今日と明日は、JR岩見沢駅のすぐ北側広場で開催されている「2016空そば祭り」に裏方参加です。
「空そば祭り」は、道庁の地方組織である空知総合振興局が後援して、空そば推進協議会が主催するイベントで、空知産の新蕎麦を味わってもらおうというもの。
道央地域を中心に十の蕎麦ブースが出店されて、それぞれ自慢の蕎麦が味わえます。
我々「北海道そば研究会」は、前回と同様に暖かいそばと冷たいそばで、えびとかぼちゃの天ぷらを用意。私は今日もえび天担当になり、ひたすら天ぷらを揚げ続けました。
近在の友人たちが何人か来てくれて声をかけてくれました。もちろんそういう人たちには「身内サービス」があります。盛りが良くなったり、一品、二品のサービスなどをお楽しみに。
今日の空そば祭りは夕方の4時までの開催という事でしたが、三時ころに一旦お客さんが途切れ始めました。そこで事務局長に「まだやるんですか」と訊いたところ、「今日はこの後に、ワインピクニックに参加して岩見沢駅で解散になる人たちがいるから、四時までちゃんとやってほしい、と言われているんですよ」という答えが返ってきました。
ぼちぼち様子を見ていると、本当に三時半過ぎにもう一山のお客さんの波がやってきて、残っていた天ぷらも完売となりました。作った甲斐があったというものでありがたいことでした。
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そんな中、ワインピクニックに参加したという知人の夫婦が声をかけてくれました。もちろん"身内サービス"発動でしたが喜んでくれたようです。
味の感想などを聞きにいったところ、「どうして小松さんは蕎麦打ちを始めたんですか」と訊かれました。
「それは、転勤で長野県の松本市に勤務していたときの思いなんです。信州は蕎麦で有名ですが、名だたるお店のうち何軒もが使っていたのは北海道産の蕎麦粉だったんです。そこで、(北海道で自慢の蕎麦を美味しく食べさせようという活動をしているところはないのかな、あればやってみるのに)と探してたどり着いたのがこの『北海道そば研』だったというわけなんです。道産子だったら蕎麦を打とうってね」
「へえ」
「当時はまだ手打ち蕎麦の愛好会なんてここしかなかったものですからね。でもこの世界に入って、良い出会いがたくさんありましたよ」
多様な人のつながりを持っていた方が人生は充実します。多分ね。