今日は所属している都市計画学会の臨時幹事会。
今年は都市計画学会の全国大会が11月に北海道で開催されることが決定していて、そのための準備を今から進めています。
都市計画学会は、主に都市の都市計画やまちづくりを研究する学会なのですが、日本中が人口減少局面に入った今日、都市の中だけを議論していられるのは三大都市圏くらいなもの。
地方都市、特に北海道の地方部では都市計画など存在しないか、それを議論しても全く地域に役立たない議論になりかねません。
そこで都市計画学会の北海道支部では、観光分野も議論のなかに取り入れて、幅広い地域振興、地域活性化も調査・研究していこうとしています。
地域に役立たないような学問のための学問は、基礎的研究としてあっても良いと思いますが、ことまちづくりに関しては、役に立つものであるべきだ、と思うのです。
北大観光学高等センターの西山センター長(教授)は、「私のキーワードは、『価値』だと思うんです。北海道にはかなりポテンシャルの高いものが多いのに、それに正しく価値を見出したり、価値を増進させるという手立てが必要だと思うんです」とおっしゃいます。
ちょうどこの春からは北大で、デスティネーション・マネージャー育成プログラムという履修過程が始まります。
このプログラムを受講して、観光の目的地として地域の価値を高められる人材になれる人が多く世に出てくることを期待したいところです。
地域の価値を高めるのは人間の英知であって、やはり地域の人たちが参加し頑張らないといけないのです。
地域の価値を高めることに対する人材育成は急務です。
都市計画学会もその社会的要求に応えていかなくてはなりませんし、それができる集いの場なのだと思います。
興味のあるとんでもない人材の参加をお待ちしています(笑)。
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