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『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

まだ冬休み

2012-01-07 09:55:00 | 映画


12日まで冬休みなので
ツタヤで借りてきたものと
正月に録り溜めた映画を
毎日観ている。


これは名作の誉れ高く
今まで観たことがなかったが、
退屈きわまりなかった。

2時間も辛抱して観て
馬鹿らしかった。

自分の生まれた57年が舞台で、
戦後のナチ将校が
残党狩りを免れるため
組織活動する様が描かれている。

73年のイタリア映画で
女性監督リリアーナ・カヴァーニが
倒錯した愛とエロスを描き、
巨匠ルキノ・ヴィスコンティが
絶賛したと言われている。

過去の回想と現代が
頻繁に行き来するのが
観ていて煩わしく、
全体的に暗い画像で
暴力的愛情表現もあって
デカダンス好みには受けようが
健常な受け手には
いささかエログロでさえある。

官能と耽美。
といえば芸術的ではあるが、
観ていて面白くはない。

昔、劇場で観た『ピアノ・レッスン』も
女性監督だったが、
どうも冗長で映像に変な思い入れがあって
独善的な虚無性、退廃性、病理性が
前面に出て、感心しなかった。

どうも、女性監督は
生理的に合わないようだ。

英題の『The Night Porter』は
主人公の元ナチ将校が
ウィーンのホテルでポーターとして
身分を隠して夜のみ働いているからである。





録画したのを見たが、
最初の5分で、観る価値なしと思い、
早送りで全編を通し観して、
最後のブタを泣きながら見送るシーンで
やっぱり、そうなったか、と
白々しい気持ちで眺め
HDDから削除した。

公開時に、面白そうかも、
と気持ちがちょっと惹かれたが、
こんなの劇場で観なくて
よかった。






サンドラ・ブロック主演の『1』は
劇場で観て、まあまあ面白かったが、
それはネットが普及しだした
95年頃だったからかもしれない。

いまさら、インターネットがらみの、
と言われても、これだけ普及したら
『テレビ2』と言われているのと同じで
なんらドラマ性がない。

案の定、ドタバタ劇で
「不安がらせて予定調和」という
安直な作りで捻りも何もない。

『2』はダメもん、
という定説どおりだが、
それでも、最後まで観せられてしまい、
「オレの時間、返せ!」
と思ってしまった。

***

休みに映画ばっかり観ていると、
つくづく人生って、
偉大なる暇つぶしだなぁ・・・と、
退廃的に思うことがある。

もっとも、仕事で働いているときは
生産的、建設的、公共的に
生きているのだから、
オフ日くらい脱力して
漫画や映画などのソフトを
消費・インプットするだけでもよし、
としていいのかもしれない。

本を書いたり
創作や演奏という
アウトプット系と
いかにバランスよくやっていくか、
というのが、自分の残り時間の
使い方の課題である。










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