double standard

 「もし、人がモーセの律法が破られないようにと、安息日にも割礼を受けるのなら、わたしが安息日に人の全身をすこやかにしたからといって、何でわたしに腹を立てるのですか。
 うわべによって人をさばかないで、正しいさばきをしなさい。」(ヨハネ7:23-24)

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 安息日に割礼を施す。
 つまり「どっちか」を守るならば「もう片方」に違反する。
 自分たちのそれはよくて、人の「どっちか」違反には目くじらを立てる。
 イエスはその矛盾をついた。

 残念ながら、罪ある人間は、多かれ少なかれ、この double standard をやってしまう。人が「これ」をやるのは許せないのに自分はいい、とか。
 また、これも残念なことだが、罪ある人間は、種々の形式の「さばき」、これもしてしまう。

 私たち人間に、「正しいさばき」はできない。
 それをなさることのできる唯一のお方、その方の「正しいさばき」に委ねよう。
 そういうわけで人間のさばきというのは、話半分に受け取っておく程度でよさそうだ。
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