仕事

 「たえずなにか有益な仕事をし、あせったり、心配しないこと。また、われわれが出会う事柄やわれわれの気分を、つねにみずから支配し、決してそれらに支配されないこと。」
(「眠れない夜のために・1」、ヒルティ、草間・大和訳、岩波文庫の1月3日)

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 このごろは小川洋子の著作にのめり込んでばかりで、すっかりとおのいていた(学生時代に太宰を読みふけったとき以来ののめりこみようだ)。
 だから、(昼休み以外では)随分とひさしぶりに聖書やその周辺を読みふけっていたことになる。

 上の短文は、2つの文章から成り立っている。
 後半は、平たく言えば、「気分に振り回されるな」ということだと思う。
 しばらくの間この2つの文を眺めていて、両者が一体不可分であることに気がついた。
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