ある人から、「小松さん、釧路では花粉を避けるという『避粉のススメ』をしているでしょう?これって、今最も話題になっているPM2.5もないとなるとさらに全国の話題になりますよ」と言われました。
なんだか九州や西日本の不幸をこれ幸いと思うような感じがして気が進みませんが、ちょっと調べてみました。
すると、環境省が『そらまめ君』という大気汚染物質広域監視システムサイトを開いていました。
『そらまめ君』とは、『空をマメに監視する』という意味だそうで、なんでもキャラクターにする時代のようです。
さて、この『そらまめ君』、現在アクセスが殺到して日中はアクセスしにくい状況が続いているようです。
肝心のPM2.5ですが、2月12日23時の記録として、北海道ではまったく観測されていませんが、九州では、各地で36μg/m3以上の赤い点が出ています。
そもそも北海道にPM2.5の観測局があるのかどうかもよく分かりませんが、そらまめ君を見る限りでは観測されていないようです。
【そらまめ君】 http://bit.ly/11DXgMd
また、PM2.5は、雪が捕まえてしまいやすいようで、雪が解けると飛散するので注意するように、という報道も出されました。
【PM2.5と合体したら雪にも注意 溶けると飛散】
http://bit.ly/UaoN3w
なんだか中国の環境悪化が西日本から迫ってきているようで、困ったものです。
【スギ花粉プラスPM2.5 タチ悪すぎる"悪玉"登場】
http://bit.ly/WGO3ij
この記事によると、「スギ花粉の飛散が西日本を中心とした一部地域で始まった。関東地方では3月上旬にピークを迎え、飛散量は昨シーズンの3~7倍に及ぶ見込みだ。さらに、中国からの飛来が確認されている微小粒子状物質「PM2・5」がスギ花粉とくっつくことで“悪玉花粉”と化す懸念も。アレルギー症状をより悪化させる可能性があり、専門家は注意を呼び掛けている。
タチの悪すぎる花粉に苦しめられそうだ。」とのこと。
花粉だけでも大変なのに、これにPM2.5が重なるとないっそうひどくなるのではないか、という懸念が増しています。
事前の予想では、北海道といえどもPM2.5がまったくこないか、というとそうでもないらしい、ということのようですが、少なくともスギ花粉はないし、PM2.5が仮にあったとしても、その濃度は九州よりもはるかに少ないことでしょう。
とりあえずはマスクで防ぐしかないかもしれませんが、時間とご予算に余裕のある方はたしかに一定期間その場所から避難をするというのはひとつの手かもしれません。
決して他人の不幸を喜ぶわけではありませんが、選択の一つとして避粉ということがあるかもしれません。
まずは十分にお気をつけください。