北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

食べられる植物は神~採らないと罰が当たります

2017-04-16 23:31:17 | Weblog

 朝4時起きで、5時に札幌を出発して道南方面へと車を走らせました。

 先週の行者ニンニクはちょっとシーズンが早くて、ほとんど採れなかったので、今日は野遊びグループで再び別な山へ挑戦しました。

「今日はベストタイミングだと思いますよ」という声に期待は大です。

 なんとか途中で眠くならないうちに目的地に到着。早速小さな沢筋の南斜面へ入ってみると、「おー!」と思わず声が出るような行者ニンニクの密集地。

(これがうわさに聞いた"行者ニンニク畑"かー!)
 
 記憶にある中で、人生で一番大量に行者ニンニクを採らせてもらいました。

 
 確か知里真志保さんの「分類アイヌ語辞典 ~植物編」に載っていたと思う話を思い出しました。

 アイヌの人たちにとっては、役に立つ植物や動物こそ神(カムイ)でした。

 あるアイヌの人が夢を見ました。そこでは山菜(ウバユリか、またはギョウジャニンニク)の神様が出てきて、「お前は、せっかくわしらが生えてやっているのに一向に採りに来ない。なにをやっているのだ」と怒っていたので、夢に見た場所へ行ってみると、まさに山菜が大量に生えていた、というお話。

 文字通り今日は、「せっかくお前たちのために生えてやっているのだから、感謝して食べるように」と言われているような気がしました。

 
 家についてからは、さっと湯がいて冷蔵庫へ。

 これでしばらくはスタミナに困りません(笑)。

 


   【エンレイソウも咲いていました】

コメント
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