朝からスマホの調子が悪い。
いつもは通勤途中で聞いているラジオアプリは起動できないし、ニュースサイトも「インターネットがつながっていません」という変な表示が出るばかりで一向に繋がりません。
(まちなかのWi-Fi電波を拾うせいかなあ)と思ったけれどそれも違う。
FacebookもLineも繋がらず、妻との連絡も取れません。
ネットの通信障害かとも思いましたが、そういう情報はありません。
さんざん悩んで、こういうときの解決のためのトライアルにたどりついたのは夕方のこと。
なんのことはありません、電源をリセットしてみるというだけのこと。
今回も再起動のあかつきには無事に通信が復活しました。
今の電子機器はちょっとしたことで不具合が起きるもので、いくつかの対処方法をしっているだけでたいていは解決するのです。
問題はその「ちょっとしたこと」になかなかたどりつけないことで、こればかりは経験や知識がものをいうところです。
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そういえば昔、家のパソコンの調子が悪くなり妻がオロオロしていたときに、もうパソコンに触らせていた当時6歳くらいだった次女が「こんなのスイッチを切ればいいんだよ」と言って突然電源ボタンを長押ししてパソコンを切ったことを思い出しました。
パソコンともなるとデータが壊れることが心配で、再起動にはためらいがあるものですが、そこまでの事には頓着がない子どもならば却って大胆な行動に出るものです。
そのときは無事パソコンは復旧して次女は何事もなかったような顔をしていましたが、周りの方が心配でドキドキしたものです。
でもパソコンやスマホのトラブル対処くらいなら良いとして、人生や社会人としてのトラブル対処方法は、これもまた経験を重ねないとたどり着けない世界がありますね。
この歳になると、若者のぐいぐいくる積極さをうらやましく思う反面、危うさを感じることがあります。
もしそうなったら助けてあげようと心がけていますが、それもまた歳のせいかな。
トラブルにはまずはリセット、って案外正しい選択肢のように思えてきました。