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『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

秋満る

2017-11-15 07:27:00 | 風景
昨日は
受け持っているJCの
ケース・カンファレンスが
7時近くまでかかり、
家に着いたのが
9時前であった。

家に帰ってからも
気がかりな点があって
調べ物をしていたら
11時近くになり、
ついウトウトして
手にしていた本を
落っことしてしまった。

被虐待児は
苛烈な環境因子によって
生物的発達障害様の
状態を見ることがある…
という事例報告に
ハッとして、その鑑別を
怠っていたことに思い当った。

ドクターの処方した薬を見ると、
どうも、ドクターも
感づいていないような気がした。



城跡公園入口の楓が
燃えるように
色付いていた。

これが落ちると
いよいよ初冬の到来である。




街に出ると
民報ビル前のロータリーの
街路樹もきれいに
色付いていた。

次男が
自分の名前の由来を
入社時のオリエンテーションで
問われたらしく、訊いてきたので、
鑑順(あきみつ)の音(おん)に
「秋美(あきみ)」と
「秋満つ(あきみつ)」という語感を
忍ばせてあると教えてやった。

「鑑」は『赤ちゃん名づけ辞典』で
最後にあった、最も画数の多い
二十三画のものを選んだ。

それは敬愛する
歌人・鑑太郎先生にも
通ずるものである。

「順」はカミさんの
亡父の名前から一字頂戴した。

この子は京都生まれで、
区役所に届けた時、
戸籍係のオバハンが
「なんて、読まはるんですか?」
と当惑していたので、
プロをも惑わしたと
いささか得意気になった。




接骨院のM先生んとこの
パイナップルが
それらしいベビー姿になってきた。

毎日、ブログに
リアルタイムで
アップされているので、
ついついその成長を
気になって見てしまう。

大きく肥育したら
味見してみたいなぁ…と、
メールをしたら、
「美味いもんはコッソリ喰っちまう」
と返ってきて、
「なんだべ。ケジクソだごど」
って、つい福島弁が
口から漏れた(笑)。





川俣路

2017-11-14 05:04:00 | 風景
K中への出勤路で、
途中、阿武隈川の両岸が
紅葉して、山水の美が
映えるポイントが一箇所ある。

路上に10秒ほど停車して、
瞬間撮りしてみたが、
やはり出来は
イマイチだった。



実際目には、
もっと奥行きがあって、
美しく見える。

この少し上流に
信夫発電所がある。





K中のグランドの前庭に
赤々と燃えるような楓が
目を引いた。

黄色から赤への
グラデーションも見事である。

まさに、
「錦織りなす紅葉」
といった形容が相応しい。




生物教員時代には、
細胞内に液胞が生じて、
キサントフィルや
カロチンという色素が溜まるので
紅葉・黄葉になるんだ、
と生徒に教えたことがある。

科学の目と
風流の目と
両方を大事に
失いたくないものである。



半年前

2017-11-13 06:58:00 | ギター
来年5月の
第5回『復興支援リサイタル』まで
あと半年となった。

そろそろ、
シーズン開始である。



車には、
常にウクレレと
2曲分の楽譜をおいてあり、
信号待ちのたびに
30秒でもサッと練習している。

学校でも
隙間時間を見つけては
できるだけプログラムの
練習をしている。

来月には
パンフやプログラムの
印刷に入る。




今週の木曜日には
また婆さんを
脳神経外科に連れていく。

二度目の
MRI検査である。

ドクターは
既に起こってしまった
梗塞部分はどうにもならない
と言っていたので、
何のための検査か
意義がよく理解できないが、
経過観察の一貫なのだろうか。

牛歩のようにノロいので、
また、広い院内を
車椅子に乗せて
あっち行ったり
こっち行ったり、
勝手に立とうとするのを
叱ったり、検査で着脱させたり、
…と、覚悟している。

頭ん中で、
「老老介護。ローローかいご」
という言葉が
幾度も去来する。




還暦コスプレが、なんだか、
『にっぽん昔ばなし』に出てくる
ワル爺様っぽい(笑)。



赤・赤・赤!!!

2017-11-12 08:50:00 | 風景
80過ぎの叔父叔母たちが
「還暦祝い」をやってやる
と小宴を開いてくだすった。

実際は来月の6日が
誕生日だが、
5月のリサイタルも
還暦イヤーとして
赤いドレスシャツで
装った。



お決まりの
烏帽子とチャンチャンコを
着せられて、
笑いの種にされたが、
ま、通過儀礼の一つと思って
道化の気分を味わった。

馴染みの鮨店だったので、
店員さんや職人さんたちからも
「おめでとうございます」
と寿いで頂いた。

カミさんも
今年、定年だったので
退職祝いも兼ねてだった。

こんな時でもなきゃ
赤い服は着れないので、
赤シャツに赤ネクタイ、
赤ベストに赤い腕時計と、
とことん赤尽くしに
してみた。

中国では、「赤」は
オメデタイ色なのだそうだ。

たしかに、
「紅白饅頭」も
おめでたい。




赤いキンメダイの
尾頭付きが振舞われ、
なんだかこれも
オメデタイ味だった。





夜の街に出たら、
無線鉄塔までが
赤々とライトアップされて、
「ほんに今宵は
 赤尽くしやなぁ…」
と思った。




ドキリ!

2017-11-11 07:01:00 | 風景
昨日は、
職場にカミさんから
電話が入り
ドキリとした。

婆さんが
また倒れたのか、
と思って電話口に出たら、
案の定、救急搬送されたという。

前日に、
脳梗塞が見つかっての
翌日だったので、
ホームでフラリとした時に、
血圧を測ったら55しかなくって
それでスタッフが
慌てたらしい。

搬送先には
カミさんも駆けつけ、
どうやら、諸検査では
どうもなかった
という再連絡を受けて
安堵した。

脳溢血と脳梗塞という
どちらも血管の老化によって
起こるものを抱えて、
これからもいつ
どうなることやら…
覚悟しておいた方が
よさそうである。




棚倉路にある
八幡神社前に停車して
鳥居や苔むした石段を
撮ってきた。

高い木立に囲まれて
鬱蒼としており、
朝でもいささか
気味のわるい感じでもあった。





真っ直ぐ
天に向かって伸びる
杉木立は
何処となく潔い。





石佛を見ると、
どうしてもホットな
座間事件を思い、
福島市の女子高生の霊に
手を合わせたくなった。

JCやJKで
家出して
「死にたい」
と口にする子は
何人も見てきた。

ただ、
これまでは、
今ほどには
スマホやSNS環境がなかったので
幸いしていたが、
座間事件では、その恐さを
知らしめられた。

15~29才の
死亡率のトップが
自殺である。

かつては
10年以上も年間3万人を
越していた自殺者だが、
近年では2.2万人ほどになった。

それでも、
けっこうな数である。

これは既遂者数で、
未遂者はさらに
この5倍位はいるだろう。

自殺念慮者
(希死念慮者)は
さらに多く10倍以上はいよう。

かく言う自分も、
「うつ持ち」で、
落ちた時には希死念慮が
頭を過ぎる。

今回の事件では、
身近な人にSOSの声をあげられず、
見ず知らずの他人に
「死にたい」という気持ちを
吐露したことが致命的失敗となった
人たちが大勢いた。

匿名ゆえの言い易さと
匿名ゆえの応え易さが
ツイッターにはあるのだろう。

しかし、
フィッシングという
狡猾な詐欺手法で
まんまと騙されて
命を奪われた。

被害者のいずれもが
本当に死にたくて
「首吊り士」に
直接コンタクトしたのかは
疑問である。

結果として、
「殺される」という形で
被害者たちは希死念慮を
成就させた、
と言えるのだろうか。

霊媒師にでも
仲介してもらって
被害者の今の霊界での
気持ちを聞いてみたい処である。

さるスピリチュアル関連書で、
ヒットラーは
自らのやるべきことをやっただけである、
というのを読んだことがある。

さらに、さる宗教書では、
ガス室で殺された子どもたちは
ヒットラーのことを許すことが
もっとも神の愛を体現することである、
とも読んだことがある。

先師の宣うた
「在るものみな美しく
 起こることみな良し」
という箴言が、
はたしてこの陰惨な事件に
当て嵌められるだろうか、
魂理学的な解釈に
悩む処である。