阿寒湖の釣りの師匠である松岡尚幸さんには湖での釣シーズンの最中に大変お世話になりました。
この松岡さん、冬の間は阿寒湖畔スキー場の管理をしているので、敬意を表して湖畔に一泊のうえ、スキーを楽しむことにしたのです。
ところが松岡さんはこの季節、SAJ全日本スキー連盟の競技役員として、各地で開催される競技に帯同することが多いのだとか。今日も会えなくて残念でした。
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まあそれはそれとして、まずは阿寒湖畔スキー場でスキーをして、自らその魅力を体感してみることに。
スキーもウェアもレンタルですませましたが、スキー板が今やカービングという、長さが短くてサイドカーブが大きい板になっています。
ほぼ10年ぶりのスキーなので、板の変化に足がついて行くかどうか心配でしたが、まあなんとかなりました。
スキー場のペアリフトはトドマツの林の中をぐんぐん上がって行き、振り返ると湖畔を眼下に見下ろします。
湖と雪を頂いた雄阿寒岳の組み合わせは美しいものです。
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さて、スキー場は初・中級クラスのコースと上級コースに分かれていますが、こぶはきっちり潰してくれているのでさほど難しいことはありません。
ただ雪面は、前日の暖気と今日の寒気のためか、締まって固く、脚には堪えました。
今日は下からの風が強く、おまけに気温もマイナス7℃ほどと寒く両側の林が切れるところではまともに風を受けて、辛い状況でした。
それでも、湖めがけて滑る気持ちは爽快です。半日のスキーでしたが十分に満足できました。
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さて、スキー場は日本海側が雪が多くて良い、と思っている人も多いことでしょう。
実際、パウダースノーで深い雪が多いのは日本海側ですが、天気はというと曇りや雪の日が多いのも事実。
道東のスキー場の魅力は、風景もありますが、晴れた日が多い中で滑ることができるという事です。
道内には数多くのスキー場があって、スキーヤーのニーズも多様です。
深いパウダースキーが楽しみたければニセコ当たりは最高でしょうが、晴れた中で固いバーンを滑りたいとなれば、阿寒湖畔スキー場は魅力的です。
要は、スキー場をひとくくりにせずに、それぞれが持つ魅力や強み、特徴をもっと細かく情報提供することが必要なのではないでしょうか。
スキー場の魅力は、施設の魅力だけではなく、その気象的、地理的な特徴としてもしっかりと伝えたいですね。
営業予定は3月31日までとのことですが、温かくなった頃に春スキーができると良いのですがね。
【みよ、このパノラマ風景】