男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

1439 蕪の昆布漬け

2024年02月03日 | 野菜類
数のはなしを続けます。今回は「掛け算九九」についてお伝えします。九九の発祥は古代中国の
春秋時代(BC770~BC403)と言います。当初は今とは逆に大きい数「9×9」から数えたので
「九九」と名がつきました。

日本には奈良時代(710~794)より前に伝わっていたようで、万葉集の中に九九を取り入れた
歌が散見されると言います。例えば「十六」と書いて「しし」と読むなどです。九九が伝わった
当時は、中国と同様に大きい数から小さい数に進みました。小さい数字から唱えるようになった
のは13世紀頃になってからと言います。

海外諸国の九九は、中国・韓国の「9×9」、英語圏では「12×12」が一般的なようです。すご
いのはインド、「20×20」が普通で、一部では「99×99」まで覚えると言います。

中国と韓国は、私たちと同じように発声して覚えるようです。両国とも1~2桁の数詞が1音節か
2音節で発声しやすいと言います。中国語のばあい1から10までは1音節でリズムに乗りやすい
ようです。例えば「3×6=18」の発音は「サン・リゥ・シィ・バァ」の4音節です。日本語
の「サブロクジュウハチ」は7音節なので、中国語の方が発声しやすいと思います。

韓国語の数字1~9の発音は日本語と同じ1~2音節ですが、11以上は固有数詞がないため、11
を「じゅういち」と言うように長い発音になり、学校での九九の覚え方は9×9までと言います。

英語圏の「12×12」は、12進法の影響があります。覚え方は発声法ではなく、1の段から12の
段までのTimes tables(掛け算表)を見ながらひたすらに覚えていくと言います。

変わり種はフランスで、掛け算の数字の配列が私たちとは逆に並んでいるケースや、指算という
両手の指を使って計算するユニークなやり方があります。面白いので次回お伝えします。

今回レシピは蕪の漬物二題・「蕪の昆布漬け」と「日野菜の甘酢漬け」です。蕪は5cm大の小蕪
を使います。日野菜も蕪の一種で冬が旬の野菜です。カルシウムが豊富なのは葉っぱも一緒に漬
けるから(葉は230㎎)で、根の部分は30㎎ほどです。葉っぱは細かく刻んで食べてください。

昨年11月に種まきした「小蕪」が順当に育ちました。大きいのから収穫しますがまだ多く
残っています。昨年は董立ちして捨てたので、その反省から活用しようと漬物作りを考え
ました。蕪は根より葉の方が栄養豊富です。葉っぱを捨てずに活用してください。

材 料

小蕪(葉つき) 6こ 1キロ
塩 40g
出汁昆布 10g

蕪の下こしらえ
水洗いして土をきれいに落とし、水気を拭き取る。
茎と葉をつけたまま、白い根の皮を(茎立ちの所まで)剝く。
根の部分をタテに6~7ミリ巾に(茎立ちの所まで)切れ目を入れる。


下漬け
下こしらえした蕪の葉・茎・根に、分量の塩を振りかけてしばらく置く。
葉と茎がしんなりしたら軽く揉み込んで漬物容器に並べ入れる。
水1カップ程度を全体に振りかけ、重石をおいて2~3日置く。

本漬け
蕪の水分が(塩と重石で)出て、全体がかぶるほどになるので一旦取り出す。
塩鹹さを(漬け汁を舐めてみて)確かめる。
鹹すぎるときは、蕪を水洗いし、漬け汁を好みの辛さに調える。
蕪を容器に戻し、昆布を(蕪の)間に挟んで漬け汁を入れて重石をする。
・・重石は下漬けの半分の重さくらいで良い・・
3~4日経ったくらいから食べごろになる。
好みの切り方で・・刻んでも良いし短冊に切っても良い。


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