神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

初めての早期壷

2005-04-04 | 茶道具
「海風號」に新しい茶壷が入荷しているということを他の方々のブログで拝見し、空いた時間にふらりと寄ってみました。
実はコレと言った目的もなくて予習もしていなかったし、茶壷に関して全くの素人なので、私がお店で手にとった茶壷はかなりトンチンカン。
そこのところを設楽さんに随分イジメられましたが(笑)、お奨めとして出してくださったのがこの文革壷。
見てくれは若干へそ曲がりだし、作りも無骨な感じ。
でも「うちに来たなら土で選びなさい」の一言と、何とはなしにこのふんわりした姿が気に入って購入することに。

表面に「中国福建省茶葉進出口公司 厦門支公司贈」と彫ってあり、記念品に使われたもののようです。
厦門ときたからには、やはり安渓のお茶を淹れよう、と家に持ち帰り一晩処理を施し、翌日安渓鉄観音を淹れてみました。
茶葉は某通販のおまけでもらった安渓鉄観音生茶(生に近い、という意味らしいです)。
以前も飲んだことがあるのですが、美味しいけれど雑味も出やすい意外と難しいお茶。前回は蓋碗を使っています。

そして、今回はと言えば、香りは蓋碗で淹れた時のほうが良かったけれど、味は全く雑味が感じられず、美味しい!
同時にこの茶葉の持っている、別の風味を引き出しています。まろやかだけれど力強い。
使う茶器でこんなに違うとは。
正直言って、前回飲んだときは香りはいいけどバランスの悪いお茶だわ、なんて思ったのです。反省。腕と道具だったのね。

これをきっかけに早期壷にハマりそうなわたくし?
いえいえ、この水平壷をしっかり育ててからにいたします。
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