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北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

国勢調査って実は義務

2010-08-03 23:39:41 | Weblog
 東京で、最高齢者のはずが三十年前の遺体で発見されるという事件がありました。

 これを契機に各自治体や警察でも百歳を越える高齢者の安否も含めた所在を確認に走っていますが、確認出来ない事例が多々発生し社会問題となりつつあります。

 高齢者の所在確認は、敬老のお祝いのような軽いものではなく、独居老人であれば生死も含めた安否確認ですが、亡くなっていた方に対する年金が払われていたということもあってちょっと厄介です。

 行政としては住民の社会参加に対する意識が低下する中で確認の義務を強権的に果たせるのだろうか、という問題に直面しています。

 今年は5年に一度の国勢調査の年です。

 国勢調査のような基幹統計調査については統計法によって「…報告を求められた者はこれを拒み、又は虚偽の報告をしてはならない」とされているのですが、国の国勢調査に関するホームページを見てもどこにもこの義務については見当たりません。


 しかしながら、強権は発動できなくても、プライベートなことを知られたくないという気持ちを越えて、一人一人が生活の実情を報告することで得られる情報が結果として自らにとっての安心と安全につながるということを理解していただくように努力していきたいものです。


 なお、釧路市役所では若手の職員が国勢調査をPRする歌を作って啓発を図っています。庁内でも朝の時間帯に流れるようになりました。いろんな才能があるものですね。





【統計法】
(報告義務)
第十三条  行政機関の長は、第九条第一項の承認に基づいて基幹統計調査を行う場合には、基幹統計の作成のために必要な事項について、個人又は法人その他の団体に対し報告を求めることができる。
2  前項の規定により報告を求められた者は、これを拒み、又は虚偽の報告をしてはならない。

 

【釧路新聞】「国勢調査PRソング」を収録/釧路市オリジナル
  http://www.namara-hokkaido.net/topics/news/news.php?id=24593 

【歌のダウンロードはこちら】
  http://www.city.kushiro.hokkaido.jp/icity/browser?
ActionCode=content&ContentID=1275523063242&SiteID=0000000000000
  


コメント (2)
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