『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

オフ日の過ごし方

2019-06-21 06:15:00 | 風景
閑職になり、
徒然なるままに日暮し
PCに向かってるわけにもいかず、
無聊の慰めにと
街出をしてはブラブラ歩きをしている。

新しい店が出来た、
と聞いては試食にでかけ、
ついでに古書店に寄っては
漫画を漁ってくる。

時折、
自分と同じハーパン・リュックの
白髪オジンに出くわすが、
なんだか、近親憎悪が湧いて
嫌~な気分になる(笑)。

嗚呼、定年親爺ぃ・・・
というフレーズが
浮かんだりもする(笑)。






きのうは
市民ギャラリーの前を歩いていたら
版画展を開催していたので、
ブラリと立ち寄ってみた。

「入場無料」がありがたい。

ただ、
入り口で、
しっかり開催者の係員から
芳名帳を書かされた。

「字が下手で・・・
こまったなぁ・・・」
なぞと
気の良さげなオバチャン相手に
小芝居をしながら
ペン字で練習している
住所・氏名を念入りに揮毫した。

我ながら
上手く書けたと思ったが、
せっかく前振りをしたのに
オバチャンがお世辞の一つも
ツッコんでくれなかったので、
いささかガッカリだった。

こういうフクシマ人の
洒落っ気のなさ、
サーヴィス精神のなさ、
が関西人と比べると
ツマラナイのである。

***

外国の風景を
ユトリロのような線と白壁、
ルオーのような黒の輪郭線で
表現されたものは、
およそ版画らしくなくて
いい感じだった。





古楽器製作家であり、
ビウエラの研究者でもある
カルロス・ゴンザレスの
論文を読んでみた。

現存する
3本のオリジナルについての
考察が興味深く、
その復元過程も面白く読めた。

なるほど。
古楽器製作家というのは、
同時に、古楽器研究者でもあるのだな、
と改めて感じ、
自分もそうでありたい
と思いを新たにした。






飯電の車両が新しくなった、
というので、
踏み切り待ちの時、
カメラを用意して構えていた。

捉らまえることは出来たものの、
あらま・・・
前とたいした変わらんじゃん・・・と、
そのシルバー基調の車体を見て
期待はずれ感があった。

なんだか
地味過ぎで、
もちっと、遊びゴコロ、
絵ゴコロはなかったもんかい・・・と、
ケチをつけたい気分だった。

これにも
フクシマ人のコンサバ感に
辟易する思いがした。

「遊びがない」
「洒落っけがない」
って、オモロナイなぁ・・・。

目の前の
林檎の樹には、
青い実が膨らみ始めていた。

なんだか、
宮沢賢治の
『風の又三郎』の
のっけの歌が思い浮かんだ。


どっどど どどうど どどうど どどう
青いくるみも吹きとばせ
すっぱいかりんも吹きとばせ
どっどど どどうど どどうど どどう

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