『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

クライシス・インターベンション

2023-08-23 06:33:45 | 仕事

 

きのうは
夏休み明けの初出勤日だったので、
勤務校の近所にある
Tちゃん先生の教会に寄らせて頂き、
夏休みを無事に楽しく
過ごさせて頂いた御礼と、
二学期も無事に務まるようにと
お届けさせて頂いた。

校内で
子どもたちの
はじけるような姿を見たら、
いいなぁ・・・と感じ、
背筋がピンと伸びるようだった。

さっそく
いつものルーティンに戻り、
一月ぶりのカウンセリング室で、
執務に就いた。

早速、緊急案件が入って、
数日前に、
自死を留まったケースがあり、
別室登校していた当人と
初対面することになった。

 

朝、朝刊で
「子どもの自殺」特集を
見てきたばかりだったので、
未然に済んで安堵するも、
心中御祈念をさせて頂き、
全人的な関与を要する
真剣勝負の面接となった。

幸いにして、
知的レベルの高い子だったので、
共感的に受容し、
積極的に傾聴することによって、
自身の葛藤について
よく言語化することが出来て、
面接後に希死念慮を
スケーリング(数値化)させたら
安全値まで低下してくれた。

このようなケースは
「クライシス・インターベンション」
(危機介入/Crisis intervention)
といって、
学校カウンセリングでは
しばしばある。

セラピスト側にとっては
最も緊張を強いられながらも
クライエントには
「安全感・安心感・大丈夫感」を
提供すべく
リラックスしていなくてはならない、
という二律背反の技量が求められる。

さながら、
大舞台のコンサートで
いい演奏をする時のように、
ある程度の緊張感を持ちながらも、
心身共にリラックスしていて
脱力していなくてはならない、
という状況とも同じである。

その緊張の瞬間に、
自身の全存在を
どれだけぶつけられるか・・・
全人的関与ができるか・・・
というのが「技量」なのである。

*

緊急ケースの為に、
常連の予約生徒をふたりも
ドタキャンさせてもらった。

面接を途中で中断したり、
廊下で長々と待つも、
笑顔で了解してくれて
後日に変更となった。

その後も、
緊急性のあるケースが続き、
二学期早々から
重々しいスタートとなった。

それでも、あたかも、
こころの「緊急救命医」のような
緊張と弛緩を繰り返す激務に
充実感を感じている自分を
メタ認知すると、
つくづく「コーリング(天職)」
なんだなぁ・・・と、
有難く思わせて頂いた。

かつて、
師匠からは
【腕が上がると重症患者がやってくる】
という
マーフィーの法則もどきの
箴言を教えられた事がある。

これは、
因果律では説明できないが、
縁起律という共時性では
しばしば体験することであり、
易経なぞでも
【弟子の心構えが出来ると師匠が現れる】
とも言う。

この宇宙の深淵な「神秘」とも言える
不思議な機構を
識っているかいないかで、
仕事も人生も
大いに見方や生き方が違ってくる。

それは、
大学でも院でも
教えられないことなので、
自らが多くの場数を踏んで
経験知を高めて
ようやく感得できる
この世の実相なのかもしれない。

*

きのうも
36℃もの猛暑日だったが、
さすがに、カラダのほうも
暑熱順化してきたのか、
30℃ほどでは
たいして暑くは感じないから
不思議なものである。

それでも、
熱中症予防には余念なく、
きのうも「生命維持装置」と称し、
ミニクーラーボックスを鋳込んだ
リュックを背負って出勤したら、
玄関の事務室で
女性職員の方々に笑われた(笑)。

*

毎週水曜が
オフ日なので、
きょうは、昨日の激務の労を癒し、
ソーちゃんの『王位戦』二日目を
のんびりと観戦したいと思う。

今日も今日とて
日中は36℃の予報なので、
夏休み中と同じく、
陽の入る午前は
遮光カーテンを閉めて
穴倉生活のようにTV観戦となる。

寝室内を
ひとつの大きなテントに見立てて
その非日常性を楽しむつもりで
冷房を効かせて
うす暗い午前中を
読書や勉強に当てて
インプットの充実を図るのを
夏休み中の日課としていた。

思えば、
高校入試から始まって、
大学、院、教採、国試・・・と、
ずいぶん受験勉強もしてきたが、
学生期の定期試験まで含めたら、
小中高大院の18年間で
学期ごとにやってたので
そのテスト勉強も50回近い・・・。

卒後も
ずっと勉強を続けてるので、
不勉強な輩には
負けない自信はある。

 

*

夏休みの思い出も
多くの画像や動画から
味わってもいる。

殊に、リク坊との
楽しいひと時は
このロンバケ・バカンスの
ハイライトであった。

今は亡き自分の祖父や父のように
ずっと孫と一緒にいれないのは
恨めしいことだが、
年に二度会うからこそ、
その喜びも
ひとしおなのかもしれない。

*

この夏、
戯れに勉強した
YouTubeのハングル講座の
朴 英蘭(パク・ヨンラン)先生の
プロフィールをネットで見つけた。

36歳
中国の朝鮮民族の生まれ
韓国語と中国語が母語
東京都在住
趣味 読書、旅行、料理、ショッピング
講師歴 5年10ヶ月
滞在歴 12年10ヶ月
JLPT(日本語能力試験)1級
2010年 日本に留学
2015年 名古屋大学大学院
   「言語学科」修了
   
*

YouTubeの講座では、
入門編から文法編まで
スムーズに理解できたが、
「表現編」に入ったとたん、
それまでと講義手法が変わって
グッと難しくなり、
コメント欄でも悲鳴があがっていて、
自分も「バカの壁」にぶつかった・・・
と思わされた。

せっかく、
「やさしい韓国語」
と謳ってるんだから、
最期まで、やさしい講義手法で
統一してほしかった・・・と、
いささか残念感が拭えない。

「バカの壁」を体験した
視聴者の多くは
きっと挫折したことだろう。

 

 

 

 

 

 

 


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