『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

ドント・ディスターブ・マイスリープ

2020-06-26 04:54:00 | 藤井 聡太
きのうの
ソーちゃんの順位戦は
夜の11時頃に
決着がついた。

もう眠気に襲われながらも、
コーヒーを飲み飲み
寝落ちしないようにした。

結果は白星で、
「伝説の29連勝」を阻んだ
強豪のユーキを退けた。

自粛明けのソータは、
明らかに強くなっている。

相手は「悪手」も「疑問手」も
指していないにも関わらず、
いつの間にかソータの術中に
絡め捕られている。

ソータが子どもの頃に
ハマッていたという
「キュボロ」という立体パズルは、
ブロック型の積み木に
複雑に孔の空いたもので、
それを組み立てて
上からビー玉を下まで通す
というものである。

彼の母親によれば、
それをあらゆる複雑な構造に
素早く創り上げたというので、
3D感覚で孔の繋がりを
直感的に見出す訓練を
幼児の頃からしていたのである。

であれば、
2Dの盤面の駒の絡みは、
彼には、一次元上から
感知されているのかもしれない。

それを証明するのが、
『詰将棋選手権』5連覇
という前人未到の偉業である。

それに加えて、
『エルモ』というAI将棋を
逸早く研究に採り入れ、
自分の負けた棋譜を分析して、
敗着になった手の
思考法の修正をしている。

その研究結果を
永瀬二冠を相手に
惜しみなく手を晒して
研究し合っているというから、
強くならないわけがない。

直近では、
永瀬二冠と渡辺三冠を
撃破したばかりである。

棋士は真剣勝負を通じて
強さに磨きがかかるというので、
6月だけで10試合もあるソータは
急速な勢いで成長しているのだろう。

その様は、
さながら、バルセロナ五輪で、
全くダークホースだった
岩崎 恭子ちゃんが、
中学2年生で金メダルを獲って
一躍時の人になったエピソードを
彷彿させる。

あの折、
故・木原 光知子は、
「この歳の子たちは、
一日ごとに成長するので、
きっと、現地でも、
直前まで成長していたんだと思う」
とコメントした。

今のソータを見ていると、
まさしく“若竹”が伸びるがごと、
破竹の勢いで強さを増している。

そうであれば、
棋聖と王位の
タイトル戦でも
容易に奪取するような
予感がしてきた。



日曜日に、
Tちゃん先生の教会で、
祝宴演奏をするので、
ギターのメンテをした。

久しぶりに、
『影を慕いて』を
弾いてみたら、
オハコだけあって
満足のゆく演奏ができた。

今朝は、
「ギター演奏を楽しみにしています」
という知人からの
メールがきていた。




昨晩の棋戦が
終わるが否や
11時半頃には寝付いたが、
朝の3時半ころに、
蚊に襲撃されて
その執拗な羽音にイラついて
目が覚めてしまった。

室内を煌々と灯かりで
照らしたら、蚊を発見し、
枕元に常備している
捕虫網で捕獲した。

夏場に出る
「アカイエカ/赤家蚊」である。

腕が刺されて腫れてたので、
プックラおなかの膨らんだ蚊を
ティッシュで挟んで潰したら、
ブシュッと、その体の三倍もの
血が噴き出した。

その量にも驚いたが、
よくもこんなに吸って
飛んでられるなぁ…とも、
感心した。

なんでも、
自分の体重の倍ほどを
吸血するというので、
70㎏の人間に換算すると、
70ℓも呑んでることになる。

…そんなんで、
今日は、4時間くらいしか
睡眠がとれてないので、
日中、寝落ちしそうである(笑)。




30年ほど前の独身時代に、
大阪の島本町という処に
アパート住まいしていたが、
阪急「水無瀬」駅まで
歩いて3分くらいの
便のよい所だった。

駅前に、今もある
「とらやま」という
陶磁器店があって、
仕事帰りによく寄っては
様々な器類を買ったものである。

夏場には、
吹きガラスによる
ギヤマン風の厚手の
リキュール・グラスをも買った。

すこーし黄色味がかっていて、
時代ガラスっぽいのが風情があり、
今も愛用している。

たまーに、
キレイに磨きあげてやると、
それは美しい透明感を取り戻し、
しばし陽光に照らしては
その“文明開化”的、
“大正ロマン”的な風合いを
楽しんでいる。

同時に、
内地留学のようだった、
11年間の関西暮らしも
しみじみと懐かしんでいる。



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