『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

二十代の頃

2012-09-25 08:30:00 | 風景


25歳で大阪に赴任した地が
阪急水無瀬駅のある島本町である。

アパート近くの桜井の駅跡は
国指定の史跡で、
足利尊氏を討つべく戦場に向かう
楠木正成が息子と別れた、
楠木公父子訣別之所として
石碑と像があり知られている。

ここはアパートから歩いて
5分ほどの所だったので
よく夕方にはギターを持って
ベンチに座って練習していた。

隣が青少年育成センターだったが、
その地は2008年に
JRの島本駅になったので
驚いた。

いままで山崎で阪急に
乗り換えていたが、
昨年もここで降りて
水無瀬駅まで歩いた。



駅前界隈は様変わりしたが
陶器店の「とらやま」だけは
依然としてあって、
今回も立ち寄って
ぐい飲みを二つばかり
買い求めてきた。

老亭主とは
「あんな店もあった。
 こんな店もあった」
と30年前の
駅前の話で盛り上がり
懐かしく感じた。 




一年ぶりで
水無瀬から阪急に乗り
上牧に向かった。

地上は葡萄色の車体だが、
地下鉄は銀色であることが
今回、堺筋線に乗って
はじめて気がついた。




171号の交差点に立つと、
ここで週番として
生徒たちの交通整理を
よくしたものだと思い出す。




11年間、およそ四千回ほど
通過した学校のアプローチ。

懐かしくもある。


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大阪ひとり歩き

2012-09-24 09:14:00 | 風景


30度を超えるなか
連休で雑踏の繁華街を
テクテクとサンダル姿で
一駅分を歩いてきた。

道具屋筋では
欲しかった料理道具の
セルクルと瓢箪形の物相を買い、
各店を覗いて楽しめた。




織田作之助の
『夫婦善哉』にも出てくる
有名な『自由軒』は
30年前、大阪に初めて
採用試験を受けに来たときに
寄って「名物カレー」を食べた。

その時のことを、
つい昨日のことのように
今でも覚えている。

道頓堀も久しぶりだったので
立ち寄ってみたら、
節電で動かない、と話題になっていた
『かに道楽』のカニが
しっかり動いていた。

橋の角で30年ほど前に
従姉妹のミキやヒロミたちと
記念写真をとったのを思い出した。



『くいだおれ』の店頭に
太郎は出ていず、お土産だけが
並んでいた。

昔、見れたあの滑稽な姿が
拝めずに残念だった。

ほんとうに引退したのかもしれない。
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常照皇寺

2012-09-23 09:59:00 | 風景


京都在住中は
家から一番遠いお寺だったので、
とうとう訪れずじまいで、
この機会に教え子の出してくれた車で
出かけてみた。

周山街道の途中にあり
荒れた山寺かと思いきや、
意外や、山門から境内まで
きちんとしていて
見どころが多かった。

この日は、雨が上がったばかりで、
暑くなく、しかも木々や苔が潤って
緑が美しくみえた。




ネット画像にあった
クランク状の廊下には
趣きがあった。




室内から眺むる
額縁に入ったような
庭の眺めも面白かった。




京都へ行くたびに
いつも車を出してくれ
散策に付き合ってくれる
オカリンとツーラ。

かつて17歳だった教え子たちも、
今や36歳の立派なオバハンになった。

片方は二人の子持ちである。





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新世界に遊ぶ

2012-09-22 08:06:00 | 風景


関西に十一年も在住していたが、
ついぞ通天閣に行ったことがないので、
この機会にと出向いてみた。

大阪在住の元同僚たちも
案外に行ったことがないという。

心斎橋から長堀鶴見緑地線で
長堀橋まで行き、それから
堺筋線に乗り換え
恵美須町まで行く。

新世界の界隈は
イメージ通りの猥雑さで
いい意味での大阪の活気があった。

大阪も残暑厳しく
33度ほどだったので、
エレベーター80分待ちの
通天閣には登らず、
まっすぐ目的のスマートボール屋に
直行して涼を得た。



パチンコ屋の併設ではなく
一軒独立してあるのが
新世界らしい。

ことによると、日本で現在、
唯一のスマートボール屋では
ないだろうか。

40年以上前に駅前や
温泉街にあったと同機種があり、
懐かしくてつい写真を撮ってしまった。



さっそく100円を投入すると
正面の球出し口から
あの懐かしいガラガラガラという
音を立てて玉が出てきた。

もちろん儲けることが
目的ではなかったので、
5つある機種を変わるがわる
全部打ってみた。

この機種は
昔は見たことがなかった
面白い仕掛けがあって
よく玉が出た。



これも昔ながらの
菱形の玉入れラックに収め、
いっとき150発までいったが、
換金レートを訊いたら、
250ケで500円というから
1ケ2円のようである。

様子を見ていると
学生やアベックや夫婦連れが
200円ほどちょいと弾いて
残り数十発を菓子と交換していくので、
そういうお祭りの射的のような
感覚で遊んでいるようだった。

旅先なので、換金も景品交換も
邪魔臭いので出球全部を
5種の台で打ち切ったが
それでも600円で2時間ほど
一人でワーワー言いながら
遊ぶことが出来た。

スローフードならぬ
スローゲームで
中年にはまことによく合っている。



記念に1ケ
ガラスの白球を戦利品として
失敬してきた。
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嵐山散策

2012-09-21 08:49:00 | 風景


旅行二日目は
今年、福島に
親子で遊びに来てくれた
教え子一家と再会して
朝の嵐山散策に出かけた。

嵐山公園を歩くのは初めてで、
展望台からは保津峡が眺められた。



何年か前にも訪ねたことがある
天竜寺の塔頭の宝厳院を
再訪してきた。



京都も猛暑続きで
苔枯れが懸念されていたが、
手入れが行き届いていて
しっとり青々としていて
目を楽しませてくれた。



娘のユカ・ホナちゃんたちも
再会を喜んでくれ、
昼食までの楽しい半日を
過ごさせてもらった。


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