北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

琴似中学校おやじの会の20周年記念忘年会

2019-12-07 23:11:43 | Weblog

 

 琴似中学校を舞台に父親たちが集う「琴中平成おやじの会」の20周年記念祝賀会&忘年会がありました。

 世の中にはたくさんの学校に父親の会があることと思いますが、中学生の父親というのは人生でも一番忙しい時期なので、なかなか地域の会合に出るということは難しいかと思います。

 しかも中学生というのは多感な時期なので、ともすると父親も疎ましがるようになる年齢。

 そうした親子関係の難しさを超えて、父親たちが学校をサポートしようという一念で作った会が今年20周年を迎えました。まことに喜ばしい限りです。

 「琴中おやじの会」の特徴は、子供が中学校を終えた後も希望すればOB会員として残り参加できること。

 ただし会長などの役員は子供が中学校に在籍している現役のお父さんしかなれない、という不文律を守っていることで、特定の人が長く会を牛耳るということはありません。

 会長も1年限りとされ、周りには歴代の役員が控えてサポートするので一年ならば頑張れるという仕組みです。

 なんだかんだで数名の新規会員も続いていて、会の継続性が保たれています。


 会の活動は子供たちと父親との触れ合いの機会を作ることで、代表的なものはおやじの会とバレーやバスケット、野球、サッカー、卓球などのスポーツクラブとの親子対決です。

 父親もスポーツ経験者が多いので、1年生相手だとコテンパンにやりこめられるのが2年生になると手ごたえが増し、3年生になると父親チームがたじたじになるというのが例年の姿。

 普段にはない交流によって、子どもたちの成長の姿をまじまじと感じることができます。

 創立時のチャーターメンバーとして私が活動初期に提案したのは、「会の活動の記録紙を作りましょう」ということでした。

 会の活動をただこなすだけではなくそれを記録として残すことは、他の地域で同じような会をつくろうとなったときの参考になるに違いない、と考えたからです。

 今では毎回のスポーツ対決他活動の記録をそのたびに1枚に収めたレポートを作り、それを年末に一冊にまとめた記録書となっています。

 会報の名は会創設時にご尽力いただいた越後校長先生(当時)の揮毫により「柏葉」と名付けられ今日に至っています。


 今日は20周年記念の会ということで、例年の倍の45名の会員が集まりました。

 20年間の写真データを保管してくれている初期メンバーのUさんが思い出のスライドショーを作ってくれて、懐かしい顔、顔、顔。

 OB会員を含めた会員総数は今では130名に上っているということで、こうした人たちのつながりが学校を支えておりその友達関係が地域を支えているとも言えます。

 残念なのは、この会を経験し他校へ転勤になった先生が他の地域でも「父親の会を作りませんか」ともちかけても、学校も地域も反応が薄くて、このような買いがなかなかできないということです。

 まあ面白い父親が結構いる地域だったということに加えて、今でも創設時のメンバーが会員に名を連ねるほど魅力的な会になっているからこそ続いているのかもしれませんが。

 教育問題を口で語るだけではなく、地域の力で支える活動に身を置いてみようではありませんか。

 懐かしい人たちにもたくさん会えて懐かしいひと時でした。
 

 
     【記念Tシャツもできました】

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする