男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

茹で豚肉と野菜の豆板醤炒め

2008年09月25日 | 肉類・たまご
茹でた豚肉を薄く切って、鍋で炒める(または煮る?)料理を、中華料理で
回肉鍋(ホイコーロー)と言う・・・それを知ったのは、つい最近のことです。
持病の腰痛治療のため、近所の整形外科に週1回から2回通っています。
治療といっても、ローラーベッドに寝て腰を牽引して、バイブレーションするだけの
もので、治療というよりあんま機械の世話になるみたいなもんです。

治療?時間は20分そこそこで、その間ただ天井を眺めているのは退屈なので、
ロビーのマガジンラックから、週刊誌を取り出して読みながら・・の治療にします。

その週刊誌の最終ページに、味な店などと題して、美味しいと評判の料理店の
料理を紹介をした記事が載っていて、それが「回肉鍋」でした。
かたまりの豚肉を茹でたのを、薄切りしてにんにくの茎とで油で炒めて「豆板醤」と
「豆鼓みそ」で味つけする・・・とあったのを頭に入れました。

早速、豚バラブロック肉を買い求めて、試作に取りかかります。
有りあわせの材料ですが、出来上がったものはけっこうな味の料理となりました。
ピリ辛が苦手な方は、豆板醤を抑え「豆鼓みそ」を増やしたら良いと思います。

この料理は副産物が優れものでして、お肉と香味野菜を煮たあとの煮汁が、
とても美味しい・・・利用せずに捨ててしまうのはもったいないですね。
ただ、気をつけないといけないのは、脂がコッテリ残っているので、これを
冷蔵庫で冷やして、つゆの上に固まった脂だけを取り除きます。
2本400gの豚肉の煮汁から、30gの脂がとれました。
このつゆで作ったラーメンに、煮豚をのせて食べました。美味しいラーメンでした。

ところで、「豆鼓」の鼓はほんとうは豆偏に支と書くのですが、変換文字に
見あたらないので、しかたなく「鼓」をつかいました。
  
豚バラのブロック肉を、玉ねぎなどの香味野菜と一緒に茹でて冷まし、薄切りして野菜と炒め、豆板醤と豆鼓味噌で
味つけした料理です。味つけはこれだけで十分ですが、好みで醤油、砂糖、お酒などを加えます。


茹で豚用
材料
豚バラのブロック肉 300g にんじん 1/4本   80g
玉ねぎ 1/3こ   100g しょうが  1かけ 30g

豆板醤炒め用
材料
茹でた豚バラブロック肉 150g
玉ねぎ 1/3こ   100g
にんじん 1/4本   80g
干し椎茸 2枚 80g
青ねぎ 2本 20g
日本酒 1/2カップ
豆板醤 大さじ 1
とうちみそ(豆鼓醤) 大さじ 1
ごま油 大さじ2
作り方

茹で豚を作る
ブロック肉を二等分して、玉ねぎ・人参の乱切りと、しょうがを包丁で叩いて、全部を鍋に入れたっぷりの
水を加えて、強火にかける。沸騰したら弱火にして、20~30分じっくり煮る。
串をさしてみて、血が出なければ、肉を引き上げて冷ます。煮汁はラーメンつゆなどスープに利用する。

豆板醤炒めを作る
茹で豚肉半分を小口から薄切りにする(あとの半分で煮豚を作る)。
玉ねぎは2cmのくし型、人参は4cm×2cmの短冊、戻した椎茸は
1.5cm巾に、青ねぎは4cm長さに切っておく。
中華なべにごま油を入れて火にかけ、豚肉、玉ねぎ、人参、椎茸を
入れて炒め、全体に油が回ったら日本酒を加えて、中火にする。
火が通ってしんなりしたら、豆板醤、とうちみそを加え、最後に
青ねぎを加えて、ざっと混ぜ合わせて出来上がり。

煮豚を作る
日本酒・砂糖・たまり醤油を煮立たせて味を調え、茹で豚を加えて
とろ火で5分・・肉が温かくなる程度で火を止め、そのまま冷ます。
肉を入れたら余り煮ない・・火を落とし時間かけてじっくり含ませる・・柔らかく煮るコツです。

コメント
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