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『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

家内合宿?

2020-08-19 05:24:00 | 風景
猛暑続きだが、
きのうは階下の台所に降りたら
さほどに暑くないなぁ…と、
温度計をみたら
ちょうど30℃だった(笑)。

さすがに、
毎日35℃以上だと、
この5℃差でも
涼しく感じられるのだから、
ひとの感覚なぞ相対的で
あてにならないものである。

浜松では
二日連続で
40℃超えしたというので
ニュースになっていたが、
気候変動で日本は亜熱帯化してきた
と言われて久しい。

この冬は
雪国にあって一度も
積雪を観なかった稀有な
暖冬でもあった。

この夏は
38℃を体験したが、
それは気象台の芝生上に設置された
風通しのいい百葉箱での
測定値であるからして、
アスファルトやコンクリのビルで
熱放射する箇所では
市内でも40℃を超える。

この夏は、
駅前のデジタル表示が
43℃を示した。



ここ数日は、
左オシリの痛みに変わって、
同じ左オシリが激痒ゆく、
見たら、ひどい湿疹が出ていた。

どーなっちゃったの?
あたいのオシリ…
と、天を仰いで
嘆いてしまった。

とても耐え難い痒みだったので、
さっそく行きつけの皮膚科に行くも
「15~20日休診」の張り紙を見て
愕然とした。

仕方なく、ネットで
近場の医院を検索して、
初めての処に行ってきた。

行きつけの主治医のとこでは、
1時間以上待ちが常だが、
ここは、コロナのせいか…
30分ほどで診てもらえた。

患部に粘着テープを当てて
細菌検査もしてくれたが、
菌類はいなかったので、
ザコツで長らく湿布してたことが
原因かも…という診立てだった。

ステロイド剤をもらって
さっそく塗布しているが、
今朝方も激しい痒みで目が覚め、
掻くとよけい酷くなるから
掻くまいと堪えたが、
身悶えするほどの激しい痒さであった。

ザコツ痛に変わって
オシリ痒になるとは…。

これも、
心身の健常化のための
デトックスの通過儀礼、
大病を小病にお奉り替え頂いている、
と信仰的に解釈して、
なんとかお礼を申し上げようと
努力している。

痛いとこ、痒いとこ有りながらも、
それでも、生きてゆく…
というのが"生身の人の生"
というものなのかもしれない。

ならば、
この痛みも、痒みも、
悶絶しながらも味わえよ、
というものである。

コロナだ、長梅雨だ、猛暑だ…
と環境とて楽じゃぁない・・・(笑)。

それでも、生きている。
とりあえず、生きている。

先ず、生きている…
のを、「先生」と言うそうな。




そろそろ寿命っぽいなぁ…と、
懸念していた寝室のエアコンが
突然、機能停止してしまった。

連日の猛暑で、
日中と夜中をフル稼働させているので、
時折、停止させて休ませながら、
冗談でなく、手を合わせながら、
今日もありがとう、
頼むから壊れないでね…と、
祈っていたが、
とうとう逝ってしまった。

前の前の家に
京都から越してきて、
カミさんが豪気にも
4台まとめて購入した一台なので、
もう、25年も働いてくれたものである。

子ども部屋のは先に故障して、
去年、換えたばかりである。

カミさんの寝室のも
何年も前に故障しているが、
豪気にもエアコンなしで、
今も熱帯夜を
「アチー、アチー」
と言いながら寝ている(笑)。

*

そんなんで、
親の代から我が家の
家電一切を任せている
近所の電気屋さんに来てもらった。

もう顔馴染みなので、
パナソニックの特約店なのに、
いっちゃん安上がりの方法を相談したら、
『パワーコメリ』でニイキュッパの
冷房専用機を買ってきて
付けてあげるとのことで、
それだと一切合切で
5万代にあがるというので、
願ったり叶ったりであった(笑)。

やはり、
こういう時は、
出入りの電気屋さんは
「家電の主治医」然として
頼りになるものである。

ちなみに、
カミさんがオーダーした
子ども部屋のやつは
CM物の『エオリア』で、
3倍もするという。

退職金リッチなカミさんは、
金に糸目を付けぬ質(たち)なので、
丸投げお任せで
居間と二台取り替えて、
いくらかかったか忘れたという(笑)。

そのくせ、
自分の寝室には
エアコンを入れようとしないので、
このシト、冷房がキライ婆さんなのかも…(笑)。

あたしゃ、
虚弱・病弱ジイの
熱中症体質なので、
冷房なしではマジで生きていけない(笑)。



・・・んなわけで(笑)、
緊急要請だったが、
さすがに繁忙期の
オヤッさんの手が空くまで
三日は待たねばならず、
それまでは、エアコンの効く
隣室の仕事場で起居している。

いつもは、
カウンセリングや
ギターレッスンしている部屋で
寝起きするのは初めてだが、
初日こそ違和感があったものの、
書室のテレビと
寝室のブルーレイ・レコーダーを
持ち込んでセットしてみたら、
なんだか合宿してるみたいで、
これはこれで、夏休み中の
退屈しのぎになりそうである(笑)。

ただし、
クーラーが設置される明日までは
カウンセリング予約は
承れない状態である。

ついでに、
寝室のベッド下も
何年かぶりに掃除できた。




録画していた
『あやしい彼女』を
観てみた。

韓流映画のリメイクらしいが、
物語よりもヒロインの
多部 未華子の歌唱シーンが
印象的だった。

リサタイルで
6年間アンコール曲として演奏した
『見上げてごらん夜の星を』他、
『真赤な太陽』『悲しくてやりきれない』
など60年代の名曲を
多部自信が熱唱しているが、
これがなかなかに佳かった。

劇中のロックフェスで歌った
『帰り道』というのは
本作のオリジナルだが、
これもカッコよく歌っていた。

レヴューによれば、
彼女は、歌は大の苦手らしく、
この役のために、
トレーナーから3ケ月の
特訓を受けたという。

ヴィブラートこそ出来ないが、
音程は正確で、
ストレートでキュートで
パンチの効いた歌声は
聴きごたえがあり、
なにより、歌手になりきるという
女優の表現力というものは
凄いものだと感心した。

アップの表情は、
宮崎 あおいと加藤 紀子にも
どことなく似ていた。




『アルゲリッチ 私こそ、音楽!』
という映画には驚いた。

娘のひとりが
天才ピアニストの母親の
私生活にずっと入り込んで、
現在の姿と、これまでの人生について
深く尋ねて、彼女の時々の心情や
自らの思いなどをも赤裸々に
描き出していた。

高校時代に
アルゲリッチに文字通り
惚れ込んで、
さながらアイドルのように
"お熱"だった時期がある。

その美貌と
ほとばしるような才気に
圧倒され、明けても暮れても
アルゲリッチばかり聴いていた。

なにより、
彼女の黒髪に白い肌、
時折見せる射るような眼に、
あどけないような笑顔…
といった容貌が、
中学時代に恋い焦がれていた女の子に
何処となく似ていたというのもある。

このドキュメント映画では、
アルゲリッチの奔放な側面が
描き出されていて、
まさに波乱万丈の生涯を感じさせた。

印象に残ったシーンは、
娘のリダは生後すぐに
養育院に預けられたり、
その中国人の父は
ピアノをやりたいと言う娘に
「母親には絶対勝てないから、
やめた方がいい・・・」
と言われてヴァイオリンをやった
というのがあった。

そのリダも、
「ママは美人で、有名で、
そして、天才だ…」
と評し、今は、一緒に
室内楽をやっている。

別府の「アルゲリッチ音楽祭」で、
日本特有の形式ばった運営に、
楽屋では
「仰々しいのは大嫌い…。
イライラしてきた…」
と忌々しい感じで舞台に向かい、
関係者の待ち受ける舞台袖で
「体調が悪いの…。
とても、ピアノを弾く気分じゃない。
やめたい…」
と不平不満を撒き散らしていた。

それでも、
舞台へのドアがサッと開けられると
颯爽と進み出て
深々とお辞儀していた。

このあたりに、
彼女の"キャンセル魔"という
片鱗を垣間見た気がした。

2歳8ケ月でピアノをはじめ、
4歳から人前で演奏し始めたというから、
生まれながらのピアニストなのである。

・・・と、同時に、
二度も結婚・離婚し、
三人の国籍の違う娘がいる
母親でもある。

離婚後の憔悴で、
重症のうつ病にもなり、
2年間、活動をやめた期間もあったという。

彼女の母親も登場したが、
かなり風変りな人であった。

父親に溺愛されて育った
"父の娘"であった。

作曲家の中では
シューマンがいちばん
自分の魂に通じるものがある、
と断言していたので、
改めて、彼女のその演奏を
聴いてみようと思った。

高校時代は、
『子どもの情景』を聴いて
第1曲目の
『見知らぬ国と人々について』に魅了され、
今もそれを弾いている。

『幻想小曲集』もよく聴いたが、
その中の『飛翔』も
凄い演奏だなぁ…と、
当時、驚いた記憶がある。








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