北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

これぞ夏休み~水と戯れた一日

2014-08-16 22:59:41 | Weblog

 今年の夏季休暇は夏らしいことをしていないなあ、と思っていたので、今日は白老方面へ釣りに行ってきました。

 まずは別々川というところへ行き、日本の滝百選にも選ばれた「インクラの滝」を見てこようと思ったのですが、なんと去る8月7日の地震のために途中の道が崩落し、現在は通行止めとのこと。

 遠くからはるかに滝の落ち口だけが見えましたが、いつかリベンジしたいと思います。

 また、「インクラの滝」なんて随分不思議な名前です。アイヌ語だとしたらどういう意味か、と思ったら、なんとこの滝の名前については、「地元の人は、昭和初期まで『別々の滝』と呼んでいましたが、 木材を運ぶ『インクライン』があったことから『インクラの滝』となりました」(白老町観光協会ホームページより)とのこと。なあんだ、日本語だったんですね。

 また「別々の滝」というのは、この川の名前が別々川という川だからだと思います。語源はアイヌ語の「ペツ・ペツ(川・川)」で、特に下流域が蛇行していて川がたくさんあるようなイメージです。


    ◆   


 さて、滝をあきらめて向かったのは、ヤマベがたくさんいることで知られている川。

 川幅も十分にあって竿を振るには良いのですが、それだけに人もたくさん入っていて、見ているとエサ釣り師もいるようです。そのせいかヤマベも数はいるものの小さいものばかり。

 ヤマベは特に動きがすばやくて、フライを食ったかと思うとすぐに虫ではないことに気が付いて離れてしまいます。

 フライを投げれば4~5回に一回は反応して食いに来るのですが、いわゆるアタリのその瞬間に魚が放すより早くこちらが反応することができません。

 おまけに、川原を上流へと遡上しながらポイントを探していたところ、乗り上げた石が大きく動いてバランスを失い背中から大転倒をしてしまいました。

 視界がスローモーションで動く中でも頭の中は、「竿を折らないように転ばなくちゃ」ということ。転んだ自分も、自分の体よりも竿が気になるというのはびっくりです。

 転倒の方は見事に背中から転んで、シャツはびしょ濡れでさらにウェイダーの中にまで水が入る始末。一応脱いで靴の部分の水は出しましたが、そこから先は左足が気持ち悪い状況での釣りとなりました。まさに水と戯れた一日です。

 結果は私が5匹で妻が1匹、最大で12センチのヤマベという程度。しかし釣果はともかく、ひんやりした水の中で一日を過ごし、ヤマベに存分に遊んでもらえた一日が過ごせて大満足。

 小学生だったら良い絵日記が描けたことでしょう。夏休みらしい一日でした。

 

 

コメント
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