『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

大学定演

2012-11-25 08:16:00 | 風景


大学ギター部の
第31回定演に
OB会長として
カンパを届けてきた。

自分たちが作ったギター部が
30年以上も続いているのは嬉しいのだが、
なんだか、最近の定演を見ていると
子どもたちの音楽へのパッションが
あまり感じられなくて、
音楽として楽しめないのが辛い。

真面目でウブな真剣さだけは
あるのだが・・・。

ここ5年くらい、
春夏の合宿では
公開レッスンと
ミニコンサートをしているのだが、
どうも、彼らに言葉が
届いていないのかもしれない。




国内屈指の最高の
音楽ホールでやれるのだから、
もっと音楽を堂々と表現してほしいものだ。

2/11に第1回マイホールコンサートの
参加者募集チラシがあったので、
応募しようと思った。

かねがね、ここでソロを演奏したいと
思っていたので、15分枠に
『アルハンブラの思い出』
『影を慕いて』
『黒いオルフェ』
『三つのタンゴ』
を演奏しようかと、
退屈な定演中にイメージして
シミュレーションしていた。

来年は、文化センター大ホールの
マイホールコンサートにも
応募して『シャコンヌ』全曲でも
やろうかしらん、とも考えた。




音楽堂内の掲示板には
来月やるクリコンのチラシが
貼ってあった。

今日は、また午後から
アンサンブル練習である。

先週は、テンポ走りして
先生に叱られたので
今日は、心してやるつもりである。


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浮気もの

2012-11-24 10:25:00 | 趣味


なんだか、今週は
スッカリ、歌手の静ちゃんに
ハマッてしまい、
毎日、録画したDVDを見ては
その歌声にうっとりしている。

ロンドン・オリンピック前までは
舞ちゃんにハマッて
寝室に額入り写真を飾って
萌えてたのに・・・(笑)、
今朝、ふと静ちゃんに
替えようかな・・・と、思い
(オレって、浮気もの?!)
とイイトシこいて呆れている。



でも、ユングも言ったように
人の心のなかには
理想の異性の元型があって
それが外界に投影され、
その情熱によって芸術活動が刺激される
というから、ギタリストである自分には
悪いことではないかもしれない。

幸い、カミさんも無視してるし・・・(笑)。
勝手にシロクマ状態(笑)。

┐( ̄ヘ ̄)┌



+++++++++++++++


『魂理学雑談」

関係性の喪失

奈保子 心理療法家というお仕事で、日々、いろんな悩みの相談をなされていると思いますが、それらの悩みに何か共通する問題があるとお感じになることはありますか。
佐々木 はい、ありますね。それは「関係性の喪失」ということで・・・。
奈保子 具体的に言いますと、やはり人間関係でしょうか。
佐々木 もちろん、それも大きなことやけど、さらに敷衍して言えば、「人と自然」の関係性や「人と物」「人と金」「人と体」「人と魂」という、あらゆる関係性の喪失が現代の病理ではなか、とさえ考えているんです。
奈保子 なるほど。あらゆることに関係性はありますものね。
佐々木 人間関係にしても、親子、夫婦、兄弟姉妹、親戚、同僚、近所…など、仰山あるけど、どの関係にも殺人事件が起こっているでしょ。
奈保子 言われてみれば…。恐ろしいことですね。
佐々木 人と人との関係性がキレているから、子が親を殺したり、親が子を殺したり、夫が妻を殺したり、妻が夫を殺したり、同級生を殺したり、はたまた通りがかりの人を無意味に殺したり…と。
奈保子 現代人の不安の根本には、「関係性の喪失」があるんですね。
佐々木 そうです。自分が、何とも、誰とも、ほんとうの意味でツナガってはおらず、ぽつりとある。
奈保子 それは、絶対的な孤独であって、そういう実感することはものすごい恐怖だと思います。
佐々木 でしょ。人と金。人と自然。人と聖なるもの。これらとの関係性も不健全だったり、キレているから現代人は不安を抱えるんやないかと思います。
奈保子 近頃の子どもたちが「キレる」という言葉を盛んに使うのは、単に感情が爆発するということ以外に、もっと深層的、重層的、多義的なところでは、大人に「何かがキレてるぞー!」と警鐘を鳴らしてくれているのかもしれませんね。
佐々木 なんだか、そんな気がするね。だから、それを解消する処方箋は、あらゆるものとの関係性を回復するなり、修復するなり、健全化して、いまいちどツナガってゆく努力をすることが大切なんですわ。
奈保子 世界的には、国家間の紛争にもあてはまることですね。
佐々木 そう。ユングが言ったように、外的世界は内的世界とシンクロしているんです。


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持つべきものは・・・

2012-11-23 10:32:00 | 頂きもの


先日、大阪に行ったときに
教え子たちとその子どもたちと
会食してきたが、
その時の写真と共に
誕生日プレゼントにと
アディダスのリュックを
贈ってくれた。



こないだ背負っていった
黒いリュックが、穴があいてたり
チャックが壊れているのを見て、
不憫に思ってくれたのだろうか・・・(笑)。

持つべきものは、
可愛い教え子である。

子どもたちもみな素直に育っていて、
いい親になっているので安心した。


++++++++++++++


『魂理学雑談』

ソウル・アレンジメント
奈保子 魂理学でいう「たましい」というのは、人間の内にあるものということで、ユングの唱えたセルフと同じようなものと考えてよろしいんでしょうか。
佐々木 うまく定義はできないけど、もっと霊的な意味もあるように思うんだけどね。
奈保子 人間の内にたしかにあるものだけど、だからと言うて、人間の思うままにはならへんものという意味では、セルフとも似ていませんか。
佐々木 その点では似てるね。
奈保子 意識的に自我で考えていることとは独立していて、無意識的に途方もない働きかけをしてくることがよくありますね。
佐々木 うん、あるある。いわゆる、セルフ・アレンジメントやね。
奈保子 それで、人は時として、「たましい」のために命を棄てることさえあるんやないでしょうか。
佐々木 たしかに、そういうことはありますね。命を懸けても惜しくないことは「たましい」と同等な位置にあるんでしょうね。
奈保子 古来、愛する人のためになら死ねる、というのもそうだし、芸術に殉じてもかまわない、というのもそうなのかもしれませんね。
佐々木 そうなると、「たましい」というのは、人を全人的に生かそうとするセルフ以上の働きを持っているようにも思いませんか。
奈保子 なるほど。「生と死」を含んだ存在の全体としての自己実現を図るという意味では、スピリチャルなものになりますね。
佐々木 だから、「たましい」を分霊と言って、本体である神様から分離独立したもの、と考える宗教もありますよ。
奈保子 神様の絶対性、完全性も引き継いでいる、ということですね。
佐々木 そう。我われはプチ神様でもあるの(笑)。
奈保子 そうすると、「生と死」を含んだ存在の全体としての自己実現を図るというのは、セルフ・アレンジントではなく、ソウル・アレンジメントということになりますね。
佐々木 それはいい造語ですね。魂理学の術後に採用しましょうか(笑)。

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聴き惚れる

2012-11-22 10:26:00 | 音楽


BS日テレの『こころの歌』を
初めて見た。

吉田静さんという
メゾソプラノが美声で
歌唱力があって、
すっかり魅了されてしまった。

女性ヴォーカルで
こんなに魅了されたのは
佐藤真子以来で、
ユーチューブでも過去に
放映された『こころの歌』を
2時間も聴いてしまった。

当分、静ちゃんマイブームが
続きそうである。


***************


『魂理学雑談』


自立の必要十分条件
奈保子 思春期心性は、依存と反抗がアンビバレントに共存するので、その葛藤に心的エネルギーを奪われて、不登校や引きこもりになる子がいますね。
佐々木 そうやね。自立するいうことはエネルギーのいることやから、こころの中で象徴的な「親殺し」をしてでもやり抜こうという気持ちと、いつまでも親に甘えていたいという気持ちと両方あるわけで・・・。
奈保子 何か自分の家や家族とそぐわない気になったり、ともかく、どこかへ行ってしまいたいと思ったりするんやけど、それでもやっぱり、自分ちが「居場所」やという気になるんでしょうかね。
佐々木 そういう心理になるんやね。ほんまに「自立」するには、子どもは、その間を揺れ動く葛藤体験をせなあかんのやね。
奈保子 最近では、大人でも自立できていないような人が見られますが、そういう心的体験を十分にしなかったんでしょうか。
佐々木 でけへんような家庭状況にあった人やろうね。特に、アル中やギャンブル中毒、ワーカホリックなどの依存症の人たちは、ほとんどが「精神的自立」ができてなくて、生育歴を聴くと、両親、とくに母親との関係性が必要にして十分でなかったことが多いんやね。
奈保子 なるほど。河合先生の仰った「十分に甘えた人は自立するが、十分に甘えられなかった人は孤立する」という名言を思い出しますね。
佐々木 そうそう。
奈保子 とにかく、三歳くらいまでは、無条件に愛してあげて、抱きしめて可愛がってあげないと、末は立派な大臣になったり、博士や社長になっても、他人に迷惑をかけたり自殺したりという不幸な行状になってしまうものなんですね。
佐々木 そうなんですよ。「三つ子の魂百まで」ってはいうものの、それ以降の9歳くらいまでの幼児期、児童期の親の愛情のかけ方によって、その人間のその後の精神的安定が決定するんです。










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命日

2012-11-21 06:03:00 | 落語


昨年の今日が、
家元こと立川談志が
75歳で没した日である。

近頃、一周忌企画が
いくつか放映された。

初めての高座もあったので、
DVDに録画しておいた。

立川談志は三遊亭円朝に並ぶ
落語の天才であり
立役者である。

この稀有の落語家の
謦咳に接せたのは
同時代に生きた者として
幸運だったと言えよう。

我が家には100枚にも及ぶ
CD全集とビデオ類、著作類が
揃っている。

30代のいっ時、
「追っかけ」をやっていたので、
直接に書いて頂いた色紙類も
手元にたくさんある。

今日は、生前の家元を偲んで
一席聴いてみようかと思う。


+++++++++++++


『魂理学雑談』

トリックスター
奈保子 こういう混沌とした社会に登場が期待される、単なる道化者でなく、矛盾に満ちた存在であるトリックスターについてお伺いしたいのですが…。
佐々木 文化人類学者のラディンは、「訴える力と、珍しい魅力とを兼ね備えた人物で、創造者であり破壊者、贈与者であって反対者、他をだまし、自分がだまされる人物」と言うてますね。
奈保子 なんだか、選挙に登場して、ほんまに政治改革をしてくれそうな人を連想してしまいますが…。
佐々木 「Change!」とか言うてね(笑)。
奈保子 オバマ大統領もある意味、初の黒人大統領ということで、新しい世界の象徴のようでトリックスター的な要素があるかもしれませんね。
佐々木 たしかに、要素的にはあるかもね。ただ、一国の大統領がトリックスターでは国民が困るだろうけどね(笑)。
奈保子 …ですね(笑)。
佐々木 ユングは、世界中のトリックスターを分析してみて、人間の意識ができあがってくるときの「初期の未発達な意識の段階の反映」である、と言うてるんだね。
奈保子 つまり、現代人の意識のように、主体性や統合性を備えたものになる以前の、断片的で、刹那的、衝動的であった意識の段階ということでしょうか。
佐々木 そうですね。せやから、非近代社会の文化には、トリックスターの神話が多いんとちゃうかな。
奈保子 なるほど。そうなんですね。そういえば、子どもの心性も「断片的、刹那的、衝動的」であるという意味では、じゅうぶんにトリックスター的要素があるわけですね。
佐々木 そうそう。思春期は、現代でも、成人の意識ができあがる前の段階なんで、トリックスター的心性が働くんやね。
奈保子 そうですね。思春期の頃って、今想い出すと、なぜあんなことをしたのかわからない、と言うようなことをしたことがあります。
佐々木 そうでしょ。私も実は、「若気の至り」「汗顔の至り」という思い出が山ほどありますよ。時々、夜中にふと思い出したりすると、ワーッと絶叫したくなりますもんね(笑)。
奈保子 それは大変ですね(笑)。心の中にいるトリックスターを、うまく活躍させる人と、それに自分が乗っ取られてしまう人とでは、結果は異なってきますね。
佐々木 はい。ユングはトリックスターも元型の一つと言いましたが、それに同一化したり、憑依されたりすると、自我がコントロールできなくなって失敗してしまうことが起きますね。
奈保子 うまく活躍させれば、何らかの創造的な事ができるけど、同一化や憑依になると、無意識のうちにやってしまうことになり、マイナスの効果を持っているんですね。
佐々木 そうですね。
奈保子 モーツァルトの性格の一面なんか、多分にトリックスター的ですものね。
佐々木 なんたって、スカトロジー好きでしたから(笑)。
奈保子 トリックスターに同一化した人は、「ほとんど病気」かマニック(躁的)な状態に見えるんでしょうか。
佐々木 見えるかもしれへんね。なんか、パッパラパーっぽく見えるし、投げやりだったり、誇大妄想的だったり、嘘ついたり、時々、ほんまのこと言うたり…(笑)。
奈保子 始末におえないですね(笑)。
佐々木 おえない、おえない(笑)。ほんでもね、無意識的行為やけども、当人には結果的には、プラスの効果を生むことがあるんですわ。
奈保子 それと、会議や打ち合わせなんかで、みんなで真剣に考えても、なかなかいい案が浮かばないとき、トリックスターの一言で笑いが起こって、そこからふと新しい考えが開けたり・・・ということって、ありますよね。
佐々木 うん。そういう場面というのは日常よくありますね。それが、時折、あんがい真面目な人が冗談言うてブレイクスルーとなるときがありますから、それは、その人の内界のトリックスターがひょっこり顔を出すんでしょうかね。










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