電通の女性社員の自殺問題から、日本人の長時間残業についての論評・コラムが目につきます。
読むと、長時間労働の原因は、日本経済全体の生産性が低いから・・簡単に言うと「日本の企業
が儲かっていない」から、低い付加価値を労働時間でカバーしている・・と筆者は言います。
では、よその国と比べて労働生産性にどれくらいの差があるかと言うと、日本は38.2ドル、米国
59.1ドル、フランス60.8ドル、ドイツは60.2ドル・・主要先進国中最低であったと言います。日本の
それを「1.0」とすれば、トップのフランスは1.59倍、3位の米国は1.55倍になります。
労働生産性とは、労働によって生み出された生産額を労働量で割ったもので、単位は1時間当り
の金額です。
「日本はサービスの生産性は低いが、製造業の生産性は高い」と言うが、それも当てはまらない
ようです。日本の製造業の労働生産性は35.5ドル、フランスは40.9ドル、米国は44.7ドル、ドイツ
46.7ドルで、日本を「1.0」とすると1.15倍から1.26倍・・と差をつけられています。
なぜ、それだけの差がついたか・・と言うと、主要国(仏・米・独など)の企業は、儲かる製品やサ
ービスをうまく作り出すことに成功したから・・と言います。
そして、生産性の向上にはIT化への投資と人的資本への投資が必要と言います。’06年~’10
年の間の情報資本装備率のUP率は、日本2.5%、英国6.0%、米国5.7%、ドイツは4.3%でした。
人的資本への投資上昇率は米国・英国の2%~3%に対し、日本はマイナス11.3%でした。
上記、詳しくは下のコラムをご一読ください。
このままでは日本の長時間労働はなくならない・・|加谷珪一|コラム|newsweek10.17.より
レシピは、一寸豆(1粒が一寸ほどの大きさのそら豆)を甘く煮含めた「お多福豆」です。畑では
丁度今ごろ、一寸豆の種まきシーズンです。今植えつけて、収穫は来年5月です。農作業は
これから長丁場に入りますが、私の農業での労働生産性はいくらになるのか、一度計算して
みないといけません。
大粒のそら豆を別名でお多福豆と呼びます。その豆を甘く煮込んだものもお多福豆と言います。
豆を煮る際、鉄鍋か鉄材を入れて煮ると黒い色に仕上がります。鉄を使わず煮て皮を剥いたのを
富貴豆、皮むきせずに煮たのを京豆と言います。レシピの豆は、大きいもので1粒12gありました。
材 料
そら豆(完熟豆) 250g
水 900cc
重曹 小さじ 1
さとう 200g
作り方
豆を水洗いして、水に浸けて1日おく。
鍋に豆と鉄釘と浸けた水を入れて強火にかける。
煮たってから中火にして30分~1時間煮る。
釘をいれて煮ると、煮る途中で煮汁が黒味を帯びてくる。
・・煮る時間が30分~1時間と幅広いのは豆の煮え具合
を見ながら煮込むため・・
1時間煮ても皮が硬いようなら重曹を小さじ1加え、弱火
で10分ほど煮て火を止め、そのまま置く。
豆の皮が軟らかくなったら、煮汁をヒタヒタになるまで捨て
分量のさとうを加えて中火で10分煮てそのまま置く。
・・この間にさとうを豆にしみ込ませる・・
煮豆の味見をして、甘さが物足りない時は、煮汁だけを
別の鍋に移して強火で煮詰めて、豆を加えて3~4分煮る。
煮豆の上にラップをかけて密着して、そのまま冷ます。
・・そのまま半日以上置くと味がしっかりついておいしくなる・・
おいしい煮豆です。煮豆のうちで一番おいしいと思います。
乾燥そら豆を見つけたら、買い求めて試してほしい煮豆です。
これを「おたふく豆の甘煮」と言います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます