も走っているし前日のタクシー試走で大体は頭に入っている
IMはその8割はバイクにかかっている…と猛者にも言われていた
今までの練習、コーチからのアドバイスを思い出す
まずは、スイムで(実際はT1ダッシュかなσ(^◇^;))失った水分を補給
補給用のボトルをグビグビ
コーチのアドバイス通り、最初の20㎞弱(約1時間)はパワーを抑えて、楽に回すことだけを意識
しばらく走るとダタイ(Datai)の登り(モンキーゾーン)に入る
距離的にこのモンキーゾーンを登って降りる(登り切った所でUターン)あたりで30㎞あたりなので
この区間は”頑張らない”アップの時間と決めて何人抜かれようと気にせず走る
丁度、モンキーゾーン入り口に入る頃、Uターンして戻ってくる選手とすれ違う
強剛チームのHさんがかなり余裕を持っている感じで隣の方と談笑?しながら走るところですれ違う
彼がエイジの上位にいることは間違いないので、まずはHさんを目標に行こう…と思うが
ここですれ違うということは、20㎞弱は離れていることになるよね…という冷静な声には耳を貸さないように(^_^;…して淡々と
途中、KonaChallengeメンバーTさんとすれ違いエールを貰う
コーチからアドバイスを受けた坂の攻略法で淡々とペダルを回しUターン場所へ
そこからは下り基調
スコールが降ったら下りではスピードを出すことは出来ないから、せめて晴れている今のウチに…と、頑張らないペダリングなりにクルクル回す
日差しが徐々に強くなり背中の黒い部分(腰あたり)に熱がこもっている感じに
序盤から首筋、腕、頭と水をかける
ネックガード、ボレロ、サイクリングキャップと真夏の練習でもジャブジャブ水をかけて気化熱で冷やすということをやっていたので掛水を続けていれば暑さはそれほど気にならなかった
ダタイのモンキーコース終盤に最初のエイドを通過
すでにココまでに掛水用のボトルが1本空になっていたので水ボトルを貰って交換
ダタイのモンキーゾーン終えて、島の北東方面へ海沿いの道を進む
このあたりから巡航開始
コーチからパワー配分の表を貰っていたので、それを(プリントアウトしパウチしたものを)ハンドルバーに貼り付けていたので
チェックしながら決して踏みすぎないように…とにかく1周目は抑えて
…とサイコンに集中…と思ったら、サイコンが止まっている(;゜ロ゜)
何故に?!
そう言えば、モンキーゾーンでも何度かピッピッ言っていたよね…キミ
どういう訳かオートストップが頻繁に入っていたようだ
うぅぅん、スイムアップの時間もチェックしていなかったから、レース経過と距離が分からんぜよ…
幸い、距離表示の看板を時折見かけたので、そこで今のサイコンのズレを確認
この段階で5㎞ぐらいのズレ…ここでサイコンいじって修正したも良かったのだが
ダタイを抜けて島の北東部からぐるりと回って南東のクア(Kuah)に向かう途中までの道の荒さと
交通規制が殆どされていない道路は大型トラック、バス、車が同じ車線をどんどん割り込んで入ってくるので全く気が抜けない
とてもじゃないけどサイコンいじっている余裕無し
”まぁ、いいっか”
ここでもポジティブシンキング
距離は何となく分かるし、エイドの場所は全てメモってパワー配分表と一緒に書いてあるし、
コース上何度か先を行く選手とすれ違う場面もあるからそこで大方の順位が分かるだろう
スイムのトラブルに続きちょっとした心配事発生…普段の自分ならパニクって頭真っ白でネガティブ思考で一杯になる所だが、
どういう訳か”何とかなる”という変な自信と落ち着きだけはありました
50㎞過ぎあたりで猛者Yさんが颯爽と通り過ぎパスする際にエールを贈ってくれた
体調が心配されていたけど、全く問題無さそう!流石だ
…と感心している場合じゃ無い(^0^;)
ここで冷静に自分も今の位置と体感?経過タイムを考えると…このペースだと恐らく6時間20分くらいかかるなぁ…と
もともとバイクは5時間半を目標に設定パワーを決めていたのだが、やはりVRと実際のコースではかなりの乖離があるなぁ…
ここで少しだけ強度を上げて指定されたワットよりも”10W”だけアップ(登りを除く)
先ほどまで先で抜いて平地で抜かされていた外国勢をパス
そうこうしているウチに1周目の難所…クアの三段登りのヒルクライムと程なくやってくる10%越えのヒルクライムにやってきた
いやぁ…覚悟はしていたが1周目から効くね…既にバイクを降りて押して歩く人もチラホラ
坂の頂上は日本の国旗を掲げたご家族が応援
嬉しいね〜
「2周目もお願いします!」
と伝える
ヒルクライム2連チャンを終えて1ラップの終盤…サイコンはあてにならないが2時間以上は経過しているはず
ここまで全てのエイドで掛水ボトルをもらいかなりの水も飲んでいるのだが、まだ尿意がこない…
コーチには2時間と4時間経過したあたりで用を足す(排尿)ように言われいたのだが
恥ずかしながら、私まだバイク乗りながら…出来たコトがないんですよ
勿論、練習ではやっていませんですし、過去の大会でも
この一線だけは越えてはいけない…と死守(何を?)していたのですが、
今回は確実にクオリファイ獲得を目指す上で捨てるモノは捨てる!
…と決めていたので、初のライド用足し?!を試みる
80km過ぎの緩い下りで脚を止め、下腹部に力を入れ…
うぅぅぅぅ…出ない…
結局、この場面では上手くいかずそのまま2周目へ
2周目に入り補給にも気を配るが、補給用のボトル(粉飴大さじ6杯+アミノバイタル粉末×2)で充分間に合っている感じで
別に用意したジェルをそれほど必要としない(空腹感を感じない)感じ
それでもランでガス欠になるのが恐かったので、フレームに付けた弁当ボックスのジェル(8本:ノンカフェインジェル5本、カフェインジェル3本)をいくつか摂取
ゴミは全てウェストベルトに入れてエイド近くのゴミ捨てゾーンで捨てるようにしていた
結局、ジェルは後半にカフェインジェルを数本(2週間カフェイン断ちしたお陰で少しスッキリしたかな)数本残すのみだった
背中にポッケに入れておいたカフェインジェル(別の味)にはほとんど手を付けずだった
再び2周目のダタイのモンキーゾーンへ
このすれ違いでかなり知人(同エイジも)も居た…が気にしてもショウガナイ
強剛チームのHさんとすれ違ったのはダタイに自分が入る際に、既にUターン終えてダタイのコースから島北東部の道路へと行くところですれ違う
いやぁ〜離されちゃったなぁ…
と思ったが、
まあ、ランになってから考えよう
とあっさり切り替え
おそらく自分は全体の真ん中より少し遅いくらいかなぁ…と
2周目に入り島を海沿いに北東から南東へと向かう道は、1周目よりも車の数が増えたような気がする
何度か自分も前にトラックが入られて、路肩沿いを走らなくてはいけない場面がありヒヤヒヤした
ただでさえ道が悪いのに、路肩沿いは穴やひび割れが多い…運が悪ければ一発でパンクだ
それから、どこのエイドでも子どもたちが
「ボトル、ちょうだ〜い」
と手を出してくる(これも結構アブナイ)
事前のブリーフィングで、この子どもたちにボトルを渡すところをマーシャルに見られるとペナルティーを取られる(ゴミを捨てた行為と見なされる)と聞いていたので、
エイドとは関係無い所にいる子達は申し訳ないけど素通り
エイドのゴミ捨てゾーン近くに居る子どもたちには空になったボトルを上げるようにしていた
130㎞過ぎのエイドは水ボトルが少なくなってきたようで、2箇所貰えるはずの水ボトルが1箇所しか無かったため取り損ねる
予備の水ボトルがまだあるので平気だったが後で聞いたところ、後続のグループは既に90㎞過ぎのエイドから水ボトルが無くなっていたようだ
そう言えば、この日はあれほど警戒していたスコールは一度も無し
お陰で下りもスピードを出すことが出来たが熱中症で倒れた人も多かったようだ
自分は猛者Yさんから教えてもらった毎週末のサウナ練のお陰で暑さに関しては全く問題無し
むしろ日本の8月のダブルライド(二日間連続180㎞ライド)の時の方が暑かったくらいだ
150㎞過ぎて再びクアの街に入る
ここまでパワー配分表よりも少し高い値で順調に回せている
ここの坂さえクリアすればほぼバイクは終わったようなものだ
…が、そんなに甘く無い
二度目の坂はまるで別人のよう
こんなに辛かったっけ?!
…と思うくらい脚が重く回らない
ノロノロと坂を登る
周りの選手は早々にバイクを押して歩いている
ひょっとしたら、押して歩いた方が早いのでは…と
一瞬思ったが、すぐ横でバイクを押す選手をパスしたので
どんなにのろくてもサドルの上の方が有利!
とインナーローの乙女ギアで何とか回し頂上へ
ヤバイ…完全に脚が売り切れた
…感じがした
でもこの感じ、IM Japan(洞爺湖)でも一度経験している
”脚を回していれば回復する”誰かが言っていたっけ
下りに入ってスカスカの脚でペダルを回していると
不思議なコトに少しずつ力が戻ってくる感じがした
それと同時に
”まだイケる”
と力も沸いてくる感じ…いや、実際にワットも上がってきている
160㎞過ぎ、最後のエイドで水とアイソトニック飲料を貰う
このアイソトニック飲料が炭酸水でしかもキンキンに冷えている
もっと前から貰っておけば良かったなぁ…と思うくらい
グビグビ飲むとさらに元気に!
お〜まだまだイケるぞ〜
と実際にケイデンス、ワット共に上がっていき巡航速度も上がってきた
サイコンのメーターでは残り30㎞以上あるが(^_^;
実際は残り20㎞切っているはず
俄然やる気が出てきた
ココで最後の用足しトライ!
下り坂を利用して用を足そうとするも…うぅぅぅんイマイチ勢い?足りない
バイクでの用足しは二度チャレンジするも成功せず
まあ、どうしても我慢出来なくなったらランの時でもいっか!
とまたもやポジティブシンキング
そんな二度のトライが未遂に終わった頃
1Lap目に羨ましそうに眺めた看板”2周目はコッチ、トラジションへ”の方へが現れた
残り恐らく10㎞弱
…がココからは試走をしてない場所
慣れない道は長く感じるねぇ…(^_^;
そこに原チャリに3人乗りしたどう見ても中学生ぐらいにしか見えないお子様達が後ろにピッタリと付いてきた
「もっと速く!」
エールを送ってくれたのか、ありがとね…
ナンテ思っていたら、突然、ガッとサドルに衝撃が…(;゜ロ゜)
サドル後ろにつけたボトルケージからボトルを抜き取ろうとしたようで危なく落車しそうになる
「オイ!」
と、怒鳴った所すぐに姿が消えていった
ふぅ…何故にそこまでボトルを欲しがるんだ?
ここで落車したら元も子もない
慎重に…でもペース配分はギリギリ出せる範囲で
公園の中のような細い道を通り、T2へと抜けるT字の大通りに向かうあたりで…
どういう訳がボランティアがいない(;゜ロ゜)
右?左?どっちだ…確かに事前のコース紹介ビデオでは右だったような…
と思いながらT字のどん付きに近づくと
あったあった小さい看板
右だ
…とその近くの椅子で座っているボランティアらしい方…
お〜いσ(^◇^;)
暑い中大変だと思うけど、どっちか教えてくれよ〜
大きな橋を渡り終えたあたりでまたもや十字路
そして…今度はボランティアも居なければ看板も無し
おいお〜い!
そのまま直進するも前の選手も見えない
流石にヤバイと思い減速し先ほどの十字路まで戻ろうか
…と思ったら、後ろから来た選手も同じ道を走ってきている
根拠は無いが大丈夫だ!…と思いそのまま1㎞ほど進むと…
見えてきましたT2のMIEC(Mahsuri Merchandise Exhibition Centre)!
ここ数年全くやってこなかったバイク乗りながらのシューズ脱ぎで
降車ポイントギリギリまで乗り横乗り状態…からバイクを降りて近くのボランティアへバイクを渡す
へ〜上手くいくもんだ
…と我ながら他人事のように?!感心 冷房の効いた巨大な会場へダッシュ
ランギアを受け取りチェンジングテントへ
”ゆっくり速く”
確かそんな言葉を何かの小説で読んだような
メットからランキャップへ
バイクからランのアイウェアへ
ラン用のジェルと塩タブを背中にポッケに押し込み
予め用意しておいた指先部分にたっぷりワセリンを付けておいたキッチングローブをビニール袋から取り出す
マメ防止のために足の指やつけ根にワセリンを擦り込む
手にはこの日のためにYOMEが作ってくれた氷袋巾着のヒモを通す
靴下を履きランシュー履きランギアバックを近くのボランティアに預け
走り出す
一瞬、横目に簡易トイレがチラッと…結局、バイクでは一度も用足しが出来なかった
どうする…と思ったがそれほど尿意も感じなかったのでそのままラン計測ゲートへ
思ったより脚が動く
イイ感じだ!
Bike 6:01:14(29位)
T2 3:54 ※3:11
バイクを走り出してすぐ、エアロバー先端に差しておいたフィンガーレスのグローブを装着
コースはVR(Zwift)で何度も走っているし前日のタクシー試走で大体は頭に入っている
IMはその8割はバイクにかかっている…と猛者にも言われていた
今までの練習、コーチからのアドバイスを思い出す
まずは、スイムで(実際はT1ダッシュかなσ(^◇^;))失った水分を補給
補給用のボトルをグビグビ
コーチのアドバイス通り、最初の20㎞弱(約1時間)はパワーを抑えて、楽に回すことだけを意識
しばらく走るとダタイ(Datai)の登り(モンキーゾーン)に入る
距離的にこのモンキーゾーンを登って降りる(登り切った所でUターン)あたりで30㎞あたりなので
この区間は”頑張らない”アップの時間と決めて何人抜かれようと気にせず走る
丁度、モンキーゾーン入り口に入る頃、Uターンして戻ってくる選手とすれ違う
強剛チームのHさんがかなり余裕を持っている感じで隣の方と談笑?しながら走るところですれ違う
彼がエイジの上位にいることは間違いないので、まずはHさんを目標に行こう…と思うが
ここですれ違うということは、20㎞弱は離れていることになるよね…という冷静な声には耳を貸さないように(^_^;…して淡々と
途中、KonaChallengeメンバーTさんとすれ違いエールを貰う
コーチからアドバイスを受けた坂の攻略法で淡々とペダルを回しUターン場所へ
そこからは下り基調
スコールが降ったら下りではスピードを出すことは出来ないから、せめて晴れている今のウチに…と、頑張らないペダリングなりにクルクル回す
日差しが徐々に強くなり背中の黒い部分(腰あたり)に熱がこもっている感じに
序盤から首筋、腕、頭と水をかける
ネックガード、ボレロ、サイクリングキャップと真夏の練習でもジャブジャブ水をかけて気化熱で冷やすということをやっていたので掛水を続けていれば暑さはそれほど気にならなかった
ダタイのモンキーコース終盤に最初のエイドを通過
すでにココまでに掛水用のボトルが1本空になっていたので水ボトルを貰って交換
ダタイのモンキーゾーン終えて、島の北東方面へ海沿いの道を進む
このあたりから巡航開始
コーチからパワー配分の表を貰っていたので、それを(プリントアウトしパウチしたものを)ハンドルバーに貼り付けていたので
チェックしながら決して踏みすぎないように…とにかく1周目は抑えて
…とサイコンに集中…と思ったら、サイコンが止まっている(;゜ロ゜)
何故に?!
そう言えば、モンキーゾーンでも何度かピッピッ言っていたよね…キミ
どういう訳かオートストップが頻繁に入っていたようだ
うぅぅん、スイムアップの時間もチェックしていなかったから、レース経過と距離が分からんぜよ…
幸い、距離表示の看板を時折見かけたので、そこで今のサイコンのズレを確認
この段階で5㎞ぐらいのズレ…ここでサイコンいじって修正したも良かったのだが
ダタイを抜けて島の北東部からぐるりと回って南東のクア(Kuah)に向かう途中までの道の荒さと
交通規制が殆どされていない道路は大型トラック、バス、車が同じ車線をどんどん割り込んで入ってくるので全く気が抜けない
とてもじゃないけどサイコンいじっている余裕無し
”まぁ、いいっか”
ここでもポジティブシンキング
距離は何となく分かるし、エイドの場所は全てメモってパワー配分表と一緒に書いてあるし、
コース上何度か先を行く選手とすれ違う場面もあるからそこで大方の順位が分かるだろう
スイムのトラブルに続きちょっとした心配事発生…普段の自分ならパニクって頭真っ白でネガティブ思考で一杯になる所だが、
どういう訳か”何とかなる”という変な自信と落ち着きだけはありました
50㎞過ぎあたりで猛者Yさんが颯爽と通り過ぎパスする際にエールを贈ってくれた
体調が心配されていたけど、全く問題無さそう!流石だ
…と感心している場合じゃ無い(^0^;)
ここで冷静に自分も今の位置と体感?経過タイムを考えると…このペースだと恐らく6時間20分くらいかかるなぁ…と
もともとバイクは5時間半を目標に設定パワーを決めていたのだが、やはりVRと実際のコースではかなりの乖離があるなぁ…
ここで少しだけ強度を上げて指定されたワットよりも”10W”だけアップ(登りを除く)
先ほどまで先で抜いて平地で抜かされていた外国勢をパス
そうこうしているウチに1周目の難所…クアの三段登りのヒルクライムと程なくやってくる10%越えのヒルクライムにやってきた
いやぁ…覚悟はしていたが1周目から効くね…既にバイクを降りて押して歩く人もチラホラ
坂の頂上は日本の国旗を掲げたご家族が応援
嬉しいね〜
「2周目もお願いします!」
と伝える
ヒルクライム2連チャンを終えて1ラップの終盤…サイコンはあてにならないが2時間以上は経過しているはず
ここまで全てのエイドで掛水ボトルをもらいかなりの水も飲んでいるのだが、まだ尿意がこない…
コーチには2時間と4時間経過したあたりで用を足す(排尿)ように言われいたのだが
恥ずかしながら、私まだバイク乗りながら…出来たコトがないんですよ
勿論、練習ではやっていませんですし、過去の大会でも
この一線だけは越えてはいけない…と死守(何を?)していたのですが、
今回は確実にクオリファイ獲得を目指す上で捨てるモノは捨てる!
…と決めていたので、初のライド用足し?!を試みる
80km過ぎの緩い下りで脚を止め、下腹部に力を入れ…
うぅぅぅぅ…出ない…
結局、この場面では上手くいかずそのまま2周目へ
2周目に入り補給にも気を配るが、補給用のボトル(粉飴大さじ6杯+アミノバイタル粉末×2)で充分間に合っている感じで
別に用意したジェルをそれほど必要としない(空腹感を感じない)感じ
それでもランでガス欠になるのが恐かったので、フレームに付けた弁当ボックスのジェル(8本:ノンカフェインジェル5本、カフェインジェル3本)をいくつか摂取
ゴミは全てウェストベルトに入れてエイド近くのゴミ捨てゾーンで捨てるようにしていた
結局、ジェルは後半にカフェインジェルを数本(2週間カフェイン断ちしたお陰で少しスッキリしたかな)数本残すのみだった
背中にポッケに入れておいたカフェインジェル(別の味)にはほとんど手を付けずだった
再び2周目のダタイのモンキーゾーンへ
このすれ違いでかなり知人(同エイジも)も居た…が気にしてもショウガナイ
強剛チームのHさんとすれ違ったのはダタイに自分が入る際に、既にUターン終えてダタイのコースから島北東部の道路へと行くところですれ違う
いやぁ〜離されちゃったなぁ…
と思ったが、
まあ、ランになってから考えよう
とあっさり切り替え
おそらく自分は全体の真ん中より少し遅いくらいかなぁ…と
2周目に入り島を海沿いに北東から南東へと向かう道は、1周目よりも車の数が増えたような気がする
何度か自分も前にトラックが入られて、路肩沿いを走らなくてはいけない場面がありヒヤヒヤした
ただでさえ道が悪いのに、路肩沿いは穴やひび割れが多い…運が悪ければ一発でパンクだ
それから、どこのエイドでも子どもたちが
「ボトル、ちょうだ〜い」
と手を出してくる(これも結構アブナイ)
事前のブリーフィングで、この子どもたちにボトルを渡すところをマーシャルに見られるとペナルティーを取られる(ゴミを捨てた行為と見なされる)と聞いていたので、
エイドとは関係無い所にいる子達は申し訳ないけど素通り
エイドのゴミ捨てゾーン近くに居る子どもたちには空になったボトルを上げるようにしていた
130㎞過ぎのエイドは水ボトルが少なくなってきたようで、2箇所貰えるはずの水ボトルが1箇所しか無かったため取り損ねる
予備の水ボトルがまだあるので平気だったが後で聞いたところ、後続のグループは既に90㎞過ぎのエイドから水ボトルが無くなっていたようだ
そう言えば、この日はあれほど警戒していたスコールは一度も無し
お陰で下りもスピードを出すことが出来たが熱中症で倒れた人も多かったようだ
自分は猛者Yさんから教えてもらった毎週末のサウナ練のお陰で暑さに関しては全く問題無し
むしろ日本の8月のダブルライド(二日間連続180㎞ライド)の時の方が暑かったくらいだ
150㎞過ぎて再びクアの街に入る
ここまでパワー配分表よりも少し高い値で順調に回せている
ここの坂さえクリアすればほぼバイクは終わったようなものだ
…が、そんなに甘く無い
二度目の坂はまるで別人のよう
こんなに辛かったっけ?!
…と思うくらい脚が重く回らない
ノロノロと坂を登る
周りの選手は早々にバイクを押して歩いている
ひょっとしたら、押して歩いた方が早いのでは…と
一瞬思ったが、すぐ横でバイクを押す選手をパスしたので
どんなにのろくてもサドルの上の方が有利!
とインナーローの乙女ギアで何とか回し頂上へ
ヤバイ…完全に脚が売り切れた
…感じがした
でもこの感じ、IM Japan(洞爺湖)でも一度経験している
”脚を回していれば回復する”誰かが言っていたっけ
下りに入ってスカスカの脚でペダルを回していると
不思議なコトに少しずつ力が戻ってくる感じがした
それと同時に
”まだイケる”
と力も沸いてくる感じ…いや、実際にワットも上がってきている
160㎞過ぎ、最後のエイドで水とアイソトニック飲料を貰う
このアイソトニック飲料が炭酸水でしかもキンキンに冷えている
もっと前から貰っておけば良かったなぁ…と思うくらい
グビグビ飲むとさらに元気に!
お〜まだまだイケるぞ〜
と実際にケイデンス、ワット共に上がっていき巡航速度も上がってきた
サイコンのメーターでは残り30㎞以上あるが(^_^;
実際は残り20㎞切っているはず
俄然やる気が出てきた
ココで最後の用足しトライ!
下り坂を利用して用を足そうとするも…うぅぅぅんイマイチ勢い?足りない
バイクでの用足しは二度チャレンジするも成功せず
まあ、どうしても我慢出来なくなったらランの時でもいっか!
とまたもやポジティブシンキング
そんな二度のトライが未遂に終わった頃
1Lap目に羨ましそうに眺めた看板”2周目はコッチ、トラジションへ”の方へが現れた
残り恐らく10㎞弱
…がココからは試走をしてない場所
慣れない道は長く感じるねぇ…(^_^;
そこに原チャリに3人乗りしたどう見ても中学生ぐらいにしか見えないお子様達が後ろにピッタリと付いてきた
「もっと速く!」
エールを送ってくれたのか、ありがとね…
ナンテ思っていたら、突然、ガッとサドルに衝撃が…(;゜ロ゜)
サドル後ろにつけたボトルケージからボトルを抜き取ろうとしたようで危なく落車しそうになる
「オイ!」
と、怒鳴った所すぐに姿が消えていった
ふぅ…何故にそこまでボトルを欲しがるんだ?
ここで落車したら元も子もない
慎重に…でもペース配分はギリギリ出せる範囲で
公園の中のような細い道を通り、T2へと抜けるT字の大通りに向かうあたりで…
どういう訳がボランティアがいない(;゜ロ゜)
右?左?どっちだ…確かに事前のコース紹介ビデオでは右だったような…
と思いながらT字のどん付きに近づくと
あったあった小さい看板
右だ
…とその近くの椅子で座っているボランティアらしい方…
お〜いσ(^◇^;)
暑い中大変だと思うけど、どっちか教えてくれよ〜
大きな橋を渡り終えたあたりでまたもや十字路
そして…今度はボランティアも居なければ看板も無し
おいお〜い!
そのまま直進するも前の選手も見えない
流石にヤバイと思い減速し先ほどの十字路まで戻ろうか
…と思ったら、後ろから来た選手も同じ道を走ってきている
根拠は無いが大丈夫だ!…と思いそのまま1㎞ほど進むと…
見えてきましたT2のMIEC(Mahsuri Merchandise Exhibition Centre)!
ここ数年全くやってこなかったバイク乗りながらのシューズ脱ぎで
降車ポイントギリギリまで乗り横乗り状態…からバイクを降りて近くのボランティアへバイクを渡す
へ〜上手くいくもんだ
…と我ながら他人事のように?!感心 冷房の効いた巨大な会場へダッシュ
ランギアを受け取りチェンジングテントへ
”ゆっくり速く”
確かそんな言葉を何かの小説で読んだような
メットからランキャップへ
バイクからランのアイウェアへ
ラン用のジェルと塩タブを背中にポッケに押し込み
予め用意しておいた指先部分にたっぷりワセリンを付けておいたキッチングローブをビニール袋から取り出す
マメ防止のために足の指やつけ根にワセリンを擦り込む
手にはこの日のためにYOMEが作ってくれた氷袋巾着のヒモを通す
靴下を履きランシュー履きランギアバックを近くのボランティアに預け
走り出す
一瞬、横目に簡易トイレがチラッと…結局、バイクでは一度も用足しが出来なかった
どうする…と思ったがそれほど尿意も感じなかったのでそのままラン計測ゲートへ
思ったより脚が動く
イイ感じだ!
Bike 6:01:14(29位)
T2 3:54 ※3:11
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