『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

ソータ祭り

2020-08-23 05:37:00 | 藤井 聡太

涼しいうちに
近所を散歩に出たら、
ヒマワリ畑が満開だった。

隣の畑で
農作業していたお婆ちゃんに
「おはようございます」
と声かけをしたら、
顔も見ずに
「はよっす…」
と、素っ気ない返事だった。

(愛想なしやなぁ…)
と、ちとガッカリした。

どーして、
こっちの人間って、
笑顔が出ないのだろう…と、
東北の内気でシャイで
めんどくさがり屋の気質が
恨めしく感じた。

見事なヒマワリを誉めて、
花屋に売るものか
訊こうかとも思ったのだが…
社交的会話が成立しない。

そしたら、
今朝の朝刊で、
「ブルシット・ジョブ」
(おもんない仕事)
という言葉を見た。

朝、早くから、
雑草取りや
販売のための収穫をするのは、
専業農家にとっては
肉体労働以外のなにものでもなく、
家庭菜園で“収穫の喜び”なんて
甘ちゃんしてるのとは
違うのかなぁ…とか、
思ってしまった。



帰り道には、
ススキが穂を揺らしていた。

八月八日ころが
立秋だったが、
とてもとても
「秋」のけはいなぞなく
猛暑、酷暑の連日である。

九月半ばまでは
この暑さが続くらしい。

ヒマワリとススキの
両方を目にして、
夏から秋へのバトンは
もすこし先のようである。




きのうは
Eテレで『藤井 総太』特集、
アベマで団体戦決勝…と、
一日“ソータ祭り”であった。

特番は、
ここまでのダイジェストで
たいして目新しいものもなかったが、
ソーちゃんのママに抱っこされてる
赤ちゃん姿は「初出」で
貴重な一枚だった。

今の彼の面差しを
彷彿させる表情である。

小さい頃は、
お母さんにいつも
ゴロニャンして
甘えん坊だったようで、
将棋教室の先生にも
窘められていたというから、
必要にして十分なる(good enough)
母性性が備給されていて
あの心的安定性(落ち着き)が
あるのだろうと思った。

『天才棋士・藤井 総太
 
 彼の伝説は
  まだ始まったばかり…』

…という、
特集のラストシーンの
タイトルバックを見て、
戯れに「老化ソフト」で創造してみた
彼の老成した姿を
再び想わされた。




夕方からは、
ネット・テレビ企画ではあるが、
棋界初の団体戦の決勝が行われ、
渡辺三冠率いる相手に、
ソータが所属する永瀬チームが
5-0で完勝した。

一回戦では、
まだ「七段」だったソータも、
決勝に至るわずか2ケ月の間に
「二冠」となって、
永瀬二冠と合わせて
「四冠」チームが
「三冠」チームに勝ったので
妥当な結果なのかもれしれない。

超早指し戦ではあるが、
棋聖戦と同じ
「藤井二冠V.S渡辺三冠」
の一戦もあったが、
またしてもソータが制した。

棋聖を奪取され、
その強さを心底思い知ったように、
現・名人をして
「相手には、正直、キツイですね。
格下のつもりで頑張ります」
とまで、言わしめた。

ソータは
1、2回のチャンピオンなので、
アベマ・トーナメント「三連覇」になる。

優勝賞金は一千万なので、
三人で分けて
333万円である。

その使い道を訊かれると、
いつものごとく
「自作パソコンのパーツを
買いたいと思います…」
とのことだった。

彼の趣味は、
あと「乗り鉄」と
PCでの「積雪量観察」である(笑)。

下世話なハナシの好きな
ワイドショーのリサーチでは、
去年(高2)の年収は、
およそ2千万で、
今年は「棋聖」「王位」の
賞金が2千万近いので
対局料+基本給を入れて
4千万ほどになるだろう、
とのことだった。

それを聞いて、
新人女子アナが
信じられない…と、
目を丸くしていた。

高校生でCMなしで
年収4千万というのは、
聞いたこともない(笑)。

CMのオファーは
高校を卒業するまでは
受けないとしているので、
来年以降、
それに登場するようになると
億単位の年収ともなろう。

ファンの願望としては、
今年度内に「王将」位も
渡辺三冠から奪取して、
「三冠」「九段」になってほしい、
というドリカムを期待している。



シブコが全英で
予選落ちした。

あらまー…
ガッカリである。

深夜帯に
中継があったが、
もう視るのをやめた。



朝方、
トイレに入ったら
脳裏に
「インドの通りゃんせ」
という、
不思議な言葉が湧いて出て、
なんだっけなぁ…と、
気になってググってみたら、
“寅さん語録”であった。

『サラダ記念日』の
一シーンで、寅が
早稲田の講堂で迷子になり
うっかり講義に出てしまって、
「インダストリアル・レボリューション」
という用語を聞いて
「インドの通りゃんせ…?」
と聞き違え
爆笑させるのである。

なるほど、
寅の耳には
そう聞こえるんだぁ…と、
劇場で笑い転げた記憶がある。


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