北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

明日から静岡を旅してきます

2017-04-20 22:53:16 | Weblog

 いよいよ明日から、静岡の掛川で自転車ツアーに参加してきます。

 飛行機は、丘珠空港と静岡空港を結ぶフジ・ドリーム・エアラインの飛行機で、彼は「この直行便があるおかげで、北海道は僕たちの身近なフィールドになりました」と言っていました。

 私が掛川にいた15年ほど前は、まだ静岡空港ができていなかったので、掛川から新幹線で品川へ行き、そこから羽田空港へ移動してようやく新千歳行きの飛行機に乗る、という行程でした。
 時間を計ると、ドアからドアまで7時間以上もかかる大変な旅だったものです。それがいまや到達時間は約半分になりました。

 静岡の友人に言わせると、「静岡の人たちは、北海道に対して恋しているほどの憧れがあるんです。ところがそれに対して北海道の人たちから見ると、『静岡?静岡って富士山以外に何があるの?』といった調子で、全く関心を持っていないんです」とのことで、とても残念がっています。
 歴史物語なんて北海道などとても及びのつかないくらい宝庫なのに、です。
 
 おまけに、北海道の観光振興は、「とにかく北海道に来てください(お金を使って行ってください)」と言う割には、来てくれる相手の土地に行かないのではないでしょうか。

 飛行機がお客を乗せて来て、それに乗ってこちら側の人たちが相手の土地を尋ねる、そういう交流があって初めてお互いが豊かになるwin-winの構図ができあがるのではないでしょうか。


          ◆  


 いま掛川で始まっている「互産互消運動」は、ただお互いにない産物を交換しようというような単純なものではなくて、最後はお互いの人と人との交流を目指すものなのではないか、というのが私の理解です。

 ただお金を媒介した経済行為としての交易に終わらずに、それを互いの「人」が持ち寄って面白がるという交流という人間的行為の先に、豊かな地域の暮らしがあるのだと思うのです。

 さて、そんなわけで、ほぼ一年ぶりの掛川訪問。今回は自転車で懐かしい街並みを走って古い友達に会ってこようと思います。

 掛川の後は、伊豆半島の突端の下田市も訪ねるつもり。ペリーにまつわる歴史が楽しみです。

 「久しぶりだねー」

 そんな友達に何人会えるでしょうか。

 

 

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地域の価値を高めるには ~ 都市計画学会の努め

2017-04-19 23:55:55 | Weblog

 今日は所属している都市計画学会の臨時幹事会。

 今年は都市計画学会の全国大会が11月に北海道で開催されることが決定していて、そのための準備を今から進めています。

 都市計画学会は、主に都市の都市計画やまちづくりを研究する学会なのですが、日本中が人口減少局面に入った今日、都市の中だけを議論していられるのは三大都市圏くらいなもの。

 地方都市、特に北海道の地方部では都市計画など存在しないか、それを議論しても全く地域に役立たない議論になりかねません。

 そこで都市計画学会の北海道支部では、観光分野も議論のなかに取り入れて、幅広い地域振興、地域活性化も調査・研究していこうとしています。

 地域に役立たないような学問のための学問は、基礎的研究としてあっても良いと思いますが、ことまちづくりに関しては、役に立つものであるべきだ、と思うのです。

 北大観光学高等センターの西山センター長(教授)は、「私のキーワードは、『価値』だと思うんです。北海道にはかなりポテンシャルの高いものが多いのに、それに正しく価値を見出したり、価値を増進させるという手立てが必要だと思うんです」とおっしゃいます。

 ちょうどこの春からは北大で、デスティネーション・マネージャー育成プログラムという履修過程が始まります。

 このプログラムを受講して、観光の目的地として地域の価値を高められる人材になれる人が多く世に出てくることを期待したいところです。

 地域の価値を高めるのは人間の英知であって、やはり地域の人たちが参加し頑張らないといけないのです。

 地域の価値を高めることに対する人材育成は急務です。

 都市計画学会もその社会的要求に応えていかなくてはなりませんし、それができる集いの場なのだと思います。

 興味のあるとんでもない人材の参加をお待ちしています(笑)。

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活弁士のストライキ

2017-04-18 23:23:11 | Weblog

 今朝ラジオを聴いていたら、「今日は何の日」というコーナーで、「昭和7(1932)年の今日、トーキー映画が普及したことにより、サイレント映画の活弁士を解雇したことに反対し、活弁士がストライキに入った」という話が紹介されていました。

 今ならば映画から音楽や声が出るのは当たり前ですが、それが当たり前ではなかった時代に活躍した活動弁士たち。

 新しい技術の到来によって仕事がなくなるというのはよくある話ですが、いつの世も既得権益の調整は大変なこと。それができなければ企業は潰れかねませんが、今いる人たちへの保証が生じます。

 その道のスペシャリストとしてたいそうな収入を得ていた方ほど、他の道でも同じように食えるようになるほどに、技術や経験を取得することが難しいのではないかしら。

 それにしても、技術の進歩が人々の仕事の安定を奪うというのでは、世の中はなんだか不安に満ちているように見えます。 

 もしも未来人がタイムマシンで自分の目の前に現れて、「私は未来から来たからわかるけれど、あなたの仕事はあと数年で機械に取って代わられてしまうからなくなるよ。早く別な道に進むことをお薦めします」と言われたら、どうするでしょう。

 転職や他の仕事に就くことを決断できるのか、それとも「まあなんとかなるだろう」と恐る恐る同じ道を歩むのでしょうか。

 ストライキを起こした活弁士たちのその後の人生を知りたくなりました。

 

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週末は掛川を自転車で廻る~ゆるゆる遠州2017

2017-04-17 23:55:55 | Weblog

 今週末は、かつて助役として三年間勤務した掛川市で開催される「ゆるゆる遠州2017春」に参加してきます。

 掛川は、私が助役として赴任した平成14年に、当時の榛村市長さんが「スローライフ運動」を始めましたが、そのときの一つがスローな移動手段の自転車でした。

 スローと言うのは、ただスピードが遅いだけではなくてエコや環境や健康などにも配慮した意味をも込めていて、そういう意味で自転車は一つのスローのジャンルでした。

 当時掛川では、「塩の道」という塩を内陸まで運んだ歴史街道による自治体連携の地域おこしをしていましたが、実際にほぼその歴史の道に近い道路を自転車で走り峠を越したイベントも行いました。

 天竜浜名湖鉄道には、自転車をそのまま載せる実験イベントも行うなど、かなり先進的な取り組みをして、自転車の可能性を感じたものです。

 掛川にはその頃から地域を自転車で廻って、景色の良いところや歴史的由緒のある場所などをチェックして、紹介してめぐるツアールートを模索するローカルのサイクリストたちが集まり始め、次第にそういう人たちが自分たちお薦めのサイクリングコースをガイドするという活動も盛んになっていきました。

 そうした活動の延長線上に、多くの友人や掛川ファンを迎えて、地域のテーマをめぐるコースを地元のサイクリストがガイドするというガイドサイクリングというコンテンツができています。

 掛川の取り組みは、自転車が好きな人が自転車で案内する、というサイクリスト的視点だけではなく、「わが故郷とは何か」「地域にはどんなポイントがあるのか」「故郷のテーマを豊かにするとはどういうことか」と、地域学を深く考える視点が備わっていることが、いや、それを先に考えていることが大切なポイントです。

 こうした取り組みの素地として、掛川が長年取り組んできた生涯学習運動があることは明らかです。

 もう掛川市民自身も気が付いていないかもしれませんが、あらゆることに関心をもって自ら実践して取り組むことを勧めてきた生涯学習運動は、精神の足腰が鍛えられていると感じます。


         ◆   


 さて、そんな背景を持った「ゆるゆる遠州2017春」。

 ただ面白そうなコースを自転車で乗るだけでも良いですが、これで掛川に友人や恩人ができると、何度でも行きたくなる不思議な街、それが掛川。

 今回私は、Gコースの「新茶摘みとローカルフード&カルチャーを巡る自転車旅」に参加することにしています。

 懐かしい風景と古い友人に再開するのが楽しみです。


 

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食べられる植物は神~採らないと罰が当たります

2017-04-16 23:31:17 | Weblog

 朝4時起きで、5時に札幌を出発して道南方面へと車を走らせました。

 先週の行者ニンニクはちょっとシーズンが早くて、ほとんど採れなかったので、今日は野遊びグループで再び別な山へ挑戦しました。

「今日はベストタイミングだと思いますよ」という声に期待は大です。

 なんとか途中で眠くならないうちに目的地に到着。早速小さな沢筋の南斜面へ入ってみると、「おー!」と思わず声が出るような行者ニンニクの密集地。

(これがうわさに聞いた"行者ニンニク畑"かー!)
 
 記憶にある中で、人生で一番大量に行者ニンニクを採らせてもらいました。

 
 確か知里真志保さんの「分類アイヌ語辞典 ~植物編」に載っていたと思う話を思い出しました。

 アイヌの人たちにとっては、役に立つ植物や動物こそ神(カムイ)でした。

 あるアイヌの人が夢を見ました。そこでは山菜(ウバユリか、またはギョウジャニンニク)の神様が出てきて、「お前は、せっかくわしらが生えてやっているのに一向に採りに来ない。なにをやっているのだ」と怒っていたので、夢に見た場所へ行ってみると、まさに山菜が大量に生えていた、というお話。

 文字通り今日は、「せっかくお前たちのために生えてやっているのだから、感謝して食べるように」と言われているような気がしました。

 
 家についてからは、さっと湯がいて冷蔵庫へ。

 これでしばらくはスタミナに困りません(笑)。

 


   【エンレイソウも咲いていました】

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シーズン・インのホッケは古平産

2017-04-14 22:43:55 | Weblog

 休暇を取って、積丹方面へホッケ釣りに出かけました。

 昨日までの雪+低温から、暖かくなることを見越してのシーズン・インの釣行は、グッドタイミングだと思ったのですが、思いのほか強風の一日となりました。


   【とある積丹海岸ですが、こちらは大しけ】

 現地へ向かう途中の旗も真横にはためく南西からの強い風に、「南西方向に山を背負った入り江の港へ行ってみましょう」ということで、通い慣れた港へ直行。

 現地には数人の地元のオジサンたちが陣取っていて、見ているうちにも「オシャー」とホッケを釣り上げています。

 ところが南西の山も風を防ぐ手立てにはならず、港の突端は強い風が吹き、さらに周期的に突然ものすごい突風が吹きつけました。

 早速釣ろうとしたものの、風に邪魔されてライントラブルで時間を取られ、おまけに置いてあった道具箱の蓋が飛ばされて海に落ちるなど散々な目に。

 箱の蓋は、一度は持参したタモ網ですくい上げることに成功したのですが、なんともう一度吹き飛ばされて今度は救出ならず。

 一緒に行った友人は、撒き餌をいれたケースを飛ばされてこれも海に落ちて、こちらは私がタモ網で何とか救いあげましたが、作った全量は海に溶けていきました。

「これだけ撒き餌をしても釣れないんじゃしょうがないね(笑)」と笑えない冗談を言い合いましたが、友人の方はジグという魚の形のルアーでホッケを日本釣り上げたのでご満悦です。

 風は最後まで止まず、さすがのベテランのオジサンたちも「まだ魚はいるんだけどね。この強い風は疲れちゃうから上がるわ」と皆そろって帰ってゆきました。

 我々はその後も少し粘ってみましたが、岸壁に向かって釣りをしていると時折背中からドン!と押されるように突風が吹き付けるので、あと一歩で海に落ちるところまで押されることもしばしば。

 さすがにこりゃもう無理ですね、と午前中で早々に切り上げました。ライフジャケットはつけていますが、海に落ちなくて本当によかったと思うような、厳しいシーズン初めとなりました。


          ◆  


「このままじゃ帰れない」ということで、帰路の途中、古平の魚屋さんでソイとホッケの一夜干しを購入して気持ちを紛らせることに。

 タイトルにある「古平のホッケ」は購入の一枚です(笑)。

 鮮やかな手さばきに感心し、積丹の魚に舌鼓を打って、まあ良い一日のシメといたしました。

 早々にリベンジが必至です。


   【良いものが見られました】

  

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買える安全は買いましょう~ガス台を交換しました

2017-04-13 22:31:34 | Weblog

 15年使った我が家のガス台を新しいものに替えました。

 以前からガスの出が悪いときがあったりして、不具合もあったのですが、本気で買い替える気になったのは、火をつけっ放しにした事故未遂があったから。

 我が家のガス台はガスコンロが三つのタイプなのですが、15年前のガス台にはつけっ放しなどを防止するセンサーが一つしかついていませんでした。

 当時はそのコンロで天ぷら油の温度管理ができる、ということが売りになるくらいの感じだったのですが、今や歳を取ってくると「火の管理」ということが日常的なリスクになります。

 火を使わない電磁調理器という選択肢もあるのですが、好みとして料理には火を使いたいとおもうので、リスクを管理して火を安全に使う必要性を痛感しました。

 そして出た結論が、ガスコンロ全てにセンサーがついた新しいガス台を買おう、というもの。お店にお願いしていたガス台が今日届いて乗せ換えの工事をしました。

 今度の新しいガス台は、鍋を火にかけて消し忘れても、鍋の温度をセンサーが感知してガスを止めてくれます。

 また、吹きこぼれがガス口を汚しにくいデザインになっていたり、また古いタイプでは魚焼きがあった中央のコンロも専用のダッチオーブンがあって、オーブン料理などもできるように工夫されている。

 あきらかにライバルは電子レンジなわけで、電子レンジでできることをどれだけもっと美味しくできるかを工夫していることが見て取れます。

 人は"うっかり"から逃れることができません。特に歳を取るとそうした事故が多くなります。

 お金で買える安全は手に入れておきましょう。

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北海道で夏働いて、冬を楽しむというワークスタイルはどうだろう

2017-04-12 23:22:49 | Weblog

 

 「働き方改革」の名のもとに、休日の取得や残業の規制などに厳しい姿勢で臨む社会的風潮が強くなっています。

 これが必要な背景は、なんといっても我が国が直面する少子高齢化や生産年齢人口の減少という事です。

 このままでは、我が国が健全な経済をベースに豊かな生活を営むことが難しくなるのではないか、という危機感が社会で共有されてきました。

 この問題を解決するためには、①生産性を向上させることと、②労働参加率の向上を図る、ということが必要です。

 ①のためには、非正規雇用の処遇改善、生産性を向上して賃金を引き上げること、罰則付き時間外労働の上限規制、また②のためには、テレワークなど柔軟な働き方がしやすい環境整備、女性や障碍者、高齢者の就業促進などが、目玉的な政策として注目されています。

 我々建設事業については、残業規制は労働基準法の限度基準の適用除外とされています。しかしこれに対し、今回は、罰則付きの時間外労働規制の適用除外とせず、その他の労働と同等とされ、ただ適用まで5年の猶予が置かれることとなっています。

 この5年間の間に、生産性を向上させて労働時間の短縮図るとともに、建設業における受発注や施工上の常識や文化を大きく変えなくてはなりません。

 これだけでもなかなか大変な作業ですが、特に北海道においては、屋外での工事が施工できる期間が春から秋の間にほぼ限られることから、さらに労働が集中することになります。

 働く期間が少なければそれだけ収入も少なくなるので死活問題です。


           ◆ 


 しかし逆説的に考えると、北海道では夏の間休日返上で一生懸命に働いて、その分冬期間に集中して休日を取り、思い切りウィンタースポーツに精を出したり、この期間に他の分野のスキルアップを図るというライフスタイルではだめなのかな、という気もします。

 休日を長くとって海外旅行などもあるかもしれません。そういうライブスタイルが選べる、ということが北海道で働くということを売りにできる部分があるかもしれません。

 まあ、全員がそういうワークスタイルに耐えられるわけではありませんが、そういう働き方を選べるくらいの柔軟性があると良いのではないか、と思った次第。

 日本の働き方改革、これまでの常識を変えることができるでしょうか。

 

 

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転勤族にとっての札幌生活は

2017-04-11 23:46:35 | Weblog

 札幌に約三年間単身赴任をしていた友人が、今度東京の本社へ戻るというので送別会を兼ねた飲み会をしました。

 札幌や北海道には全く縁のない中で、突然札幌へ赴任しての三年間の感想を尋ねると、「最高でした!」と全面的に賛辞を送ってくれました。

 転勤族と言うのは、そもそも赴任期間が限られているので地元民よりも熱心に地域をめぐる傾向がありますが、彼もご多分に漏れず道内各地をドライブして巡ったそう。

「夏のゴルフと温泉は本当によかった。ゴルフ場だって、近くて安い。まちなかで飛び込んだ個人経営の飲み屋さんのレベルが本当に高いことに感動しました。もう体も舌も北海道仕様になってしまったので、東京に戻ったらどうなるかとちょっとブルーですよ(笑)」

 今日のお店も彼が紹介してくれた、もつ鍋のとっても旨いお店。私の職場からもすぐ近くだったのですが、これまで一度も来たことがありませんでした。
 こういう隠れ家的なお店を探すのも地元民と転勤族の違いと言えそうです。 

「なにか不満や物足りなかったところはありますか?」と訊いてみたところ、「そうですねえ。冬道のドライブに自信がなかったので、冬にあまり行動ができなかったのがもったいなかったですね」という返事。

 運転もあくまでも慣れることしかないのですが、不安なのは仕方のないところ。もっと早く言ってくれれば、ワカサギ釣りに連れて行ったものを、惜しいことをしました(笑)。


          ◆ 

 

 かくいう転勤族の彼は、半分本気で札幌のマンションを買おうかと思っていたそうです。

「でも、僕が赴任してきたときよりも、マンションの値段が一千万円くらい上がったよ。便利の悪いところだとそうでもないけれど、新築なんかだともう手が出ないね」

 札幌の価値は街歩きや旅の拠点と考えると、もっと価値があがるのでしょうか。

 でも「待ちを楽しむなら、友達がいるかどうかが一番のポイントだよね」ということでは意見が一致。

 東京へ帰ってからも札幌へ足蹴く通ってきてほしいものです。まだまだ知らない楽しみがあるはずですぞ。

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掌の静脈による、銀行の生体認証システム

2017-04-10 23:54:15 | Weblog

 

 口座を持っている銀行から、キャッシュカードの交換時期のお知らせとともに、新しいカードが送られてきました。

 最新のICチップカードには、生体認証として掌の静脈の形を情報として埋め込むことができ、自分以外の人ではATMで口座にアクセスできなくすることができる、とあります。

 お昼に銀行へ行って手続きをしてきましたが、待ち時間を除けば手続き的には簡単なもので、書類に必要事項を記載して本人確認を行い、掌の静脈を取り込んでもらうというものです。

 生体認証を加えることでセキュリティは増しますが、私以外の人ではお金を下ろせません。さらに「何かデメリットはあるんですか?」と訊いてみたところ、「デメリットかどうかわかりませんが、生体認証のできるATMでなくてはお金が下せません。なので、当店のATMをご利用いただかなくては行けなくて、コンビニの銀行ではおろせなくなります」とのこと。

 私はコンビニを使ってお金を下ろすようなことはないので、それくらいなら生体認証をする気になりました。

 実際、いろいろなお金のやり取りがあるときは、ネットバンキングで処理をすることが多いので、実害はありません。

 ネットバンキングでも、お金を動かすときには「ワンタイムパスワード」という使える時間の限られたパスワードがスマホのアプリやメール経由で送られてくるので、カードが盗まれて暗証番号がばれただけではお金を下ろされる心配はない、と言う意味で、リスク管理はかなり強くなっています。

 まあ問題は、暗証番号を忘れないことや銀行のスマホアプリをいつまでもしっかり使いこなせるような自分自身の能力が前提になっていること。

 なので、認知症や物忘れが激しくなった時には、こういう複雑なシステムは却って仇になるような人生のステージもあるかもしれません。

 静脈による生体認証も、それだけではなく、やっぱり四ケタの暗証番号は入力しなくてはいけないのです。

 外には厳しく、自分には優しいというその差がもっとはっきりするようなシステムになると良いのですが。

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