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『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

ご褒美?

2018-12-02 06:36:00 | ギター
きのうは
「心理師」合格のご褒美なのか、
大学ギター部定演で
後輩たちと邂逅し、
馴染みの鮨店で
楽しく旧交を温めた。




音楽堂では
クリスマス飾りがなされていて、
あぁ、そろそろ、うちも
クリスマス・オナメント出さなきゃなぁ・・・と、
思った。

大ホールのステージを
最前列で眺めていて、
これまで5回の
『復興支援リサイタル』の想い出が
走馬灯のように想い返された。

そして、
あと4ケ月後には、
ファイナル・ステージに
立っているはずである。

この荘厳な堂内にいると、
過去・現在・未来が去来するような
同時に存在するような、
まるで一枚の楽譜を
演奏するかのような
不思議な感慨にとらわれる。

そう。
楽譜には、音楽がすでにそこに在り、
これからもそこに在り、
奏でると、今、音となって立ち上がり、
それらがつながると曲となる。

曲とは、流れるように
麗しく「曲がる」ところにも拠る、
という説もある。





きのうの
もひとつのご褒美は、
ソーちゃんが初めて
解説者デヴューしたことである。

本来、さほどに
饒舌とも思えない
“国民の孫”を
みんな期待と心配で
見守るかのように
十万人もがその解説に見入った。

奨励会では幹事役だった
山崎八段が異例の拍手で迎えて、
さすがに大人のフォローをしながら
稀代のスター少年棋士を
盛り立てていたのは
さすがの気配りであった。

子持ちママのミナミちゃんも
初めて大天才少年を前に
緊張して挨拶でかんでいた(笑)。

大盤解説では
さすがにパッと手が見えて
大先輩の八段を
「思いつかない」
と驚かせていた。

時に、対局者の羽生竜王と
差し手がシンクロして
一般観覧者も驚きのコメントを
記していた。

ソーちゃんの
読み筋のプロセスが
解説という形で
垣間見られたのは
全国将棋ファンにとっては
またとない貴重な機会であった。

ただ、
山崎八段も番組の中で
「お断り」として、
「藤井君は、まだ高校生なので
夜10時以降は出演できませんので、
最後の詰め将棋の部分をいちばん
解説してほしかったのに、
それが残念です・・・」
との言葉どおり、
対局の終盤で帰宅となった。

まだ中学生の頃でも、
本人対局の時は
11時半を越えた時も幾度もあり
「日本一はたらく中学生」
というジョークがあった。

それは、
プロとして
「労基法」の
例外になるのかもしれない。

もうすでに
高1にして
年収ウン千万円の世界に
彼はいる。





茶室用の
ダミー障子窓を
仕上げて、
茶室に設えてみた。

かつて老母の部屋で
十年来、額装した油絵が
飾ってあったので、
この部分だけが
壁紙が焼けずに目立っていたので
その目隠しに設置した。

そしたら、
たまたま冬タイヤ交換に
帰省してきたナツが
庭にクルマを入れたところだったので、
にじり口から呼んで
けったいなお茶室を見せた。

彼は建築科なので、
こんな不思議な
似非数奇屋の茶室も
面白かろうと思う。

初冬の寒気で
ドウダンツツジが
今ごろ真っ赤に染まり、
緑の苔庭に映えて、
このアングルは
「プチ京都」の風情が感じられた。





同級会

2018-08-12 09:42:00 | ギター
17年ぶりの
大学の同級会に
行って来た。

みな還暦を迎え、
白髪のもの、
はげ頭のもの、
シワだらけのもの、
と風貌はだいぶ老化したが、
誰もが大学時代のまんまの
キャラで、うれしく思った。

誰かが新入生ガイダンスの
集合写真を持ってきてくれ、
まだ十代の頃の
初々しい自分たちの姿と
再会して面映くもあった。

50人ほどのクラスだったが、
19名が参加して、
担任と仲間ひとりが
亡くなられて、
その黙祷から始まった。

平日は、
夜の9時~10時頃、
就寝する生活をしているが、
さすがに昨日は楽しくて
0時まで部屋での歓談に酔った。

クラスの半数ほどが
校長や組織の長になるような
優秀なクラスだが、
こうして一堂に会すると
あの頃の「おい」「おまえ」の
関係にスッと戻れて
幸せなお祭り気分で
元気になれた。

このクラスの仲間を
思い浮かべる時、
キライな人間がひとりもいない、
というのは稀有なことである。

昭和52年入学なので
「52理科クラス」というが、
多くの後輩たちから、
「みんな憧れて
リスペクトしていた
人たちのクラスでした」
という声を聞いたことがある。

とにかく、
仲がよくて、
それぞれがみな優しい心根の
持ち主たちなのである。

昨晩も、
泥酔したひとりを
ふたりが肩を貸して
寝室にまで運んでいったのを見て
なんだかジンときた。




誰ともなく
ギターを聴きたい、
と請われて、
車載ギターを取りに行って
十八番の『コーヒールンバ』を
お愛想に弾いた。



みな喜んでくれて、
来年4/14のファイナル・リサイタルには、
プチ同級会にしようという話もあって、
何人かがコンサートにも来てくれそうだ。

誰もが喜んでくれるように
もいちどソロの選曲を
考え直そうかとも思った。

やはり
聴く人が喜んでくれ
感動してくれてこその
生演奏音楽である。

友の胸に届かぬような
自己満足の選曲であっては、
申し訳ない。




ほんとうに
楽しげに共感的に
よく聴いてくれる「場」こそが
音楽をする喜びの原点なのである。

宴会余興の
たった一曲でも、
演奏者とギターと聴く者、
という楽器と音楽を介在して
言語化できない
「たましいの高揚」が
そこに生じることが、
いい勉強になった。





マンツーマン

2018-07-19 05:36:00 | ギター
夏休みに入り、
大学ギター部から招聘されて
新入生のレッスンをしてきた。

いちおう
OBOG会の会長という
名ばかり職なので、
もう10年近く
ボランティア指導している。

はじめて、
警備室のゲート前に停めて、
整備された裏山の森林内を抜けて
学生会館前にたどりついた。

学生の頃、
練習室として使っていた
2階の第一会議室だったので、
懐かしく感じた。

今年は
新入生が男子一人のみ
というお寒い年で、
これはギター部存続が
危ぶまれた。

現在14名の所帯のようだ。

カミさんと同じ
山形出身で、
ピアノ、ブラス歴のある子だったので、
飲み込みがはやく、
一時間のレッスンで
かなり弾けるところまで
到達した。

でも、部内では
技術指導できる先輩が
いないようで、
新入生は毎年、
放置プレイのようである。





きのうは
35.7℃という
猛暑日だったので、
熱中症予防のために
首にアイスバンドを巻いて
出向いた。

このアイスバンド、
正式名称はなく、
商品数だけ銘々に
ネーミングが違う。

曰く・・・
氷結ベルト、
ネッククーラー、クールマフラー 、
エリクール、クールバンダナ、
ひんやりループ、冷却スカーフ、
ひんやりスカーフ、ひんやり首もとバンド
・・・などなど。

「エリクール」なんか
ティッシュペーパーみたいだが、
造語としてはオモロイ。






きのう、おとついと、
連載心理サイトの閲覧数が
一日あたり2.000人を
突破して驚いている。

きのうは
2.179と最高を記録した。

そんなに
読まれていると、
なんだか嬉しくもあるが、
おいおい大丈夫かよ、
という気にもなる。

もっとも、
これまで、最高だったのは、
音楽業界を揺るがした
『佐村河内事件の深層心理分析』を
連載したときに、
一日あたり3.000人を越えたことがある。

ブロガーは、
このカウンター数が
執筆動機を高めてくれるので、
ありがたいには、ありがたい。

その後ろ立てのおかげで、
2年間毎日休まず
更新してきた。

そろそろ、
この連載も終わりにして
新しいテーマに取り組もうかとも
考えている。






『100分de名著』の録画を視て、
自分が読み落としていた部分が
解説されていて愕然とした。

落語の『道灌』じゃないが、
「俺もまだまだ歌道に暗いなぁ」
という気分になった。

なので、
何度となく読み返していた
名著『昔話と日本人の心』
を再読した。

赤線、青線、付箋、書き込みだらけで、
もはや本でありながらノート状態だが、
番組で解説されていた処は
無印だったので、
忸怩たる思いがした。

それでも、
新たな発見があり、
さすが、河合先生だなぁ・・・と、
再度、尊崇の念を抱いた。

昨晩は、寝床のなかで、
あの時のあれが、
これだったのか・・・と、
思い当たり、起き出して
ノートに書き出した。

***

「あわれ」とは、
我われの物語に即して言えば、
完結に至る寸前における
プロセスの突然の停止にって
引き起こされる美的感情である。

(物語の『鶯の里』では)
哀しく立ち去っていく
鶯の姿によって
我われの美意識は完成される。

+++

「何も起こらなかった」
という英語
「Noting has happened」
は、「無」が生じたとも言える。

それは、ネガティヴなものでなく、
意識/無意識、日常/非日常という
あらゆる対立を越えて
全てを包摂し「円」へと変貌する。

それは「無」であり「有」であるのだ。

+++

日本の典型的物語である
『鶯の里』『浦島太郎』
『鶴女房』『雪女』などは、
それが「無」の解釈なのであり、
それをさらに分析・解釈するようなことは、
屋上屋を架すが如しなのである、
という河合先生の卓見には
目を覚めさせられた。

自分はいったい
河合隼雄全集の
何を何処を読んできたのだろうか、
と自己反省した
夏休み初日であった。











ファイナルに向けて

2018-06-24 06:13:00 | ギター
昨日は
久しぶりに、
フラメンコギターを
習いたいという生徒さんが
初レッスンに来られて
嬉しく思った。

ギターは全くの初心者だが、
20代の音楽教員なので
ピアノ、合唱経験があり
独習で教則本を半分ほどやった、
というだけあって、
初レッスンのセヴィリジャーナスの
口伝教授をうまく弾きこなしていた。

このぶんだと、
1年後には
リサイタルの賛助で
『コーヒールンバ』の
アンサンブルが出来るかもしれない。

4年以上レッスンしている
高畑のKさんは『ルンバ』が
仕上がっているし、
7年前に音楽堂でやった米沢のKや
元ギター部で現中学校長のJなどを
臨時招集して
フラメンコ・アンサンブルを
作るのも夢ではない。

そんなことを
想像したら、
久しぶりにワクワク感がした。




テニス倶楽部仲間の
ナべさんが、
今年も撮影して下さったようで
カミさんがメモリーを預かってきた。

元テレビマンが
スーパーファインで
撮って頂いているので
キレイなスチル画像が沢山あって
嬉しく思った。

そういえば、
来て下さったうえに
ご祝儀やお祝い品を頂いた
倶楽部のメンバーさんたちには
まだCDをお渡ししていなかった。









4㎏の減量成果か
このアングルでは
顔がシュッとしていて、
初めて見るような自画像である。









唯一、パコの曲だけは
この独特のパコ・スタイルで
演奏するが、
やはり、これがいちばん
画像映えして
お気に入りの自画像である。

なので、
これから作るCDには
この画像を使おうと
思っている。



肌寒し

2018-06-17 04:39:00 | ギター
今朝も4時に目が覚めた。

あまり夢見がよくなかったので、
二度寝が期待できず、
潔く起き上がって
朝刊を取りに階下へ降りて
コーヒーとパンで朝食を済ました。

廊下は15℃で
書斎は18℃だったので、
さすがに肌寒く、
腹風邪ぎみだったので、
一度片付けたストーヴを
またひっぱり出して点火した。



梅雨入りしてからの一週間は
ずっと肌寒くて
風邪ぎみなのか
朝の寝起きがダルかったり
体が痛かったりで、
鎮痛剤を服用する日が続いていた。

そしたら、
腹風邪に症候移動して
週末にはムカつきも発症して
胃薬を服用するようになった。

ストーヴを片付けてから
なんとかエアコンの暖房で
凌いでいたが、
やはり15℃ともなると
ファン・ヒーターに逆戻りである。

今日は、
毎年、リサイタルに来てくれている
大学ギター部時代の後輩マドンナ達と
「アンムクライ会」という
恒例の食事会に出かける。

アンちゃん・
ムクちゃん・
ライちゃん・三人揃って
支援もしてくれているので
ありがたく思っている。

なので、
三人の35年以上も
ケースの中で眠りっぱなしだった
ギターをメンテ・クリーニングしてあげた。

ムクちゃんのギターは
70年代の「桜井ギター」なので、
今ではオールドギターの部類で
逸品でもある。

本人は、
欲しい人がいたら譲ってもいい
とのことだったので、
一年間、預かって
レッスンに来る生徒さんや
ギター部の学生さんたちに
声かけしてみたが、
残念ながら嫁ぎ先が決まらなかった。

楽器コレクターとしては
自分でも欲しくはあるが、
今でもギターが沢山あるのに
これ以上増えるのは荷なのと、
譲渡額は1,2万じゃなく
10万を最低額に考えていたので、
ご本人に今日お返しすることにした。

昨晩は、
返却前に再度クリーニングし、
来年のリサイタルでの
オープニング曲として考えている
『いっそセレナーデ』を試奏してみた。

35年以上もケースに入れられて
窒息状態で音が死んでいたギターも
1年間、通気性のいい階段の踊場で
養生していたので、
すっかり健康な音を取り戻していた。

してみれば、
我が家はギターのサナトリウムで、
あたしゃ、そこの院長さんかい。

なんだか、
♪ 風立ちぬ~ ♪
というフレーズが
脳裏を過ぎった。

あ、あれは松田セーコの歌か。
堀タツと関係なかったかも。




M先生んとこから
頂いてきた
震災パインの新芽を
さっそく鉢植えしてみた。

はたして、
うまいこと根付いてくれるか。

土は庭のものなので
雑菌で根腐れしないかが
第一関門である。

危ない時は、
調理用バーナーで
土の表面を炙ってみようと思う。





睦月も半分過ぎて、
衣替えの半袖と夏用靴下に
入れ替えたのはいいが、
今週いっぱい梅雨空だというので、
まだ長袖・ジャケットが
必要かもしれない。

あるいは、
こういう時季にこそ、
半袖+ウエストコート(ベスト)の
コーデがいいのかもしれない。

そしたら、
露出した腕に
ドレスウォッチもコーデできる。

ウエストコートに
ブートニエール
(メンズ・コサージュ)を装うのは
さすがに勇気がいるが、
ピンバッジのようなものなら
「渋カワ」路線では
有りかもしれない。

梅雨時でも
オシャレの仕方を
真剣に考えて楽しむのが
着道楽冥利というものだろう。

いっそ、
明日からの出勤で
リサイタルの1ステの恰好で
いったろかしらん(笑)。