『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

スカイライン開通

2019-06-30 05:46:00 | 風景
きのうの朝刊で、
スカイラインが開通したことを
知って、嬉しく思った。

なにせ、
フクシマ観光のシンボルであり、
ワタスゲ湿原の散策は
毎夏の楽しみでもあった。

ただ、
御嶽山の噴火じゃないが、
目の前にモウモウと常に
活火山の噴煙が上がっているので、
気持ちよい感じではない。

散策中に
ドッカーン! とこられたら、
ひとたまりもない。

レストハウスも閉店後、
再会の目処がたっていない。

ここには、
大阪から来た教え子たちを
幾人も観光に連れてきた。

ミニコンサートにも
招聘されて来たことがある。

何回目かのリサイタルの時には、
「成功祈願」と称して、
ひとりで火口のお釜をひと廻りして
途中でヘバッたこともある。

梅雨の晴れ間があったら、
いちどはワタスゲに
再会したいと思っている。





同じく朝刊で、
高島 忠雄が亡くなったことを
知った。

寿美花代との
オシドリ夫婦で
長年『ごちそうさま』という
料理番組をやっていて、
それを録画でよく見ていた。

いちばん印象に残っているのは、
中1の頃、家族そろって
お茶の間で見ていた
『細うで繁盛記』(全156話)での
〔山水館板長の清さん〕役である。

恋焦がれた「こいさん」
(新珠三千代)とは
とうとう結ばれず、
「こいさん」のダメ亭主の妹
(柏木由紀子)と結ばれる、
という顛末を、今でも覚えている。

柏木由紀子の夫・坂本九ちゃんが
85年の日航機墜落事故で
亡くなったのも話題になった。

牛乳瓶底のような眼鏡をかけた
小姑の正子役の冨士眞奈美の
悪口雑言が強烈で、
その憎々しさといったらなかった。

その叔母役の赤木春恵も
憎々しく、後年、『金八先生』で
良識ある校長でイメチェンするまでは、
悪女のイメージが強かった。

ウィキには
名セリフが残っていた。

静岡弁で・・・
「ちょっくら! 加代!
おみゃーの出る幕じゃあ、 にゃーズラよ!」

「加代! おみゃーの言うとおりにゃさせにゃーで!」

「犬にやる飯はあっても、
おみゃーにやる飯はにゃーだで!」

最後には、
正子の兄であり加代のダメ亭主が事故死し、
山水館も傾き、
改心した正子が加代に跪いて
「ねえさんッ・・・」
と泣いて哀願するシーンも脳裏に残っている。

今では考えられないような
名優ぞろいの大作ドラマだったが、
そのほとんどが故人となった。

- 滝田裕介 - 吉田義夫
- 大村 崑 - 園佳也子
- 神山 繁 - 内田朝雄
- 加東大介 - 松村達雄
- 谷 幹一 - 大友柳太朗
- 浪花千栄子 - 本郷功次郎






新装された
松川学習センターの図書館で、
『徒然草』やら嵐山光三郎の本、
談志家元の未読のものを
借りてきた。

役場の建物も兼ねているので、
期日前選挙がなされていて、
玄関に飼い犬がクサリにつながれて
ご主人様を健気に待っていた。

なんたが、
『スターウォーズ』の
チューバッカみたいな顔に見えて
愛らしかった。

草むらには、
梅雨にぬれたツユクサが
コバルトブルーの可愛げな花を
咲かせていた。







6年前に赴任したときに、
デスクの上に置かれていた
「ウェルカム・メッセージ」を
捨てられずに、
書斎の本棚に飾ってある。

どの学校でも、
新任の先生に対しての
恒例のもの、形式的なものだが、
そこには、レイアウトし、
プリント・アウト、造形…という
人の手が入っているので、
あだや疎かにできないものを感じてしまう。

自分で、リサイタルなどで、
冊子やCDの手作りポップを
作っているからこそ知っている
陰の労力への敬意なのである。



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