神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

17年

2018-03-16 | 茶館・レストラン・専門店
渋谷の「華泰茶荘」が3月いっぱいで閉店するというのを聞き、久しぶりに行ってきました。

ランチの時間には間に合わなかったので、アフタヌーンティーセットをオーダーしました。
お茶は私にとって思い出の金萱茶をチョイス。

17年前、ここで飲んだ金萱茶が私が中国茶を学び始めるきっかけとなりました。
当時は東急文化村が東京国際映画祭の会場になっていて、
次の映画までの空き時間にふらりと散歩していて見つけたのがここ。

台北留学時代を懐かしく思い出し、喫茶室で金萱茶をいただいたのですが、
昔とは違う淹れ方、昔とは違う品種の茶葉。
むくむくと興味が沸き、その後香港映画友だちと華泰茶荘で開いている中国茶講座に何度か通いました。

今思えば華泰茶荘がなかったら、今の私はこんな風に中国茶のブログなんて書いていないかもしれません。

華泰茶荘は日本で1990年代後半から始まった中国茶・台湾茶ブームを牽引してきた茶荘です。

2000年前後には東京にはかなりの数の中国茶・台湾茶の店がありましたが、
その後10年の間に多くのお店が閉じました。
中国製品に対する風評など逆風が吹く中で、
「華泰茶荘」と表参道の「遊茶」は東京の中心で茶葉・茶器の店舗販売を続け、
インストラクター教育などの面でも力を注いてきました。

そんな大きな役割を果たしてきた「華泰茶荘」が閉店するのはとても寂しいことです。
閉店を知ってか知らずか、3階の喫茶室は多くのお客さんでほぼ満席でした。

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