『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

モンテヴェルディの佳い宵に酔い・・・

2022-12-02 07:55:40 | 古楽

きのうは退勤後、
『テルサ』に赴いて、
モンテヴェルディのコンサートを
聴いてきた。

テルサは
ギターの発表会で十数回も
舞台に立ったことがあるので、
舞台袖やら、一階の楽屋からの
階段やら、裏側の様子が
手に取るようにわかり、
演者目線にもなっていた。

もひとつ・・・
父の晩年である平成9年には、
『サトウサンペイさん講演会』の
スタッフを務め、
末期で入院していた父が
外出許可を得て、二階席の
最前列中央に座っていたので、
その後ろ姿を眺めていた
二階席の最後列の右側に
昨晩も陣取った。

97年に逝ったので、
もう25年も昔だが、
その様を昨日も
ありありと思い浮かべた。

*

 

開演10分前のステージ上では、
チェンバロに合わせて、
テオルボとガンバの調弦が
念入りに行われていた。

チェンバロは
去年、簡易型スピネットを購入し、
ガンバも十何年か手元にあったが、
手放したばかりである。

自作のテオルボもあったが、
バロックリュートに改作して
これも人手に渡った。

今年の個人的な
ビッグ・プロジェクトで
『LM』(リュート・マラソン)と
名付けて、四本のリュートで
ルネッサンス、バロックの曲を
録音録画してきた。

その過程で、
YouTubeのアッコさんサイトも
何度か視聴してきたので、
生身の当人を見て、
その全身躍動させての演奏は
見事に素晴らしかった。

チェンバロのきらびやかな音色とは
対照的に、ややくぐもった音色は
ガット弦のような感じだった。

そして、7弦ヴィオールの渋い音も
しみじみとして佳かった。

アッコさんの
プロフィールを初めて見て、
芸大の楽理科卒、
スミス先生のお弟子・・・と、
知って驚いた。

かつて、三鷹と初台で
スミス先生からは
「まず、歌ってみて、
それからリュートで表現しなさい」
と教わったが、
その通りの演奏だったことを
感じさせられた。

単独CDこそリリースしてないが、
国内では正統派「ど真ん中」の
リューティストである。

*

モンテヴェルディの
マドリガル集のCDがあったので、
楽譜をダウンロードして、
事前に、プログラムのいくつかを
譜読みしていた。

なので、
イタリア語の歌詞の和訳は
プログラムを参照し、
楽曲の構造とともに
モンテヴェルディの音楽の
理解がちょっとだけ進んだ。

 

リュートマラソン用にも
軽快な三重唱の
『Su, su, su, pastorelli vezzosi』
(さあさあ、可愛い羊飼いたちよ)
を編曲してみた。

*

 

ソワレ(夜公演)の前に、
『上町テラス』に
オープンしたばかりの
『豚大名』で
『煮カツ定食』で
腹ごしらえした。

となりの『いち豚』という
ラーメン店は満席だったが、
こちらは一人も客がいなかった。

両店とも
『若武者グループ』系列という。

煮カツは、
もすこし甘めだったらよかった・・・。

*

 

昼は、いつもの手ベントだった。

塩辛と梅干以外は、
ぜーんぶ、前夜に
自分が作った残りもんである(笑)。

端っこには、デザート用の『ミルクレープ』も入れといた(笑)。

 

 

 

 

 


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