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北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

中学生に負けた!~神戸の友との再会

2012-11-12 23:45:08 | Weblog
 出張で神戸へ到着。

 国交省同期入省の友人がいるので、呼び出して旧交を温めあった。

 友人は東京の大学でアイスホッケーの倶楽部に入っていて、釧路へは毎夏合宿へ行った思い出があるという。

 当時の十條製紙(今の日本製紙)にアイスホッケーの先輩がいたのだそうだ。持つべきものは良き先輩であり良き縁である。

「夜の23時に東京港をフェリーで出発すると、釧路へ着くのは明後日の朝8時だ。港へ着くと十條製資産の関連会社がトラックで迎えに来てくれていて、防具や荷物を放り込んで十条リンクへ向かったものだよ」

「どれくらい釧路に滞在したんだい?」
「2週間ずっと合宿さ。当時でも釧路の最高気温は20℃で、大学の時は暑い夏を経験せずに済んだよ(笑)」

「合宿って、試合もするの?」
「したよ。鳥取中学と試合をして負けたなあ(笑)。鳥中、釧路工業高校といえば、そのまま全国区じゃないか。でも楽しかったな」

 およそ30年前の彼の思い出。

 今はもう東京港とのフェリーもないよ、と言ったら「そうか」とちょっと寂しそうだった。

「船に乗ってからはすることがないので、出発の夜は思いきり飲んで乗船したなあ。ああ、懐かしいよ」


  ◆   ◆   ◆


 人には誰も思い出があるが、30年前の釧路が彼の記憶の中にしっかりと今もなお輝きを放っていた。

「今も良い町なんだけどな」
「そう願うよ、今度行きたいよ」


 ああ、待ってるよ。


 いつのときも友達は良いものだ。

 そして、全国どこへ行っても友達がいるというのもありがたいことだ。

 友よ、また会おう。今度は釧路で、ね。
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