北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

健康登山の道のりは

2020-07-30 23:25:11 | フライフィッシング

 

 今日は人生の先輩たちとの懇親会。

「君たちは体は健康なの?」と訊かれたので私は「全く問題ありません」と答え、もう一人の4つ年上の先輩は、「僕は今が人生で一番ゴルフの成績が良いんです。やればやるほど伸びるような気がしています」と意気軒高。

「すごいですね、まるで葛飾北斎のようですね」

 葛飾北斎は幼い時から絵の才能を発揮しましたが、特に晩年になってもその創作意欲は衰えませんでした。

 今でもよく知られている、様々な視点からの富士山を描いた版画集「富岳三十六景」は70歳を過ぎてからの作品ですし、90歳で亡くなる直前の今際の際には「あと5年、いや、あと10年生きながらえることができたならば、本物の絵描きになれたのに…」と嘆息したと言われます。

 描けば描くほどに神の領域に近づいた画狂老人(葛飾北斎)。

 わが人生もかくありたい、歳を取ればとるほど円熟の境地に至るようになりたいものだと思います。

 しかしながら現実は厳しい。

 先輩たちの実感としては、高齢者の部類になると、それまでは思いもよらなかった体のトラブルに見舞われるのだそうです。

 ある女性の先輩は、「私もピラティスやったりして体のメンテナンスは十分にやってきたつもりだったから、心配ないと思っていたの。でも70歳になる最近は、朝新聞を読もうと前かがみになると腰が痛くなる。ああ、そういうものなんだな、とは思うようにはしているけれど、歳を取るということは体のどこかが痛くなる、ということなのよね」とため息。

「やっぱり70歳の壁ってあるわよね。そこまでに病気をしたり体調を崩したりする人を何人も見ている。でもそれを超えると案外スムースに歳を取れるのよね」

 健康登山の道のりは、70歳までは少々急な斜面ですがそれをすぎると平らな高原が続いているのでしょうか。

 まずは自分の体にしっかりと向き合うことが大事なようです。

 あなたの人生の健康登山の道のりはどんな坂になっているでしょうか。 

  

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