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北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

女性の活躍する時代~幌加内新そば祭り名人戦

2014-08-31 23:29:40 | Weblog

 大人のクラブ活動、北海道蕎麦研究会での出店の二日目です。

 年寄りは朝早いのはもちろんですが、今日は今年の北海道チャンピオンを決める北海道名人戦に参加する人もいるので、気合が入って皆早起きです。

 朝4時には起きて蕎麦打ちの練習をする人と、あとは今日売る蕎麦を打つ人たちで、朝早くから蕎麦打ち会場はごった返しています。

 名人戦に出ようという人が、とりあえず我々が売る蕎麦を練習用にと売っていましたが、さすがに上手です。

 でも正直言うと、茹でてみるとなお一層腕の違いが出てきます。皆同じ粉で打っているにもかかわらず、短くなったり腰がしっかり出ていたり。蕎麦の世界は微妙なのです。

       ◆   

 さて、昨日時間を食ってうまくいかなかった配膳のシステムを今日はいろいろと変えてみて、今日は昨日よりも多く売ることを狙います。

 今日は不思議に天ぷらつきの蕎麦が売れて、天ぷらが間に合わないためにお客さんを待たせるという時間ロスが発生しました。

 それでもとにかくお客さんがたくさん押し寄せてきて、茹で方に上手な人が来てくれたことで、数は売れました。

 結局目標の1,200食をはるかに上回る1,300食が売れたそうで参加者一同歓喜の声、達成感に充ち溢れました。

 座る間もなく食べる暇もなく、それぞれの持ち場を守って得た成果です。実に爽快な気持ちになりました。


       ◆   

 
 さて、別会場で行われていた北海道チャンピオンを決める名人戦ですが、わが蕎麦研究会の保住トヨが女性としては初めての名人になりました。会にとっても名誉なことですし、努力を重ねた結果と心から敬意を表します。

 この女性、実は昨日は一緒に蕎麦稲荷を詰めたり、天ぷらを揚げたりしていたのですが、今日は一躍時の人です。

 なんでも一つの事に打ち込むということは人生を豊かなものにしますね。

 新そば祭りに来てくれた皆さんありがとうございました。そして参加してくれた会員の皆さん、お疲れ様でした。 

 

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大人のクラブ活動~幌加内新そばまつり

2014-08-31 22:04:35 | Weblog

 朝4時に札幌の家を出発して車は一路幌加内町へ。今日は幌加内町最大のイベント「幌加内新そばまつり」。

 私は北海道蕎麦研究会のメンバーとして、蕎麦を売る出店のスタッフとして参加するのです。

 幌加内新そば祭、例年道内各地の名だたる蕎麦打ち愛好会のみならず全国から自慢の蕎麦を売るためにはるばるやって来ます。

 地元幌加内高校のブースも人気ですが、道外では福井県、兵庫県、福島県からもはるばる参加してくれています。

 私の参加する北海道蕎麦研究会は、素人手打ち蕎麦愛好会としては道内で最も最初に結成された会で、歴代北海道名人を何度も出している中心的な会です。

 毎年、この幌加内では蕎麦を売っていますが、だんだんただの蕎麦を売るだけでは飽きたらず、最近は普通の"もり"、"かけ"以外にてんぷらをつけた"もり天"、"温天"、さらには"そば稲荷寿司"も提供するようになり、事前準備にとても時間がかかるようになりました。

 私は転勤してしまう関係で、毎年参加とはいかないのですが、今回は参加できました。出てみれば昔からの知人と再会し、また新しい方との出会いもあって楽しい時間です。


 しかし蕎麦を売るイベントは過酷です。朝早くから蕎麦稲荷やら天ぷらを仕込み、9時に蕎麦売りが開始されてからはお客さんが長蛇の列になるために戦争状態。

 客足がまばらになる14時過ぎまで立ちっ放しで昼も食べずに働きづめで足が棒になりました。

 ときどき知っている人が並んでいるのを見かけるので声をかけると「あれ?なんで小松さんがここにいるの?」とびっくりしています。まあそういうのも楽しい瞬間です。

 今日の土曜日で出た蕎麦は950食だそうですが、明日は1200食をめざそうとさらに気合が入っています。


   ◆   

 今日の売り方が終わると夜は懇親会。世話役がバーベキューから飲み物まで用意をして今日一日の疲れを癒します。まあ大人のクラブ活動という感じですが、年に一度くらい会っていれば繋がっていられる付き合いです。

 もっとも、一緒に談笑している人が過去の北海道チャンピオンだったり女流名人だったりと、蕎麦打ちの技術ではもう遠く彼方を走っている人たちばかりだと思うと、ちょっと緊張もします。

 しかし大人の友達というのは利害打算がないのでこの場限りの濃すぎない付き合いができます。

 肩書など関係なく、何かトラブルがあればすぐに片づけるスキルがあってそのように振る舞えるかどうかがポイント。

 そうやって皆が蕎麦を売るという名の下に協力し合う。こういう時間って良いものだと思います。

 

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