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北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

阿寒湖畔スキー場の魅力

2013-02-03 23:54:43 | Weblog

 阿寒湖の釣りの師匠である松岡尚幸さんには湖での釣シーズンの最中に大変お世話になりました。

 この松岡さん、冬の間は阿寒湖畔スキー場の管理をしているので、敬意を表して湖畔に一泊のうえ、スキーを楽しむことにしたのです。

 ところが松岡さんはこの季節、SAJ全日本スキー連盟の競技役員として、各地で開催される競技に帯同することが多いのだとか。今日も会えなくて残念でした。

    ◆   

 まあそれはそれとして、まずは阿寒湖畔スキー場でスキーをして、自らその魅力を体感してみることに。

 スキーもウェアもレンタルですませましたが、スキー板が今やカービングという、長さが短くてサイドカーブが大きい板になっています。

 ほぼ10年ぶりのスキーなので、板の変化に足がついて行くかどうか心配でしたが、まあなんとかなりました。

 スキー場のペアリフトはトドマツの林の中をぐんぐん上がって行き、振り返ると湖畔を眼下に見下ろします。

 湖と雪を頂いた雄阿寒岳の組み合わせは美しいものです。

    ◆   

 さて、スキー場は初・中級クラスのコースと上級コースに分かれていますが、こぶはきっちり潰してくれているのでさほど難しいことはありません。

 ただ雪面は、前日の暖気と今日の寒気のためか、締まって固く、脚には堪えました。

 今日は下からの風が強く、おまけに気温もマイナス7℃ほどと寒く両側の林が切れるところではまともに風を受けて、辛い状況でした。

 それでも、湖めがけて滑る気持ちは爽快です。半日のスキーでしたが十分に満足できました。


   ◆   ◆   ◆


 さて、スキー場は日本海側が雪が多くて良い、と思っている人も多いことでしょう。

 実際、パウダースノーで深い雪が多いのは日本海側ですが、天気はというと曇りや雪の日が多いのも事実。

 道東のスキー場の魅力は、風景もありますが、晴れた日が多い中で滑ることができるという事です。

 道内には数多くのスキー場があって、スキーヤーのニーズも多様です。

 深いパウダースキーが楽しみたければニセコ当たりは最高でしょうが、晴れた中で固いバーンを滑りたいとなれば、阿寒湖畔スキー場は魅力的です。

 要は、スキー場をひとくくりにせずに、それぞれが持つ魅力や強み、特徴をもっと細かく情報提供することが必要なのではないでしょうか。

 スキー場の魅力は、施設の魅力だけではなく、その気象的、地理的な特徴としてもしっかりと伝えたいですね。

 営業予定は3月31日までとのことですが、温かくなった頃に春スキーができると良いのですがね。

 【みよ、このパノラマ風景】 

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厳冬の阿寒湖、早朝散歩ツアー

2013-02-03 23:15:18 | Weblog

 昨夜11時17分に発生した十勝内陸地震。

 釧路市内で震度5強が発生したために、市役所には自動的に災害対策本部が設置され、幹部は市役所へ参集することとなります。

 私は阿寒湖畔で宿泊をしていたので、近場にある阿寒湖畔支所へ駆けつけてそこで待機をしました。

 幸い、釧路市内も一部に停電が続きましたが、大きな被害はなかったようで、午前1時35分に災害対策本部は警戒本部に縮小され、担当者意外は散会となりました。

 各方面から多くの心配とお見舞いの連絡をいただき、ありがとうございました。

 釧路の被害は、地元FM局の「FMくしろ」がインターネットでもネット配信しています。

 遠隔地にいて、釧路でのリアルタイムの災害情報が気になる方はこちらへどうぞ→ FMくしろ http://www.fm946.com/


   ◆   ◆   ◆


 阿寒で宿泊した今朝は、NPO阿寒が2/2(土)~3/17(日)の間で開催する『厳冬の阿寒湖早朝散歩ツアー』に参加しました。 http://bit.ly/XgKhb8

 昨日から始まったこのツアー、実質最初の客が私と妻でした。

 朝6時半に"まりむ館"に集合して、そこから阿寒湖の湖面へ移動。

 朝焼けの雄阿寒岳が刻々と色合いを変える中、スノーシューを履いて湖の上をサクサク歩いてゆきます。

【見よこの荘厳さ】

 目指すのはすぐ近くの小島。ここには真冬になっても凍らない湖面の池ができます。

 これは湖底から暖かい水が湧き出ることから凍らないので、この時期しか見ることのできない風景です。

   ◆   

 さらにちょっと足を延ばして、本当に熱湯が噴き出ているボッケまで移動。

 こちらは近くへ寄りすぎると氷が割れかねないので、少し遠回りをしないといけません。

 ボッケの周りを見てから帰ろうとすると、エゾリスが数匹群れで我々を出迎えてくれました。

「やあ、すごいすごい!」と喜んで写真も動画も撮りまくった私でしたが、宿に帰ってから見るとSDカードを入れ忘れていました。ショック!

 ここのところ阿寒湖では、「釣れず」、「(望んだ人に)会えず」、「欲しい写真が撮れず」と意に反することばかり。

 きっと何度でも来ないとだめよ、と言われているのでしょうね。

     ◆   

 それにしても、早朝ツアーから帰る途中には、まだ7時半だというのにホテルを出るバスにたくさんのお客さんが乗り込んでいました。

 夕方に来て一泊して早朝には飛び出してゆくなんて、なんてもったいない旅であることか。

 風景と生き物が迎えてくれる阿寒の魅力をもっと伝えたいですね。

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