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『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

アルツッた・・・(T・T)

2016-07-06 08:06:00 | 風景
昨日は一日中
20℃を下回る肌寒さで、
シャツ姿で出勤したが、
車内で少しばかり
暖房を入れるようであった。

街では
サマースーツを着ていた
老紳士もいたので、
今日はサマージャケットを羽織って、
ジャケパン・スタイルに
しようかと思っている。



着道楽のマイ教科書である
『王様の仕立て屋』を
アマゾンから毎週1冊ずつ
こつこつと買い集めていたが、
何を勘違いしたのか、
同じ巻をダブって注文してしまい、
ワンコイン分損してしまった。

で・・・、ヤケんなって、
一挙に5冊も
大人買いしてしまった。

ヾ(*。>◇<)ノ ナロ~!

(あーあ。
 アルツったなぁ・・・)
と自虐的な
溜息が出た。

ε= ( •̫́ •̀ )





先日の慰霊地巡行で、
原発の見える海岸に赴いたが、
生憎と海霧に遮られて
視認できなかった。

浜辺には
大津波にも倒れることなく
枯死したままの
松の木が二本、
時が止まったかのように
佇んでいた。

この風景を
『荒涼』
というタイトルの
作品にした。








地球の置手紙

2016-07-05 06:42:00 | 風景
各校とも
期末テストが終わり、
1学期もそろそろ終盤で
再来週からは待望の夏休みである。

思えば、
幼稚園に始まって
今日まで、一度も学校社会から
離れたことがないので、
52回目の夏休みである。

盛夏の一ヶ月…
子どもの頃は、
早朝(…といっても6時)の
宝輪寺境内での町内ラジオ体操で始まり、
『夏休みの友』を渋々やり、
それに飽くと虫捕り網や籠をもって
目の前の河原に飛んで出た。

その子も
アラ還親爺になると、
熱中症になりやすくなって、
夏日や猛暑日には、日がな一日、
寝室にエアコンをつけっぱで、
遮光カーテンを閉めた暗い部屋で
大人しく本を読むか
録り溜めた映画をひたすら観て
過ごしている。

CKD(慢性腎炎)で
腎機能46%の身になってから、
何度も熱中症に罹って
意識が遠のく一歩手前で
倒れているので、
その恐さ、苦しさが
身に浸みており、
真夏の日中はドラキュラ・スタイルで
過ごしている。




松川裏の慰霊訪問では、
子どもたちが幼い頃、
何度も遊んだ海水浴場の
遊具コーナーのブランコ類が
新設されていた。

以前、訪れた時には
津波で折れ曲がった支柱や
海水を被って錆付いた鉄柱が
痛々しかった。

この辺りでは
高さ15mの津波が
逆巻く怒濤となって
押し寄せた。

その様が、今も
ユーチューブには残っており、
それを見るたびに
目がテンになってしまう。

この地で
458名も亡くなり、
海水浴場施設も壊滅したので、
盛夏にもかつての賑わいはない。

先日、訪れた時は、
民宿街の一帯で高さ5mほどの
防潮堤の工事していた。

3.11で15mもの津波が来たのに
今更5mの壁を作ったとて
何になろうか…とも
思ったが。

海に突き出た釣り用の東屋は
修復されていたが、
釣り人はいなかった。

ここには、
ナツ(三男)とも泊りがけで
夜釣りに来たり、
何度も釣り場として
足を運んだ所である。

3.11以後、
釣った魚の胃袋から
髪の毛が出てきたとか、
魚が異様に肥大していたという、
まことしやかな噂を耳にすると
なんだか、もはや釣りをしたい
という気も起こらなくなった。




釣りにも海水浴にも出かけた
請戸海岸では、
波打ち際に輝いていた
彩り鮮やかな石を拾って持ち帰り、
職場でペーパーウェイトにした。

その昔、
大学1年の頃、
地学の講義で、
老体の名物教授・大森先生から
「石は地球の置き手紙」
というロマンチックな言葉を教わった。

そのフレーズは、
高校の生物の授業でも
何処かで紹介した記憶がある。

この先生の名物試練であった
「10枚レポート」を必死になって
書き上げ提出したら、後日、
朱書きがびっちりとされて返却され、
最後に、
「筆者は、感覚、センスがいいので、
 将来は伸びるだろう」
というお褒めの言葉を頂いた。

先生は
とうの昔に亡くなられたが、
「石は地球の置手紙」
という名言と
「将来は伸びるだろう」
という励ましのお言葉を
自分に残されたことを
今でも有り難く思っている。




先日の慰霊巡行の折、
宿で久々に
大浴場に浸かった。

ブロガーの習慣で
カメラを持って
写真を撮っていたら、
仲間から
「女湯の前で撮ってたら、
 怪しまれるよ・・・」
とツッコまれて、
「あ、そっか」(笑)
と、笑いになった。

【◎】パシャッ! テヘ (^^ゞ




イヌンデイション

2016-07-04 08:39:00 | 風景
金曜は棚倉勤務で
往復180㎞、
そして土、日と
慰霊地巡行で
208㎞の運転をして
さすがに、今朝は体の節々が
キシキシと軋むようであった。

今日から14日まで、
休みなしの臨床業務である。



同行した仲間が
30万もする線量計を携えて
各地で測定していたが、
皮肉なことに当地は
福島市内よりも線量が低かった。

それでも、
他県の通常値である
0.01μSvの
十倍はある。

この低線量を
長期被曝し続けている
我われの健康への影響は、
データがない故に
予測だにつかないという。

いわば、放射線障害の
生体実験モルモットといって
いいだろう。

これで通常よりも長生きして、
長期低線量被曝は
ラジウム温泉と同じ効果がある
ということでも分かれば、
お笑い草である。

しかし、小児甲状腺癌は
自然発症率の数百倍にも
上がっている。

欧米での小児甲状腺癌の発症率は
年間100万人に1人というデータがあり、
2016年6月6日に公表された
被曝した18歳以下の
27万人対象の検査結果では
(うちの子もやったが)、
陽性・疑陽性が172人となった。

単純計算すれば、
27万人には年間0.27人でなければ
ならないので、
5年経った今でも自然発症は
1人弱になるはずである。

それが、現時点で
172人というのは
自然発症率の637倍にもなる。

この値は、前例がないほど
大勢を調査対象としたので
スクリーニング効果によるものという
県立医大関係者もいて、
それに異論を唱える
他県の専門家との両意見がある。

しかし、県も国も
公的には、深刻な事態とは
認めようとはしていないのが、
政治的で恐ろしくもある。




我が家の庭にも
表土除染したものが
一袋埋まっているが、
汚染土を詰めた黒い袋
(フレコンバッグ)が
至る箇所で何万、何十万と連なって
道路沿いの広大な土地に
仮置きされたままになっている。

その延々と連なる
黒の連鎖は、
さながら
『放射能』という
標題でも付けたくなる
禍々しいモダンアートのようでさえある。



「津波浸水区間」
という道路標識もまた
至る処で目に飛び込んできた。

このたびの慰霊地巡行で、
「Inundation」という
聴きなれない英単語を一つ
覚えることが出来た。

カタカナによる
「イヌンデイション」という
和製英語は、
英語好きの日本人にも
馴染みがないだろう。




松川浦にある
「相馬市伝承鎮魂祈念館」を訪れたのは
二回目だが、
以前にも見た
持ち主不明の写真の展示や
ここで犠牲になられた458人を
鎮魂するためのミニ地蔵の前では、
やはり立ちすくんでしまった。

人類未曾有の
超巨大地震、超巨大津波、超規模原発事故の
超ずくしの複合大災害であった「3.11」を
被災者、当事者として、
これからも語り継いでいきたい
と思っている。



『3.11を生きる』
http://ncode.syosetu.com/n6240s/


被災地慰霊巡行

2016-07-03 15:49:00 | 風景
3年ぶりに
津波の被害の大きかった
請戸・八沢浦・松川浦の
海岸・慰霊観音像・慰霊碑を
信仰仲間と訪れ、
祈りを捧げてきた。



知人の身内の方も
亡くなられているので、
3.11は我が生涯のなかで
最もインパクトのあった
超巨大規模の災害であった。

八沢浦の観音像が建立された地点は
海抜15mの丘の上だが、
両側から9mの津波が押し寄せて
それが「波の干渉」により
立ち上がって15mにもなり
避難していた人々を呑み込んだという。

その瞬間は、
まさに阿鼻叫喚の
地獄絵図であっただろう。



フクイチ(原発)が見える
請戸海岸一帯は、
3年前とまったく変わらぬ風景で、
津波で4㎞先まで
あらゆる建物が押し流され、
一帯は人気のない広大な
草むらと化していた。

例えるならば、
原爆投下後の爆心地を
見るようである。

そして津波を逃れた
海岸近くの街は
五年経った今でも、
建物だけが残り、
人気の全くない
ゴーストタウンであった。

未だに
復興はおろか
復旧さえしていない
東京23区以上の
広大な地域を抱えているのが
フクシマの現状なのである。

この現実に目をつぶり、
東京オリンピックを
心待ちにしている、だの、
やはり原発はなくてはならない、だのと
声高に言う日本人は
信用する事ができないし、
失望と蔑みの心を抱くのを
禁じ得ない。



2016.3.6の
『東京新聞』によると、
原発事故で避難を迫られ
体調が悪化して死亡した事例(原発関連死 )は、
少なくとも1,368人になったという。

自殺も100人を超えている。

原発関連死の該当者は、
原発周辺の十六市町村に及んでいる。

大震災と原発事故の両方で、
今尚、県民の11万8千人が県内外で
避難生活を送っている。


 

黄色づくし

2016-07-02 06:53:00 | マンガ
昨日は朝方17℃ほどで
長袖で出勤したが、
昼からは職場は25℃まで上がり
袖をまくるようになった。



毎朝、
左右二箇所の
クロークを開けて、
どのシャツにどのスラツクスを
合わせるか・・・というのを
その日の気分で
直感的にパッと決める。

たまたま昨日は、
黄色シャツがピンときたので
それに黄色いカフリンクスと
イエロー・ドレスウォッチに
統一した。

大の大人が
黄色い時計なぞして
誰かにからかわれるか
と思いきや、
だーれもツッコンでくれず
空振りに終わった。

( ´△`) 




通勤途中に
こんな看板を見つけたが、
いったいフクシマから
何を始めたらいいのか・・・と、
自問しながら運転していた。

今日は、午後から
一年ぶりに、
3.11被災地の慰霊訪問に
行ってくる。





コンビニにトイレ休憩で寄ったら
最新巻の『鎌倉ものがたり』と
『レモンハート』があったので
さっそく購入した。

どちらも初巻から
ずっと愛読している。

どちらも仕事疲れの身に
ささやかなパスタイムを
もたらしてくれる。