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『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

春待人

2017-03-11 08:30:00 | 趣味
花粉症が
巷では今ピークだという。

クラリチンを
飲み始めて2週間目だが、
残りあと一錠になったので
クリニックに月曜受診の
予約を入れた。

酷い日は
微熱を発しているのか
全身がだるくて、
風邪が抜けていないような
気だるさと鈍痛があり、
ついついイブプロフェン鎮痛剤を
服用してしまっている。

ここ数年、
春先は三寒四温とも合わさって
体調の優れない日を過ごしている。

そんな中で
気をしっかり保ち、
リサイタルの準備と練習の
モチベーションを持ち続けるのは
容易なことではない。

でも、今日、
6年目の3.11を迎えて、
生き残ったサバイバーズとして、
自分に出来るせめてもの事に
心技体を捧げるつもりである。






玄関の室礼を
「雛祭り」飾りから
あらためた。

短冊には
自筆の「春待人」。

この書体は
ナントカとか言ったが
忘れてもうた。

玄関先は寒いせいか、
ひと月前のレクコンで頂いた
花籠がまだすこしも萎えずに
生気を保っている。

宗全籠という
底が長四角で丸口の
茶道具に活け替えてみた。

朱袱紗に
むかし、京都散策で求めた
作家物の香合をあわせてみた。





きのうの宵口、
なんだかドーンドーンと
花火のような音が野外に響くので
玄関を出てみたら、
太平寺方面に
花火が上がっていた。

何のイヴェントかは
定かではないが、
まだ肌寒い早春の花火は
不思議な趣きがあった。







これまで、
機会あるごとに
デジタル・レコーディングしてきた
ギター音源を昨晩は
寝床で一挙に聞き返してみた。

なかにはミスタッチの
傷はあるものの
「自分好み」の演奏がいくつかあって、
それらの傷物を集めて
一枚のCDを製作しようかと
思いついた。

人真似でなく、
この曲はこんな風に弾きたいと
思って演奏しているのであるから、
「自分好み」になるのも
あたりまえのハナシではある。

それらの曲には、
テクニックを磨くために
超絶技巧曲に挑戦していたものもあり、
今は、こんなエネルギッシュには
弾けないな、と数年前の
若々しさを羨ましく思った。



グリーフワーク

2017-03-10 07:53:00 | 仕事
カウンセリング室の一角に
お地蔵さんのフォトが飾ってあり、
生徒や親が亡くなられた時には、
そこへ御供養の
御献茶をさせて頂いている。



昨日も、
カウンセリングに来られたことのある
お母さんが亡くなられたので、
その娘である生徒と共に
御献茶と御祈念を
させて頂いた。

それから二時間、
彼女と哀しみを共にし
一緒に涙しながら
お母さんを偲んだ。





奇しくも、
明日は3.11だが、
昨年の『東日本大震災五年慰霊祭』で
講演させて頂いた話を
彼女にもして聞かせた。

「憂い」という字に
「人偏」を付けると、
「優しい」となる。

憂い、哀しみを多く体験した人ほど、
他人の苦しみ、悩みを共感できる
「優しい」人間になれるのだ。

そして、そういう人を
「優れた」人という。

憂い、哀しみは
「こころの負荷」であるには
違いないが、その「荷を負う」ことで、
人に「こころの筋肉」を付けてくれる。

苦しみ、哀しみに負けない
「耐性」「強さ」を
もたらしてくれるのだ。

宇宙・自然界は
「+と-」による「電場」や
「NとS」による「磁場」のような
二極性により「一つの現象」を為すものが
遍満している。

とすれば、
「一つの出来事」にも
「悪い事」だけということは
ある筈もなく、
それには必ずや
「良い事」も
対で存在している筈なのである。

それを格言化したものが
「二つワルイことはない」
というのが3.11で得た
経験則である。

その渦中は辛い。
しかし、
もう一つの「良い事」を
信じて生きていくことが
絶望しないコツなのだ。






昨日は、
これまた奇しくも、
朝から放課後まできた
JC5人とも美術部の子たちで、
中にはヤンチャな子が
ひどい似顔絵まで描いてくれた。

その子の似顔絵も描いてやったら
不満も言わずに笑っていた。

相互描画法という
描画療法の一環にも
なっているのだろう。




すべき事をす

2017-03-09 05:56:00 | 仕事
まだ配置変えショックが
トラウマチックに続いてはいるが、
それはそれとして、
高畑からギターレッスンに
通って来られるKさんが
『アルハンブラ』がずいぶん
上達されて嬉しく思った。

2時間のレッスンで
汗もかき、
こちらもずいぶんと
元気を頂いた気がした。

やはり音楽の力って
偉大やなぁ…と、
思わずにいられなかった。



楽器好きのKさんが
アフリカの「ゲンブリ」という
珍しい弦楽器を
民族用品店で購入したというので、
次回のレッスン時に
持ってきてもらうよう
お願いした。

ユーチュープで
現物を見て聞いてみたら、
プオン、ブオンと
原始的な音のするものであった。





リサイタルでの
ロビー頒布会用のCD製作も
着々と進んでいる。

ケースが底をついたので、
アマゾンで100枚(2.013円)を
追加注文した。

春休みに入ったら、
あと100枚ほど
焼こうと思っている。
















気落ち・・・

2017-03-08 11:03:00 | アート
昨日は最期のK中の
勤務日だった。

自分的な儀式として
初日と最終日には
ダブルのスーツに
キリリとタイを〆て
学校長に挨拶をしている。

勤務中、
携帯に教育委員会から
電話が来て、
4月から配置されていた
新しいG高の勤務を
なしにしてくれ、と告げられ
驚きと共に落胆した。

今年度の5校勤務から
ガラガラポンの配置変えで
3校に減じただけでも
かなりガッカリしたが、
新しい高校に行けるのだけが
せめてものフレッシュ感か…と、
気慰めに思っていた。

そこに、突然の
追い討ちのような通告だったので、
近年にないほどに落胆を
強いられた。

K中は無事、大過なく
2年間の勤務を終えて
離任できたが、
新年度の行き先を一度に
3校も削られると、
対象喪失感がハンパない。

それは、もちろん
収入減にも繋がるし、
なにより、
もうお前は要らなくなったんだよ…と、
社会から「ロートル通告」を
為されたような寂しさと
哀しみを感じずにいられない。

たしかに、
還暦なのだから、
きちんと壮年期を
死に切らなくてならないのだろう。

介護ホームで
酔生夢死のような
日々を送っている老母を見るに
「老い」と「認知症」の哀れを
感じずにはいられないが、
自分もまた「老い」のとば口に佇み、
社会から「無用の者」の
証書を渡されたようで、
それを、なかなか「ありがたく」頂戴できるような
達観に至っていないのが
口惜しく慙愧の念に耐えない。



そんなんで、
昨日は呆然としながら
帰って来たが、
「踏んだり蹴ったり」とか
「泣きっ面に鉢」という
悪い事が重なるという
経験則もあるので、
事故らないように慎重に
運転してきた。

ハンドルの黄色いテーピングは
眠気防止と、無茶をしない、
という自分を戒めるための
目印である。

なんとか、
楽観的にならねばと思い、
「二つ悪い事さてないものよ」
と、座右の銘を
呪文のように唱え、
「神慮は深遠にして人の想いぞ及ばざる」
というみ教えを思い出し、
これには後で解る意味があるんだ、
と自分に言い聞かせた。

還暦なので、
新たな「再生」のために
「産湯」に浸かって
も少しノンビリして
「ぼちぼちいこか」という
セルフ・アレンジメントなのかもしれない、
と深層心理学的にも解釈してみた。

宗教的には、
まだまだ「お詫び」と「お礼」が
足りていないのかもしれない。





前を走るダンプのお尻が
ウエハース模様で魅力的だったので、
画像処理でモダンアート風な
作品にしてみた。

まだ、こんな
こころの余裕があるのに
驚いた。

どんな時でも、
「美」を見出すこころを
忘れないようにしたい。

この哀しみのこころは、
明日、母を亡くしたばかりで
哀しみのどん底にある
女の子のこころに
きっと寄り添えるだろう。

デルフォイの神託にある
「病んだものが、また癒す」
というのは
clinician(臨床家)にとっては
大事なことである。

作品名は
『SABI』
とでもしておこう。

「侘び寂び」と「錆」が
いい具合に掛っている。

人生にも山葵が
ヒリリと効いているのが
スパイスになっているのかもしれない。




今日はオフ日で、
10時まで寝過ごしていた。

対象喪失と落胆・気落ちで
「うつ」になるのを
危惧している。

午後からは、
ギター・レッスンがある。

ギタリストとして
音楽家として
自分をアイデンティファイして
「美しいもの」「佳きもの」を
わかりやすく、たのしく、
伝えていきたい。





腹具合・パラグアイ?

2017-03-07 07:55:00 | 健康
昨日の夕方から
背中が痛くなり、
また、お腹の調子も
張って苦しい感じがする。

ついこないだ
同じような一連の症状から
脱したばかりなのに
また振り出しに戻ったようで
いささかガッカリしている。

それでも、
本格的なインフルで
寝込んでいる人が
周囲に多くいるので、
まだ仕事に行けるだけ
マシな具合かもしれない。



5時間おきごとに
市販の整腸剤と
処方薬のナウゼリン
(胃腸機能改善薬)とで
自家治療をしている。

お腹の膨満感と
背中に響いて
痛むのが「病み」である。




昨日で
20回カウンセリングして
ターミネーション(終了)だった
3年生の女の子が
落書きで肖像を描いてくれた。

Conduct disorder(素行障害)で
児相・生安にも世話になって
いろんな問題を起こした子だが、
音楽の指導をして指揮者賞を取ったり、
全国作文コンクールに入賞したり…と、
才能豊かな子でもあったので、
高校に行っても治療をつづけ
才能を伸ばしていって欲しいものである。





愛用のレコルト(ボールペン)の
替え芯がなかったので、
別な景品の芯を切って
ホルダーに収めた。

けっこう
未使用の景品ボールペンが
沢山あるので、
しばらくはこの手で
代用しようかと思っている。