梅雨カゼ?

梅雨寒のせいか、
この三日ほど、
寝起きにカラダが痛く、
仕方なく朝だけ
市販のイブフロフェンを
服用している。

きょうも、
朝方は20℃を切り
日中は31℃になるという。

本格的な風邪や
自律神経失調症とまでは
いかないまでも、
なんとなくカラダが重だるい。

雨降りで散歩にいけない、
というのも影響してるかもれない。






今日から七月。
文月である。

長男が「フミ」という愛称なので、
元気にやってるか、
ふと気になった。

高校から寮に入ったので
同居していたのは
乳児から幼児、小中生までで、
わずか15年間だけだった。

その彼も
はや三十路である。

＊＊＊

今日は出勤日だが、
朝方は寒くとも
さすがに日中30℃を越えるとなると
サマー･スーツを着る気にもなれない。

スーツを着用する
10月から5月くらいまでの
3シーズンは、
コーディネートしたものを
信号待ちの間に自撮りして
「オシャレ･データベース」にしている。

オフ日には、
パジャマ･部屋着兼用の
着替えなしのボロ服でいるので、
人様と会う外出の時には
仮装行列気分と役者気分で
フルコーデの服飾武装に変身する。

馴染みの鮨屋の親方や
フレンチ店のシェフからは
「いつも、パリッと決まってますねぇ」
とお褒め頂くが、
なーに、ボンビーだから、
どうやったらインテリ･セレブに見えるかと
腐心しながら研究してるだけで、
その実はハリボテなのある。

＊＊＊

いっ時は、
外出の服装にもまったく気にかけず、
貧相のまま平気で出かけていたのだが、
子どもの頃のフミに、
「おとーさんの服、なんだか、
みすぼらしくて恥ずかしい･･･」
と評されて、
なら、これでどーだ、
と一念発起して
オシャレ･アイテムの
蒐集と研究にのめりこんだ。

フル･コーデは、
スーツ、タイ、シャツに、
ウェストコート(ベスト)、
カフリンクス(カフス)、
ラペルピン、ドレスウォッチ、
セカンドバッグ、シューズ、
の9アイテムが基本なので、
この組み合わせが最低でも
10の９乗通り以上もある。

その時々のTPOに合わせて
コーディネートするのに、
出来うる限り、
同じ組み合わせは避けて、
常に“初めてのファッション”を探すので、
その労力は脳トレなみに
アタマを使うから、
オシャレはアンチ･エイジング効果も
あるやもである。






時折、古楽器サイトを
ネット･サーフィンしているが、
中国製の廉価(10万以下)の
『ヴィオラ･ダ･ダモーレ』や
『バロック･ヴァイオリン』を見つけて、
一瞬、食指が動かされたが、
もうリュート属やヴィオール属、ギター属たちが
部屋から溢れているので、これ以上は
限界であると分別が働いた。

それでも、
かつて、共鳴弦を有する
ダモーレの音に憧れ、
喉から手が出るほどに欲しかったが、
50万以上して高嶺の花だった。

それが、
7～8万というのは
信じられない価格破壊だが、
なにせ中国製なので、
粗材製品で音もボンボコ楽器とも
思われるので
格好だけ一丁前の古楽器なのかもしれない。

こういうのは、
教育楽器としての需要はあり、
予算が潤沢な学校であれば、
歴史的楽器として音楽室で
生徒に見せるのはいいかもしれない。

かつて所有していた
10万を切る
サイドとバックが合板製の
「全音ヴィオラ･ダ･ガンバ」なぞも
おそらくはそういうコンセプトで
作られたものと想像している。






近所の交差点で、
偶然、信号待ちしていた
前の二台が「MOVE」だった。

だから、
マイカーと合わせて
3台が「黒･茶･白」と
並んでいたことになる。

なんだか、
「石を投げたらムーヴに当たる」
みたいな
「鈴木・田中は馬の糞」
みたいな気がした。

クルマに関しては、
まだ3台目だが、
これが欲しいと
自分が望んで買ったものは
一台もない。

はじめは、
親が新車のコルサを買い与え、
次が車屋のオッチャンに懇願され、
そして、今のは車屋任せ。

クルマに対しては、
たいして乗ってみたいと
心惹かれるものがないこともある。

かつて、
スーパーカー･ブームの時、
「ランボルギーニ・カウンタックLP400」
にゾッコン惚れて、
模型やラジコンも作ったほどだったから、
あの飛び切りの極上美人に比べたら、
国産車なんてイモ姉ちゃんにしか
見えないのかもしれない（笑）。

ほんとに、
日本のクルマのフォルムは、
なんであんなにダサイのだろう･･･と、
今もって感じている。