goo blog サービス終了のお知らせ 

『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

さくらとギター

2016-04-10 08:29:00 | 風景
今季初の
小倉寺観音での
練習に出向いた。

ちょうどシダレザクラも
ソメイヨシノも満開で、
それは桃源郷のような
風景であった。

カメラ片手の
高齢者夫婦が
何組もやってきては
写真に納めていた。



足元には
カタクリが
可憐な姿で咲いている。

こんな中で
練習できるのは
幸せなことである。

2時間近く
プログラムⅠの通しと
部分のおさらいを
やってきた。



帰宅したら
ポストに待ち望んでいた
「還付金通知」が入っており、
これでリサイタル当日の設備費と
打ち上げ費が賄えそうで
ホッとした。

ナンダかんだで
10万以上もかかり、
すべて持ち出しなので、
練習に費やす時間と労力も含めて
「復興支援」という大儀がないと
とてもやっていられない。

時折、破門された旧師に
「スタンドプレーだ」
と面罵されたことの
悔しさと腹立たしさをも
思い返すことがある。

でも、
「怨み」を動力源にしては
イケナイと自戒し、
お客様に喜んで、愉しんで頂けるよう、
被災者どうし自助セラピー的に
音楽を通して「癒し」を・・・
という心理臨床家らしい
アート・セラプューティックな
イヴェントにしたい。

親しい指導主事の
C先生に言われた
「《佐々木祭り》なんだから・・・」
というコンセプトが
けっこう気に入っている。

そう。
演奏会は“こころのお祭り”
ハレの舞台でもあるのだ。










花見祈願

2016-04-09 06:57:00 | 季節
昨日は、
朝から胸のあたりが重く
いささか気鬱気味だったので、
信夫山へと“ひとり花見”に
出向いた。



春休み中、
ギターの練習以外は
運動不足気味だったので、
急勾配の石段には閉口したが、
心臓をバクバクいわせながらも
なんとか登り果せた。

さくらは
盛りを過ぎて
散りはじまっており、
石段には雪のように
花びらが積もっていた。




例年のように
護国神社に
リサイタルの成功祈願を
させて頂いた。

JKたちが
入学式で早引けだったのか、
三々五々、露店で
買い喰いをしていたり、
シートを引いて本格的に
優雅な女子会花見をしていた。





境内で手水を使うのに
龍の口から水を掌に受けた。

この「龍口」こそ、
水道の「蛇口」の語源である。



exobiology

2016-04-08 08:14:00 | 勉強
まだ、新学期の勤務が始まらず、
春休み然としているが、
リサイタルまで
あと1週間なので
けっこう気ぜわしく
過ごしている。

このイヴェントがなければ、
もちっと
「春の心はのどけからまし」
と過ごせるのだろうが。




ジャーナル(学会誌)の新刊が
送られて来た。

先日来た
フォーラム(広場)も
まだ未開封で未読なので、
学校が始まったら
仕事の空き時間に読もうと
思っている。

リサイタルが終わったら、
しばらく、ギターの
オフ・シーズンになるので、
在野の心理学者として
ちゃんと勉強せねばならない。

それと、
世と人のお役に立つ
魂理学の本を執筆したいと
思っている。




生物学科だった学部時代、
4年間、exobiology(宇宙生物学)を
自主ゼミの研究テーマとして
勉強していたが、
70年代の当時、まだ誰も
そんな大それた領域には
感心を示していなかった。

一般書として出た
大島泰朗の『宇宙生物学』に
ずいぶん魅了され、
江上不二夫らの
専門書も紐解いて
知見を深めていた。

生物教員になったことで
それらの勉強は無駄にならず、
特に、進化の授業では
「生命の起源」の辺りで
生徒の関心を惹くことが出来た。

1年生の学年末考査の
「1年間の授業感想」蘭に、
女子生徒が
「生命ってすごい。
 宇宙ってすごいんだぞ~!
 というような授業でした」
と書いてくれて、
我が意を得たりと
嬉しくなったことがある。

生物教員時代には、
教材予算でカール・セーガンの
腐朽の名シリーズ
『コスモス』全巻のビデオを揃えて
生徒によく見せていた。

今また、毎週、
『コスミック・フロント』によって
あらたな宇宙生物学の知見を得て
ワクワクしている。

2600万年周期の
生物大絶滅の原因究明に
世界中の古生物学者や
天文学者、物理学者が取り組んでおり、
その中で、2600万年の公転周期を持つ
「ネメシス」という
太陽の伴星(兄弟星)があるのではないか
という魅惑的な仮説が指示されている。

それが、太陽系を取り巻く
オールトの雲に重力的影響を与え、
そこから2600万年周期で
流星群が発生し地球に衝突を
繰り返している、というのである。

周期的な古生物絶滅期と
隕石衝突クレーターの形成時期に
相関関係があるという。

ただし、
そのネメシスは
まだ現在、発見はされていない。




また、ネメシス論に対抗して、
X星説というのもあり、
これは冥王星の更に外側に
公転軌道の異なる微惑星が発見され、
その軌道面に重力的影響を
与えていると思われる未発見の
X星がオールトの雲に
重力的影響を与えているのではないか
というものである。

また、
太陽系が銀河系を周回するのに
上下動して振動していることが解り、
それが影響しているのでは、
という説も出たが
2600万年周期に合致せず
否定された。

ハッブル宇宙望遠鏡や
赤外線探査機などによって
近年の観測精度が著しく向上し、
また、スーパーコンピューターなどによる
超高精度の計算が可能になって
40年前には、まったく想像も
つかなかった宇宙像が、
ジグソーパズルのピースが
一つひとつ埋まるように
全体像が把握されつつある。

この宇宙観の目覚しい進展は、
我われの生命感、死生観から
人生観にまで影響を
及ぼさないはずがない。

それゆえ、
現在のタスク・テーマは、
宇宙生物学と魂理学の
学際的統合である。





さくら

2016-04-07 09:48:00 | 季節
毎春恒例の
城山への
ひとり観桜会に
出向いて来た。



暖かな快晴とあって
花見客があちこちで
シートを敷いて
持参のお昼を摂っていた。

頂上は周囲をグルリと
サクラにかこまれて
青空だけがポッカリと見える、
理想的なプライベート・スカイを
為していた。

その淡いピンクと
抜けるような紺碧の対比は
この世の極楽的美のひとつである。

遊具コーナーも
すっかり除染され
新調されて、
子どもたちが大勢
満開の花の下で
歓声をあげてあそび興じていたのも
天国的風景であった。




サクラの太い幹から
じかに咲いている花が
何輪かあったが、
まるで父の太い腕に抱かれた
赤児のようで
なんだか可愛いく見えた。





史的建造物ではない
ナンチャッテ物見櫓も、
桜の中に佇んでいると
さながら中国の楼閣を
彷彿とさせる。




通し練習

2016-04-06 07:49:00 | 映画
ツタヤ・カードが
更新期で200円とられたが、
新作を1本無料で借りられた。

ちょうど
『007 スペクター』の
レンタル日だったので、
都合よくブルーレイを
借りることが出来た。

これまで、
最新作はいつも
劇場で逸早く観ていたが、
フォーラムの会員制度がなくなり
1.000円で観れなくなってからは
劇場から足が遠のいた。



最新作は
前々作からの3部作の
完結編ということになっているが、
シリーズ全篇に登場した
スペクターの首領とボンドが
義兄弟だった・・・という、
いささか取って付けたような
展開であった。

敵首領は負かし、
ボンドはMI6を辞めて
アストンマーチンを貰い受けて
美女と去っていく・・・という
ラストシーンは、
なんだか、シリーズ全篇の終了
という感じであった。

それとも、
また『エピソード1』とか
『ヤング・ボンド』として
復活するのだろうか。




ここのところ
暖か日和で、
屋外練習が続いている。

近所の青年会館の園庭も
桜が満開で、
二日続けて練習に出かけた。

昨日は、前半の
独奏曲9曲を
全部さらったら
薄っすらと汗ばむほどだった。




76年に『ギターを弾こう』の講師だった
芳志戸 幹雄が演奏したボッケリーニの
『序奏とファンダンゴ』に魅せられて、
かつては独りで重複録音をしたりしていたが、
今度のリサイタルで初めて
ピアノと共演することになった。

当時の貴重な映像が
ユーチュープにあったので、
スコアを見ながら
芳志戸の奏法を忠実に
再現しようと楽譜に
メモを取った。

古典曲ながら
フラメンキッシュな
テイストのある
かっこいい曲である。