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『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

ピテカン

2018-05-31 06:59:00 | ギター
昨日は
ナッちゃんが撮ってくれた
ビデオ画像をDVDレコーダーの
ハードディスクにコピーした。

そして、
公演を振り返りつつ
鑑賞してみた。

今回のリサイタルでは
スチル写真がほとんどないので、
貴重な映像かもしれない。



久しぶりに来てくれた
80になる光っちゃん(叔母さん)から
ロビーで
「もっと、背中シャンと伸ばしなさい!」
と、ドンと叩かれた。

もともと猫背で
ピテカン姿勢なので
横から見ると見ぐさいのだが、
映像では「出」の時に
如実に現れていて
愕然とした。

ほんとに
ピテカントロプスが
歩いてる図にそっくりである(笑)。

いつもは、
無理にでも
シャンと背筋を伸ばして
首を引いて、
「出」には注意していたのだが、
この日はドタバタしてて、
意識化するのを
忘れたのかもしれない。

それでも、
4㎏減量して
出っ腹はだいぶ
目立たなかった(笑)。

もっとも、
ボクサーみたいに
前日から減食を解禁して
逆にモリモリ食べて
スタミナを貯えたが。

昨日まで、
リバウンドしたように
過食に走っているが、
疲労回復の栄養補給のつもりで
看過している。

そしたら、
今朝はしっかり
1㎏太っていた。

\(@_@)/ アラ~  

今日から、また、
10月の検診に向けて
5㎏のダイエットに
挑もうと思う。

オフ日の昼は、
豆腐半丁とバナナ一本を
ミキサーでスムージーにした
自家製ドリンクで済ましていたが、
またそのダイエット・メニュー復活である。




去年の「還暦コンサート」での
フラメンコ・ステージの
エンディングで、
無意識に右手を上げたのが
スペイン人のギタリスト風だったので、
今年もそれを覚えていたのか
『コーヒールンバ』の後、
自然と右手をあげていた。

これから、
アンケート整理をして
市教委に「後援行事の事後報告書」を
書かねばならない。

それから、私家版の
アンケート小冊子と
編集CD,DVDを製作し、
ご祝儀やお花を頂戴した方々全員へ
「礼状」をしたためなくてはならない。

その数も20以上あるので、
毎日、ちょっとずつ
進めていこうと思う。

**************

アンケート「自由感想」より ①

**************

フルートとの協演が素晴らしかったです。
フルートの美しい音色とギターの力強い演奏が、
とってもよかったです。
(58才女性/公務員)

観客が少なくて寂しく感じました。
もったいないです。
これに懲りず来年も御願いします。
楽器も製作しているんですね。
フルートとギターのコラボ素敵でした。
(女性/パート)

とてもすばらしかった。
ギターの華やかさ、
フルートの華やかさ、
とてもマッチしてよかった。
ギターのいろいろなテクや変化を
楽しめました。
(70才女性/主婦)

今年もステキな演奏をありがとうございました。
『津軽のふるさと』は大好きな曲で、
あらためて感動し、心にしみました。
フルートとのコラボもとてもステキでした。
来年もぜひ楽しみにしております。
(69才女性/無職)

ギター&フルートのデュオ、とても良かったです。
久しぶりに『亡き王女のパヴァーヌ』を聴いて心が癒されました。
フォルクローレの『コンドル』『灰色の瞳』も
中南米音楽の良さがあふれていました。
『コーヒールンバ』は7年前にやった
佐々木さんとのデュオを思い出しました。
今日は、本当にありがとうございました。
(57才男性/パート)

今年も素敵なコンサートですね。
フラメンコギター、情熱的で良かったです。
『パコのファンダンゴ』が印象的でした。
『津軽のふるさと』は、お父様を想い、
優しさが音色に出て感動しました。
若月さんとのコラボ、息が合っていて、
風を感じた『コンドルは飛んで行く』は良かったです。
今年も心温まるコンサートになり、
楽しませて頂き有難うございました。
(63才女性/主婦)

ギターのやさしい音色に癒されました。
ジブリの世界が目に浮かびました。
『天空の城ラピュタ』は大好きな曲です。
ルネッサンスギターの音色は
16世紀の「ロミオとジュリエット」が思い浮かびました。
フルートの音は透き通ったとてもきれいな音でした。
フルートの独奏も素晴らしかったです。
ギターとフルートの息もぴったりで、
とてもいい組み合わせだと思いました。
『リベルタンゴ』はかっこよかったです。
『コーヒールンバ』もとてもよかったです。
毎年、幅広い年代、幅広いジャンルの
曲を聞かせていただき、ありがとうございます。
(59才女性/公務員)



毎年楽しみにしています。
毎回、すばらしい演奏と楽しいおしゃべりに
時のたつのも忘れて聴き入っています。
今回は4種類のギターを紹介していただき、
それぞれの特徴がよく分かり勉強になりました。
昨年はピアノと、今回はフルート…
それぞれギターとの協演はすばらしいものでした。
来年も楽しみにしています。
すばらしい心の癒しになりました。
ありがとうございました。
(58才女性/主婦)

円熟味を増した演奏と巧みな話術で
時間がアッという間でした。
趣向も変わりマンネリ化することなく、
すばらしい出来上がりの会でした。
フルートとの協演では会場の良さもあり
素晴らしく、来た甲斐がありました。
来年も楽しみです。
(60才男性/会社員)

佐々木先生へ
若月さんとの息もピッタリで、
フルートとの演奏とってもよかったです♡
ルネッサンスギターの繊細な音色で
宮廷にいた頃を懐かしく想い出していました。
私はお姫様なので…(笑)。
本日は豊かな時間をありがとうございました。
(48才女性/公務員)

音楽堂大ホールでの
アマチュア団体のいろいろな演奏を
聴くことを楽しんでいる者です。
今日のコンサートはこれまで聴いたことがない
ギターの魅力を幅広く紹介し演奏されているので
非常に面白く、来てよかったです。
フルートとのアンサンブルは
フルートを引き立てているギター伴奏もいいですね。
来年もこのコンサートを聴きたいです。
今日はありがとうございました。
(64才男性/パート)

毎年気になるイベントでしたが、
今日はじめて来ました。
最高で~す!!
いつも聴いている曲も楽器が違うと
印象が全然ちがって不思議な感覚でした。
トークも面白く、また色々と勉強になりました。
フルートの音色もすごくきれいでした。
『コンドルは飛んで行く』と『リベルタンゴ』は最高!!
楽しい時間をありがとうございました。
また、今度を楽しみにしています。
(51才男性/会社員)

フルートのソロがよかったです。
音楽を聴き、心が軽くなったような気がします。
(68才女性/パート)

ギターとフルートが組み合わさると、
とても素敵だった。
(26才女性/パート)

真摯な演奏にいつも癒されます。
フルートの透明感と染入るような音色…。
心豊かな、ぜいたくな時間を
ありがとうございました。
(60才女性/会社員)

ギター、フルートとも
すばらしい演奏で感動いたしました。
(60才女性/無職)

『影を慕いて』最高でした。
『津軽のふるさと』もしみじみとして心に響きました。
フルートの音色が心地よく聴こえました。
ギターに合う音色でした。
『コンドルは飛んで行く』は深く印象に残りました。
(74才男性/無職)

昔の知らなかった楽器の説明もあり
勉強になりました。
MCも楽しくギターの音色と共に癒されました。
フルート独奏は最高でした!!
ピアミルダ最高でした!!
ありがとうございます。
(65才男性/会社員)

***

デュオ「ピアミルダ」は
この日の公演を最後に
解散した。




祭りのあと・・・

2018-05-29 04:10:00 | ギター
大イヴェントの後は、
きまって
ポスト・フェウトゥム・シンドロームになる。

いわば、
抜け殻状態になって、
正直、車の運転も
危なっかしい。

頭んなかでは、
美空ひばりの
『お祭りマンボ』の
中間部の歌詞が
幾度も繰り返す。

♪ おーまつりぃ
  すんーで
  日がくーれてー ♪




自宅カウンセリング室は
ゴチャゴチャ状態だが、
片付ける気力が湧かない。

あと二三日は
疲労状態が続き、
そのあと、空虚感が
訪れるやもしれぬ。

リサイタル終演後の夜は、
背中、首、全身痛で
痛み止めと
筋弛緩作用もある
マイナートランキライザーを
服用して床についたが、
やはり熟眠は得られなかった。

それでも、昨日は
朝から会議に出て、
生徒のカウンセリングもし、
きちんと論文も読んで勉強もした。

ただ、カウンセリング室にある
ギターは見るのも嫌だった(笑)。





舞台の上では
笑顔こそ見せているが、
帰ったら過労地獄が待っていた(笑)。

今朝になって、
やっとパソコンを開いたら、
ねぎらいのメールが
沢山きていて、
ありがたく思った。

「今日は大変お疲れ様でした。
気迫あふれる素晴らしい演奏を聴かせて頂きました。
ノリノリで演奏されていて、楽しさが伝わってくるようでした。
どの曲も馴染みのある曲ばかりでしたが、
アレンジ等、新しい発見があって楽しかったです。
ギターとフルートのアンサンブルは初めてでした。
コーヒールンバはどうなるのか想像つかなかったのですが、
さすが先生、圧巻でした!!!」

「昨日はコンサート大変お疲れ様でした。
無事終えられて何よりでした。
神様に御礼申させて頂きました。

会場の皆さまが演奏にトークに
楽しんでおられる様子に(もちろん私たちも)
いつもながら居心地のよい
温かいコンサートだなぁと思いました。

こちら側には
佐々木さんのおっしゃるような
疲労感は全く感じずに
楽しませて頂きましたが
やはり演じる側では
進行のことや緊張感の中で
最高のパフォーマンスを
目指して演奏されるのですから
どれほどお疲れになられることかと思います。

どの曲も本当に素敵でした。
中でも、ギターで聴く『もののけ姫』は
もの悲しさが一層深まって
胸に迫ってくるようで感動しました。

『影を慕いて』も情感たっぷりで
心に染みました。
母は足が悪いのにも関わらず
足でリズムをとりながら
体全体で聞き入っていました。

フルートの先生も素晴らしかったです。
曲によって様々に雰囲気を変えられて
『コンドルは飛んで行く』は
フォルクローレの笛のようでした。
ギターとのコラボが
とてもカッコよかったです。」

「心にしみいるリサイタルでした。
ありがとうございました。
人が作り出すもの(音)で人の心を動かしたり、揺さぶったりするのって、スゴイね。
目の当たりにしてしまった 思いです。
疲労困憊もうなずけます。
いかに音作りに傾注されていたか。
ゆっくり休んでください。
日常に埋もれた日々、刺激を頂戴しました。

う~ん、『命を削って音楽してる』かぁ~。。。。。
確かに昨日のリサイタルはそんな鬼気迫る感じあったね。
だからこそ、感動も大きかったのかもです。
『来年を最後として』は淋しいけど、それもまた次への一歩なのかもしれませんね。」

「昨日は、コンサートお疲れさまでした。
修さんの演奏はもちろんのこと、演奏する姿、前向きに挑戦する姿が、聴く人の心に感動と生きる喜びを与えてくれると思っています。
来年のコンサート、頑張ってください。
応援しています。」

「お疲れ様でした。
大変だったんだろうけど、音楽堂のステージに、年々、おさまりがよくなってきたというか、様になってきた、ような気がします。
力強い演奏では、大丈夫かな、と心配にもなりましたけど、大したもんです。
フルートも素晴らしかったですね。
やっぱり、聴くなら音楽堂だな、堀切邸とは違うわ。(比べるなってか!)
来年最後というのは、寂しいね。
同級生は徐々にリタイアして、行くところが無くなってくるんだから、修のコンサートは、これから、みんなの憩いの場として、盛り上がってくるのでは?
まあ、会場を変えても、中身を変えても、演目を楽にしても、どんな形でもいいから、続けて欲しいと思います。」

「昨日は復興支援コンサートお疲れさまでした。
毎年この日を楽しみにしていらっしゃる方も多いと思います。
僕も行って聴けるものなら聞きたいと思っていました。
が、福島は遠いです。残念。
皆さんも励まされ、元気も出ると思うので、出来ることならまだまだ続けてほしいと思うのですが。」

「昨日は、心地良い音楽を聴かせて頂き、ありがとうございました。
2時間を超える演奏は、心身共に疲労されるでしょうから、しばらくはゆっくり休んで下さいね。
佐々木さんの生演奏をお聴きしたのは、しばらくぶりでしたので、とても懐かしく感じました。
60代になったら、きっと指が動かないでしょうが、伝えるメッセージが届けばそれでいいのではないかと、昨日の佐々木さんの演奏をお聴きして感じた次第です。
老いることは仕方ないことで、瞬発力も持久力も落ちてくるのでしょうが、それを差し引いても惹きつける演奏を聴かせて頂いたことに感謝申し上げます。
来年のファイナルコンサートも楽しみにしておりますので、お体を大切にお過ごしください。」





アンケートには、
フルートの独奏がすばらしかった、
というお声をたくさん頂き
嬉しく思わせ頂いた。

しばらく休養して、
また、来年のファイナル・コンサートに
向けての準備を開始したいと思う。

ご来場いたいたお客様には、
ほんとうに感謝の気持ちで
いっぱいである。




疲労困憊

2018-05-28 08:51:00 | ギター
多くの方々のご支援、
ご声援を頂いて、
今年も無事に
ビッグ・イヴェントの
『復興支援リサイタル』を
やり遂げることができた。

多くの友人、知人、親類縁者が
足を運んでくださり、
ほんとうに皆様のご支援で
させて頂いたという気がしてならない。

ありがとうございました。
と、心よりお礼申し上げたい。

また、共演いただけたW先生も
心にしみるような
大変素晴らしい
演奏をして頂き、
ほんとうに
心より感謝したい気持ち
でいっぱいである。

ありがとうございました。




今年は、
例年になく
ソロでは指が廻らず
自分が思ったように
弾けず忸怩たる思いに
苛まされた。

もう、限界なのである。

これ以上の醜態は
人様に晒したくないので、
つい、
「来年の最後として
引退することにします」
と公言してしまった。

その心に偽りはない。

今朝は疲労困憊で
起き上がることも
ままならなかった。

「楽壇ひとり」は
演奏においても
研ぎ澄まされた神経を使い、
肉体的にも精神的にも
ボロボロ状態である。

これからあとは、
自分の楽しみとして
余生をギターの楽しみとしたい。

なんだか、
いまは毎日ピアノを
遊びで弾くのが楽しみで、
余生はピアノをどこまで
上達できるかに
時間を傾けてみたい。

きのうは、
リハーサルの時に
音楽堂にあった最高のピアノ・
スタインウェイを弾くことができて、
念願が叶った。

音質は自分の好みではなかったが、
象牙と黒檀の鍵盤には
指が吸い付くようで、
どのキーもタッチが軽く
すごく弾きやすかった。

それに比べて
我が家のキーの重いこと。

もっとも、
自分がすべて調律しているので
鍵盤の重さまでは
なかなか調整できないものである。





今日から
来年のプログラムを
考え始めている。

来年はクラシックをやめて、
全篇ポピュラーにして
来られた方に
楽しんでいただこうと思う。

禁じられた遊び
アルハンブラの思い出
さくら変奏曲
影を慕いて
津軽のふるさと
花祭り
ファルーカ
コーヒールンバ

いずれも
自家薬籠中のものなので、
これならば目をつぶったままでも
演奏できる。

思えば、
わが生涯で
ほんとうに極めた8曲である。

まだ、構想段階だが、
歌とのデュエットは
「世界巡り」で・・・

荒城の月(日本)
庭の千草(スコットランド)
グリーンスリーヴス(イギリス」
枯葉~ジャズ版(フランス/アメリカ)
カタリカタリ(イタリア)
黒い瞳(ロシア)
蘇州夜曲(中国)
花は咲く(日本)





昨日も福大ギター部の
有志ボランティアが
お手伝いに来てくれ、
ほんとうに助かり、
あり難かった。

あの赤ちゃんだった
ナッちゃんが、
大4になり、
スタッフとして
トーチャンの仕事を助けてくれた。

なんだか、不思議でもあり
ありがたくも思った。




前々日

2018-05-25 06:47:00 | ギター
今朝方は
毛布一枚では
寒さを感じて、
書斎ではストーヴを点火した。

廊下は15℃だったが、
日中は31℃にもなるという。

この激しい寒暖差は
若くない身には
こたえるものである。

本番があさってなので、
それこそ、こまめに
長袖・長パンから
半袖・短パンに着替えたり、
水分補給を怠らないように
しなくてはならない。

十分に体調管理をしながら、
なんとかあさってに
絶好調のピーキングに
もっていきたいものである。





はじめてリサイタルを開いたのは
大学1年の時である。

今はなき
市立図書館の斜向いにあった
労働福祉会館だった。

それから
毎年開催し
最後の大学4年では
文化センター小ホールが
仕舞いだった。

音楽堂小ホールでは
結婚披露を兼ねた
「アニバーサリー・コンサート」で
カミさんとデュオをやった。

なので
主宰リサイタルは
あさってで
9回目となる。

来年の10回目で「最後」
というのも
キリがいいかもしれない。

***

今年は
楽譜を見ながらのソロが
ほとんどなので、
暗譜で臨んでいた例年よりも
かなり気が楽ではある。

それでも、
ライヴなので
思わぬミスタッチもあるだろう。

でも、
コンクールではなく
リサイタル・音楽会なので
自分も楽しまなくてはと思う。

練習では得れない
緊張感と観客の拍手による
高揚感で、どれだけ集中して
選曲した曲たちを
ベスト・パフォーマンスできるか、
楽しみでもある。

採点競技の
スケートや体操などと同じく
完璧を目指しつつ
魅せる演奏を精一杯したい。





ふだんは
カウンセリングのお客様のために
きちんと生理整頓・清掃している部屋が
あさっての本番を前に、
今まさに出動前夜というような
さながら楽屋のような
乱雑ぶりになっている。

今夜も
おひとりカウンセリングに見えるが、
コンサートにも来て下さっていた
事情をご存知の方なので、
ここはひとつ甘えて
お許しいただこうと思っている。

楽器や備品、頒布品などの
荷物を車に積むだけで
三往復以上は要りそうなので、
今日から少しずつ
車に積み込んでおこうかと
考えている。







これまで毎年
来て下さっていた
実行委員でもあるM先生や
大学ギター部のH先輩、
従妹のミキティらが、
残念ながら今年は
都合で来られないという。

それで、わざわざ
ご祝儀やら楽屋御見舞、
お手紙などを下さリ
ありがたくも恐縮している。

今年は、
音楽堂のチラシが
例年よりもはけていなかったり、
頼んであった処でポスターが
貼られていなかったり、
学習センターにチラシが
置かれていなかったり・・・で、
いささか観客数の少なさが懸念される。

1000人収容の大ホールで
100名ちょいでは
寂しくもあるが、
10人ほどのミニコンサートも
しょっちゅうやってきたので、
あまり拘ってはいない。

大ホールは
奏者にとって心地よい残響を持つ
楽器の一部だとも考えている。

奏者が弾いて心地よく、
客席で聴いても心地よいので
選んだ音場(おんじょう)である。

それに、
復興支援コンサートには、
3.11で犠牲にならなれた
二万数千もの御霊様への
追悼・慰霊演奏という
もうひとつの大儀がある。










天鏡閣コンサート

2018-05-06 08:32:00 | ギター
3回目の
天鏡閣コンサートが
無事終わって
ホッとしている。

午前・午後の
フルステージだったこともあり、
楽しく演奏したつもりではいたが、
やはり緊張感や
アドレナリン放出の闘争モード
だったせいか、帰宅後、
ドッと疲れが出て
早寝してしまった。

そしたら、
3時頃、カラダが痛くって
目が覚めてしまい、
二度寝できなくなったので、
仕方なく録音したものを
聴いていた。

そしたら、
4時頃に眠気が訪れたので
それに身を任せた。

やはり、
寄る年波という「波」を
上手くサーフィングするのは
至難の技である。



午前の部には、
T町の教育長のM先生が
ご夫妻でおいで下さって、
サプライズだったので
嬉しく思った。

奥様には初めて
ご挨拶させて頂き、
音楽の先生と伺った記憶があったので
いささか緊張していたら、
国語の先生でいらしたという。

M先生には
度々講演に呼んで頂いたり、
現T中に招聘して頂いたり、
と、何かとお世話になっている。

『復興支援リサイタル』にも
お運び頂いたこともある。

そんな恩人の先生に
元白河中央中の同僚の誼(よしみ)で
厚顔にも写真撮影をお頼みした。

トップの教育長に対して
撮影係を依頼できる学校教員は
まずおるまいと思うが・・・(笑)。

そこはそれ、
先生のお人柄も存じ上げているので
気軽にお引き受け頂き、
場所を移動しながら
熱心に撮影して下さっていたので
有り難くも恐縮する思いであった。

まさしく、
目上の人に用を頼むとき、
言い訳として使う
「立ってる者は親でも使え」
であった。

おかげさまで、
素晴らしい写真をたくさん
撮って頂けて、
ありがたく思わせて頂いた。

この日は、
ご夫妻の37年目の
結婚記念日ということで、
奥様から
「とてもいい記念になりました」
とお礼の言葉を頂いて
演奏家冥利に尽きる喜びであった。

終演後に、
三人での記念写真にも
入らせて頂き、
光栄な思いがした。






午後には
何も言っていなかった
カミさんが
ひょっこり会場に来ていて、
プチ・サプライズだった。

フルート発表会でも
度々来ているので、
W先生のフルート演奏に
魅了されているのかもしれない。

今回は、
滝廉太郎の『花』と
『ニューシネマ・パラダイス・メドレー』の
4曲が自分にとっては
ネタおろしだったので、
ことさら神経を使い練習もしたが、
やはり本番では、完璧は果たせず
音抜けなどのミスタッチがあった。

大事故にこそ
至らなかったが、
縁石にタイヤを
ぶつけたような気分であった。

どんなに練習しても
ミスのない演奏には
なかなか至らないものである。

そしたら、
天才・ソータの言葉を思い出した。

「人間どうしがやるので、
 ミスのない将棋は絶対になくて、
 そのミスにどう対応するかというのが
 大事かと思います」

「四百年に一人」の
天才の言葉だけに
重みがある。

そして、
彼の棋戦の全てを観戦してきたので、
それが嘘でないことも
よく解る。

あの大天才・羽生七冠にしても
ミスと思われる疑問手で
敗れることもある。

ただ、ソータにも七冠にも
共通していえるのは、
ミスを恐れず、
自分の信じた手を指す、
ということである。

その閃きが成功したときに、
新手筋として「天才」のみが
為しえるオリジナリティの世界を
現前化せしめるのである。

三週間後には
もうひとつの大きな本番
『復興支援リサイタル』である。

ミスを恐れず、
これを信じ愛し
楽しんでいるギター音楽で
自分だけの世界を
全人的に存分に表現しようと
思っている。





天鏡閣コンサートのために
一次メンテとして
弦を張替えクリーンナップした。

リサイタルのためにも
もういちど
フレット磨きや
指板磨きと弦交換の
二次メンテをする。

いち日、
活躍してくれた愛器を、
親王殿下が座られたという
高貴な椅子に座らせて
記念写真をとってあげた。

よくやったね、
というご褒美である。