神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

龍生九子

2013-08-09 | 茶館・レストラン・専門店
先日、お教室に通って下っているKさんと一緒に小梅茶荘さんに行ってきました。
少し前に送っていただいたサンプルの中の今年の武夷岩茶の水仙が美味しかったので、それを買いに行く目的もありました。

まずは冷茶でお迎えいただき、その後いくつかのお茶を試飲させていただきました。
いつもながらアットホームで居心地のいい空間です。

今回は一緒に行ったKさんとハマってしまったことがありました。
中国や台湾の茶荘ではおなじみの紫砂で作った茶盤の上に置くマスコット「紫砂茶玩」、
小梅さんの茶盤の上に乗っていたのは兎が背中に乗った亀ともう一つちょっと変わった姿の動物。
どちらもものすごく育っていて、ピカピカです。
棚には新品の同じ形の茶玩が飾ってありますが、それと比べると育ち具合は感動もの。

番頭さんがおっしゃるには、可愛らしさもありますが、
お茶をそのまま茶盤に「捨てる」よりは、マスコットに「かける」ほうが見た目も気分もいいでしょう、と。
お茶をかけられて「育つ」姿にはだんだん愛着も沸きます。

Kさんは兎が背中に乗った亀のほうを購入。
私はもう一つのちょっと変わった姿の子がとっても気に入ってお持ち帰りすることにしました。
見た目はちょっと亀っぽいのですが、実は龍の子だとか。



物知り番頭さんに教えていただいたお話がまた面白くて。
この子は龍生九子と言う伝説の中に出てくる
龍の長男なんだそうです。
重いものを背負うことが好きで、
中国で目にする石碑の下の亀のような彫刻がこの子なんですね。

この「龍生九子」伝説にはまだ続きがありまして、
9匹の子供はそれぞれ姿形や性格が異なり、各々の性格に合わせた場所で各々の活躍を見せるようですが、
どの子も親と同じ龍にはなれなかったとされています。
このことを「龍生九子、不成龍」と言うのだそうです。
(ジャッキー・チェンの中国名「成龍」はここから?)

と、まあ美味しいお茶を飲みながらひとしきり「茶玩」で盛り上がり、
お店で偶然同席した方は次男を購入されていました。

そのうち教室で茶玩の育ち具合をお披露目しなくては。



★お知らせ★

9月28日(土)開催予定のコラボ茶会「三古物語」、
詳細のお知らせはブログにて8月20日UPの予定です。
茶席予約は8月21日から。
よろしくお願いいたします!



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