男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

牡蠣フライ

2014年02月20日 | 魚介類

レシピは旬の食材「牡蠣」をテーマに三つお送りします。牡蠣フライは粉をつけて溶き玉子をくぐらせ、
パン粉をまぶして油で揚げる・・下こしらえにテマがかかり、油で揚げるのも厄介・・と言う方にピカタは
うってつけの料理です。牡蠣フライを作る工程の半分で仕上がる、至極簡単な料理でしかもおいしい
お奨めの料理です。松前蒸しは、直火で焼くつもりで昆布を箱型にしましたが、蒸し煮するので、板昆
布のままでOK・・これもシンプルで昆布の旨味と相まっておいしい料理です。

牡蠣が食べられるのは、英語でRがつく月・・9月から4月までの8か月です。あとの、5月から8月まで
の4か月は牡蠣の産卵期にあたり、牡蠣が痩せて不味くなるのと、食中毒の怖れがあるのを避ける
ためと言います。私が育った瀬戸内では、猛毒を持つフグが牡蠣に卵を産みつけるから危険・・と聞
いたことがあります(漁師さんの言い伝えで真偽は不明です)。

食用としての歴史は古く、日本では縄文のころから、西洋でも古代ローマ時代から珍重され、養殖も
行われていたと言います。わが国でも室町時代に養殖していました。また、魚介類の生食を嫌う欧米
で、牡蠣は例外的に生食されてきました。日本人が牡蠣を生食するようになったのは、欧米の食文化
が入った明治時代以降で、生食文化が欧米から移入した珍しい例と言います(Wikipediaカキより)。

牡蠣の食品成分には、エネルギー代謝に必要なグリコーゲンが多い・・これに目を付けたのがグリコ
の創始者江崎利一でした。氏は郷里佐賀県の海岸で、漁師たちが牡蠣の煮汁を捨てているのをみて、
煮汁にグリコーゲンが含まれているのでは?と考えたことが、後の「江崎グリコ」に繋がりました。

亜鉛が多いのも特筆・・加熱した牡蠣は100g中14.5㎎の亜鉛を含みます。大人1日の必要量は10㎎
なので牡蠣70gを食べれば十分です。亜鉛不足の症状に味覚障害があります。5~6年前のことです。
口の中の様子がおかしくなり口腔外科を受診しました。その時指導を受けたのが亜鉛摂取でした。
高齢者には味覚障害の症例が多いと聞きます。亜鉛サプリを服用するより、おいしく食べられサプリも
摂れる牡蠣料理三題をお送りします。

牡蠣フライの材料は、具材の牡蠣と、その衣になる小麦粉とたまごとパン粉、それに揚げ油だけ
の五つだけです。それだけに具材の牡蠣は生食できる大粒の上物を使い、油も使い回しでない
新しい油で揚げます。揚げたての熱々を塩とレモンで食べますがタルタルソースもおいしいです。


材 料 牡蠣 1パック 150g
塩 適宜
小麦粉 1カップ
たまご 2こ 割りほぐしておく
パン粉 1パック
天ぷら油 適量

作り方 牡蠣を塩水できれいに洗い、ザルに上げて
水気を切る。

小麦粉とパン粉を用意する
トレーに小麦粉をたっぷり広げる。
別のトレーにパン粉をたっぷり広げる。

牡蠣にパン粉をまぶす
牡蠣に小麦粉をまぶし、余分な粉を除く。
溶きほぐした卵液にくぐらせ、パン粉の
の上にのせ、その上にたっぷりのパン粉
をかぶせて軽く押しつける。

中温の油で揚げる
揚げ油はたっぷり用意・・170~180℃の温度
に熱したなかに、衣をつけた牡蠣を入れる。

一つ入れると油温が下がるの・・一度に多く
入れず、間合いをおき、二つ三つと入れる。
一度に多くを揚げず、写真のようにたっぷり
の油で、泳がせるように揚げる・・のがコツ。


付け合せは刻みキャベツ。食べるときは絞り
レモンとあじ塩が一番・・タルタルソースもよい。
コメント
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