12月17日20時から、リアルお友達でもあるツイッターのからしさん(@tkz_0v0)と小一時間ほどこのテーマでスペースをしました。以前、ナウシカ歌舞伎をテーマに初めてスペースをおっかなびっくりやってみて、楽しかったので調子に乗りました(笑)。後ろに21時から並木陽さんとトマトスープさんの『ディミトリ』スペースが予定されていたので、そちらを聞きたい方も多かろう、と1時間で締めることにしたので、1作5分みたいな駆け足語りになってしまいましたが、少なくとも私は本当に楽しかったです。お耳を拝借させていただきました方々、本当にありがとうございました。
そもそもからしさんが本当にちゃんとしている方で(とお友達を持ち上げる)、レジュメやタイムテーブルを事前に用意してくださり、当日の進行も、そもそものスペースの設定から何もかもしてくださいました。なので私は未だやり方がよくわかっていない…(笑)参加に手間取り、またしばらくマイクがミュートになっていたりしてお待たせし、ご迷惑をおかけしました。ほっといたらあと3時間くらいは楽勝で話していたでしょうが、前回も一応90分くらい、と確かあらかじめ時間を区切って心づもりしていたんだったかな? そういうところもホントちゃんとしているからしさんなのでした。
私もいただいたレジュメをもとにこの一年を振り返り、いろいろ思い出してメモを書き出す程度の準備はし、それを眺めながらトークしたつもりなのですが、当然言えずに終わったことやそもそも間違えて発言していたこともあり(^^;)、アフタートークフォローブログというていたらくの「こぼれ話」が今回です。要するにオタクで語るのも好きだが文字で語るのはもっと好き、ということでしょうか…お時間ある方は引き続きおつきあいくださいませ。
でも、記録は延べ人数だと思うので実際に聞いていただけた方は60人ほどかなと思うのですが、これまたからしさんが作ってくれたハッシュタグをたどってあとから感想など読ませていただいたところ、おおむね好評で安心したのと、駆け足でも短くコンパクトなのがよかったのかなと思ったこと、そして何より、ヅカ友トークにまざれたみたいで楽しかった、というお話が多かったことがとても印象的でした。去年に比べて今年は感染による公演中止がまた増えましたし、まだまだ遠征や会食などを控えて自衛、自粛している方がたくさんいらっしゃるんだろうと思います。私は我慢できずにガンガン観劇に出かけてしまっているわけですが、おかげさまで仕事の方は在宅勤務と併用できているのでなるべく出社しないで引きこもっています(サボりとも言う…イヤけっこうみっちり働いているんですよこれでも!)。お友達とのごはんも、大丈夫そうかな?と思える方とはそっと再開していて(ツイッターに茄子の写真をバンバン上げているので「そっと」ではないか…てか毎度「映えないけど美味しい!」とかだけ言って全然店名を明示しないのでお店の宣伝になっていないどころか営業妨害かも疑惑があるのでここで言及しますと、いつも上げている茄子の写真は「XI'AN」有楽町店さんの茄子の山椒上げです。刀削麺などがご自慢の中華料理屋さんです、平日ソワレ観劇後にも寄れる時間まで営業していてオススメです!)、やっぱり楽しくて癒やされているのですが、そういうことから遠ざかっている方々にも楽しんでもらえたなら本当によかったな、とちょっと意義を感じました。本当にありがとうございました。
ナウシカ歌舞伎回ではそれでも丁寧にきちんと話そう、とまだ意識していたのが、今回は駆け足だったし早口でくだけすぎた口調になってしまって、お気に障った方もいらしたかもしれない…とあとからヒヤヒヤしたので(こういうところが意外と小心者なのです…もちろん気に障ったけどわざわざクレームつけない、というお優しい方もいらしたことでしょう、ホントありがとうございます)、ここでまた言い訳がましくねちねち書いている次第です。リスナーさんは全員がフォロワーさんではなかったとも思うのですが、フォロワーさんなら普段からある程度はものの見方や考え方を共有できているのかなと思いますし、そこは甘えさせていただきました。でも鍵アカさんが多いのは意外だったな…相互フォローしていないとリプなどで絡めないので、こちらが把握できていないアカウントさんが多く、今まで含めて失礼がありましたら申し訳ございませんでした。
というか、そのあとの『ルスダン』スペースが(ところで私はお名前から並木先生は男性なのかと思っていました…こういうの、ホント良くないですね。反省します)、お二方ともとても真面目でジョージア語りが深く濃く、逆に言うと訥々としてたどたどしくて、まあしゃべりのプロじゃないんだから普通に話すとこうなるよな、私たちってホント弁が立つといえば聞こえが良すぎて要するにおしゃべりなんだな…とちょっと反省しました。まあおふたりもアヴァクとかジャラルさまとかナサウィーのキャラ萌えトークのターンになると俄然早口で舌がなめらかになっていたので(笑)、そういう意味ではオタクってホントみんなおんなじ…!とか失礼ながら微笑ましく思ったりもしたのですが。
ともあれ私とからしさんも本当はもっと理屈っぽいタイプのオタクで、それはお互いブログではもっと前面に出ているのではないかと思うのですけれど(^^;)、そういう作品論にやや偏りすぎたかもな、と反省はしつつも、でも生徒さんにあまり言及し出すとそれこそ話が尽きないし好みの差とかも出てきてそれはやはりクローズドの飲み会ですべきトークだよな、というのもあって、今回の私たちのスペースはやっぱりアレはアレでよかったのだろう、というのが自画自賛の勝手な結論なのですが、こぼれ話は書く、という回です。
というか前日スペースが使えなくなっていて、ホントひやりとしましたよね…マスク氏によるゴタゴタの余波なんだそうですが、私としてはホントこの十数年めっちゃ愛用しているツールで、ここからお友達になった方もたくさんいて日々ここから得ている情報その他も本当に多いので、日本語圏のガラパゴス感に感謝しつつなんとか逃げおおせてくれツイッター!とか考えています。不精なのでマストドンとか他のものへの登録、移管なんか全然していないから、というのもあります。ブログも一度引っ越ししていてそのときもまあまあ大変だったので、ここも頼むよ…とホント祈るような気持ちです。SNSってホント現代のインフラですよねえ…
と、前書きが長くなりました(毎度のことですね)。では以下、総括のこぼれ話です。
●月『ロマンスウィング!』
とっぱしだったのでわりとちゃんと言いたいことは言えた気がしたのですが、からしさんが進藤さんに言及したときに、ちなっちゃんの素晴らしさについてもっと語りたかった、とあとから思いました。毎回いつでもなんでも本当に上手いスターさんで、ファンはもしかしたらもっとちゃんとした芝居が観たいと思っているのかもしれませんが(それはギャツビーくらいではまだヌルい、というくらいであったことでしょう…)、こういう仕事ができる生徒さんってホント貴重…!とこの公演のときに思ったんですよね。
あとは、生徒さん話つながりで言うと、新公は俺たちのまのんたん爆誕回だったと思っているのですが、主演は彩音くんでもよかったのでは説を、ここで言っても詮ないことですが言っておきたかったです。彩音くんは新公はこれまでもずっと役付きが悪かった印象だったので、よっぽど成績が悪いとかなのかなー、とか勝手に心配していたのですが、本公演のポジションは着々と上げてきているじゃないですか。そしてなんせ顔がいいので強い、目立つ。なのでラスト新公主演、やらせておくとのちのちけっこう違ったんじゃないのなんなの劇団ケチね!とは言いたかったのです。そりゃトップになることがすべてじゃないよ、新公主演したから即路線、番手扱いってわけでもないよ、むしろそこから外れた方が長く豊かな生徒人生がある例もたくさんたくさん知っていますよ、でもね…という、うだうだ。でもそれこそファンの方々が最もわかっていてそれでも変わらず応援しているんだと思っていますので、私も引き続き見守り続けたいと思っています。だがしかしエルピの扱いは…!(><)(まだ言う)
●宙『ネバセイ』
かのちゃんキャサリンのソロがとてもよかったことを言い忘れました。彼女は雪組時代から歌がネックと言われていたスターさんだと思いますが、さすが場数もあるけど何よりご本人の努力もあって、ホント過不足ないくらいには仕上げてきていて、感心しました。娘役さんに人気のある一曲ですよね。
一方でやはり、戦時におけるジャーナリズムとは…みたいな観点からすると、この物語はこれでよかったんかいな、と考えないではいられないのでした。楽曲はいいし人気もあるミュージカル作品だと思うので、こんなそもそも論を言うのは本当にアレかもしれないのですが…
でもカメラと新聞記事、あるいはラジオ放送という違いはあれ、また報道と創作という違いはあれど、ものすごく大きくくくればジョルジュもキャサリンもイケコもいわゆる「物書き」で、「ペンは剣よりも強し」というのを信じなきゃ駄目な立場なんじゃなかろうか、と思うのですよ。素人でもこうして書くことをやめられないでいる自分なんかからしたら特に。
なのに、キャサリンはともかく、ジョルジュは彼の武器であったカメラを置いて、銃を取り戦闘に参加することを選び、そして死んでいく物語なんですよこれは。もちろん現実ってそういうものだ、という視点はあるのかもしれない。でもそれは報道が武力に負けることであり、もっと大きく言えば人類の敗北ってことですよね。もちろん理性が武力みたいな獣性に負ける、その敗北をこそ描きたかったのだ、というならそれはそれなんでしょうけれど、そこまでの思想や覚悟を持って書かれた作品なんだろうかこれは…という疑念も、申し訳ないけれど私にはあるのでした。
また、ジョルジュがそうしてキャサリンがそうしなかったのは、個々の個性や人格のこともあるけれど要するに性差ってことですよね。さらに言うとこの時点で当人は気づいていなくとも、物語的にはキャサリンが妊娠していたから、でもある。これがさー、結局男はやることやって種だけ植えたらあとなんにもしないで全部ほっぽり出して勝手にさっさと死んじゃうんだよ、次の世代も世界も産み育て築き支えることは全部女任せなんだよ、ってのがもう、つらかった。それをカッコいいと思って男が書いて女にやらせて女が観てうっかり喜んじゃう構図がもう、ホントつらい…とかつい、私は考えてしまうのでした。
イケコだってまだ徴兵に引っ張られる歳かもしれないのに、そういうのどう考えてるの?とかね。この戦争は、史実としてこうでも、こうなる前に市民側も選挙もデモも座り込みもできる運動はすべてしていて、それでもこうなっちゃったから市民も、女性も子供も銃を取り戦った…ということなんだろうと思うのですが、そういう運動がまだまだ未成熟な本邦でここだけ切り取って物語にしちゃうことの危うさとか、ホント怖いんですよ…
創作がどこまで現実の社会とリンクすべきか問題は、確かにあります。劇場にいる3時間だけは夢を見たい、理想の幸せに酔いたい、というのはもちろんわかるし、私もあらゆる創作とはそういう希望や理想を示すべきだと考えているんですけれど、ではこの演目がそれを十全に果たしているのかと問うと、ちょっとざらりとするのでした…
●雪『夢介センセ!』
からしさんが生でも配信でも見ていなかったのであまり細かく語れず、私もそんなにハマって通ったとかはなかった演目だったため、あっさり終えてしまったかもしれません。ショーはホント楽しいBショーだったと思っています。マジ宙に来て少しも早く!
なのでブログで語ったこと以上にはないっちゃないんですが、ホントひまりの役へのフォローが欲しかったことは改めて言っておきたいです。簡単に言うとしょーもないバカ坊と出来婚することになる女中さん、というお役ですが、彼女自身は欲得ずくではなく本当に彼が好きだったのである、というのと、現状では結婚を認める周りも当の相手も彼女のお腹の子の話しかしないんだけど、ちゃんと彼女本人の良さを認めたからこそ結婚に至ったのだ、ときちんとしていただきたかったのです。ちょっと台詞を足せばすぐ出来た改変だったと思うのですが…エゴサしてるなんて嘘なのかな、しょぼん…
あ、でも「お手を拝借」からのヨヨヨイヨヨヨイヨヨヨイヨイ!が初日から決まったのは気持ちよかったなあ…!(笑)思い出深いです。
●星『めぐタンテ』
ふたりしてわりと褒めすぎなくらいに褒めて語った記憶…(笑)ザラつくことを言えば、さすがのなーこたんでキャラが多く、いい番手ごまかしが出来ていたこと(それはショーも)は個人的にはかなり印象的だったので、その話もちょっとしたかったです。
「笑っちゃうようなお姫様ドレス」のひっとんの舞台写真、もちろん買いましたけどね!(笑)からしさんはこれがステージスタジオに入ったら着たいそうですが、私はブルーのミニスカのヤツが着たいです(笑)。いやホント幼稚園児のお絵かきか昭和のぬり絵のドレスでしたよねアレは…
●花『リストおしゃ帝』
まず謝りたいのが、私が「スクリーンセーバーがうるせぇ」とさんざん貶したのは『おしゃ帝』ではなく『ファシネ』だったことです。訂正してお詫びいたします。フードのお洒落さが私にはわからない、とかプロローグのお衣装が暑そうで特に夏はかわいそうだった、とかはありましたが、私は好きなショーでした。ローマ風呂もファッションショーもクラブもほのかちゃんセンター場面も良きでした。
お芝居も、これは語りましたが補完して観たからかもしれないけれどわりと好き、かなり好き。しかもとてもいいれいちゃんだったと思います。というかれいちゃんはわりに演目に恵まれているのでは…いや『アウグストゥス』はアレだったか(><)。
からしさんはこれは配信で見たとのことでしたが、私にはもうひとり、花組だけが友会が当たらなくてこの一年生で観ていない、れいまどを見ていないという、よくヅカ語りをするお友達がいます。私はすごく好きなトップコンビなので、早くなんとかして観てよ語ろうよ!と熱く言いたいです(笑)。
そうそう、言い尽くされていることでしょうがひとこのジョルジュ・サンドが本当に素晴らしく、宝塚歌劇ではアレでも外部でなら誰かオーロールとマリーのユリを見せてくれよ、とも熱く言いたいですホントすんません…
●月『ギャツビー』
これまた『ロマ劇』や『ネバセイ』同様に男のドリーム話ではないか、主人公は単に顔がいいストーカーにすぎないのではないか…という話をもう少ししたかったですね(笑)。れいこちゃんだから成立している、というのはいわゆる「イケメン無罪」とは違って、タカラジェンヌが女性だからだと思います。
その上で、宝塚歌劇で上演する場合のデイジーの難しさ、とかも語れたら深い話になりそうだなと今も思っています。てか原作小説を読んだのがはるか昔で全然覚えていないのですが、原作でも再会したギャツビーとデイジーってやることやってんの?(言い方)なんかれこうみの事後シーンが妙に色っぽかっただけに私は逆に引っかかったんですよね、デイジーってここでギャツビーと寝るタイプの女なのかなあ?と。離婚する気なんか全然なかったんじゃないかな、というのが私のデイジー像なんだけど…うーん時代もあるし、よくわからん。もう少し考察が必要かもしれません。
ともあれ役がないのでやはり別箱でやるか、上手くショーアップしてるけどやはり間延び感があるので一幕ものに戻すかした方がいい作品な気もします。あとは、物語としてそろそろ賞味期限が切れるのでは説も個人的にはある…
でもれいこちゃんはホント素敵でした。女々しい感じも含めてバランスが絶妙だった気がしました。
新公は配信でも見られていません、すみません。
●宙『ハイカプ』
ショーがダメな方のダイスケだった残念感の方が、個人的には大きいです。ハイローとのカップリングだとちょうどよかった説もありますが、宙組ってホントAかダイスケしかショーをやっていない印象なので、それでハズレとか舐めんなよ、と一応元贔屓組なだけについカリカリしてしまうのでした。ダメというかハズレというか省エネ感が強いというか…グラカンに比べたら「これってホントにイタリア?」だし(いや『グラカン』もなんちゃってスペインにすぎなかったのはわかっているんですが)、スター起用含めて目新しさがなかった気がしました。ゆりかちゃんのトップ期間も長くなってきているので、こういうこともままあるものではあるのですがね…
あ、でもじゅっちゃんがすごかったとか、ひろこやさらちゃんが目立ってきていて嬉しかったなーというのは語りたかったかも。
ハイローは、演目の幅とか多様性とか新チャレンジとかいう点でもよかったと思うし、まあコレはコレで…という感じでしたでしょうか。いただいたコメントにありましたが、プロレス芸とはよく言ったものだと思います。熱愛していらっしゃるファンの方にはすみません…
●雪『蒼穹』
これもふたりともそんなに買っていなかったのでわりとあっさり終わり、かつ言い漏らしたことが特にない演目だったかも…ホントわがままですみません。いやしかし雪組のソラカズキにはこれからも期待しかない!!
あとヘンに盛り上がっちゃった譚嗣同については、私とからしさんの時代の宙組(オイ)でやっていたら贔屓がやっていそうなお役だったから、かな…まあその場合はもうちょっとイケメン優男枠になっていたかもしれませんが(笑)。
しかしこれも『ネバセイ』同様、いくら昭和のおじさんの小説が原作とはいえ、平成に育ったのだろう若者が令和の今に宝塚歌劇として上演するんだから、現代日本に直結する部分は特にもっとデリケートな扱いをするべきだったのでは、とは言っておきたいです。
●星『ディミジャガ』
これはからしさんが東京待ちなので、そのあとまた語ってもいいかもしれません。生田先生なら東京で多少手を入れてくるかもしれませんしね。てかギラギラが減ったとか聞くショーは戻してそのまま持ってきてくれヨシマサ!(笑)
ルスダン主人公の原作小説からディミトリ主人公のミュージカルへ、生田先生がさすがの手腕を見せているし、スーパーヒーローが似合いそうなこっちゃんが憂愁の王子をまた抜群のバランスでやっていて地味にも女々しくもならず実に素晴らしいのですが、とにかくちょっとなんか全体に、隔靴掻痒感があるのですよ…! コレ絶対もっとおもしろくなるはず、と幕間ずっと考えているとジャガビーがギンギンギラギラチカチカビカビカすべてをさらっていくので、みんなジャガビーしか語れない魔法にかかっちゃうのです(笑)。ちなみにショーは『BADDY』くらいしかホントのところ語れない、みたいなショー音痴の私がもう完全にハイになってめっさ楽しかったので、このショーはマジでアリです(笑)。
早く星のありちゃんをからしさんに観ていただいて、熱く語っていただきたいです。私はこれまた絶妙な番手ごまかしの話をぶっ込みたいと思います(笑)。
オリジナル、原作もの、再演ものといろいろで、舞台も日本や中国、アメリカにヨーロッパに架空の王国まで、バラエティに富んだ良き一年ではありました。からしさんとは来年は大劇場公演総括スペースは半期で一回ずつやろうか、となってます(笑)。
別箱語りもやりたかったのですが、これは数が多くてからしさんも観ていないものが多く、私もここ五、六年すべての公演を生で観ることに血道をあげてきたのに星全ツ『モンクリタンテ』を見逃すという痛恨の事態となっているので(その前に観られなかったのってみっちゃんのラスト近くのバウとかでは…くうぅ)、演目ごとになら企画してもいいのかな、となっています。とりあえず私もからしさんも萌え萌えだった『ブエノスアイレスの風』を、スカステ放送後にでもやりたいね、と言っています。ブルーレイも買っちゃったんですけどまだ見られていません、暗くて映っていないのでは説…(笑)
来年も楽しみしかないですね!
ニュー『うたかた』、どんなでしょうね?
『応天』の原作漫画は電子無料分は読みました、さてどうなってきますかね? というか退団者…耐えられない…(ToT)
ゆりかちゃんジェームズ・ボンドがカッコいいのは宇宙の理として、かのちゃんのボンド・ガールが大活躍でありますよう! バリバリ踊るフィナーレが2時間くらいあってもいいよ!! てか原作小説は大昔に読んだことがある気がしますが何ひとつ覚えていません、映画もそんなに履修していません。予習した方がいいのかなあ? 有識者の方、アドバイスプリーズ。
雪は新トップコンビお披露目ですね、元宙娘の夢白ちゃんをなにとぞよろしくお願いいたします!
そしてキター!な『1789』再演。役替わりはあるのか、そもそもヒロインどっちでどういくんだなど、話題は尽きそうにありません。
別箱も現時点での発表まででも、ちょっと前のラノベか?なこってぃバウや、今度はどんな切り口になるのかな?なゆりかちゃんショー、急患が増えそうなあーさに雪で新幹線が止まらないことを今から祈る咲ちゃん夢白ちゃんプレお披露目の『ボニクラ』、これまた配役が楽しみなこっちゃんの『赤黒』にかりんさんのロドリーゴだったら私はもうオペラがカンペキな(笑)『バレンシア』、そこにさらにおめでとうのぴーのショー、初演も観たけどこれまた全然覚えていない『二人だけの戦場』にあわちゃんエリスを早々に発表してくれてありがとう!な『舞姫』まで、本当に楽しみすぎます。チケットがなんとかなることを本当に祈っています、いつもご縁をくださいますみなさま、本当にありがとうございます。
大劇場の休演日が変わったり新公の曜日が変わったり、東京の平日夜公演の開演時間が30分前倒しになったり、劇団もいろいろ過渡期かつタイヘンなのでしょうが、再演や輸入ものに上手く頼りつつも、なるべく当て書きオリジナルの良質な演目をご用意いただきたいです。そして生徒もファンも大事にしてください。あと演出家も作曲家ももっと増やして、育てて! ショー作家もホントもっと欲しいです。人こそ宝です!!
年末までまだ二週間ありますが、今年の仕事のゴールが見えてきたこともあって個人的には急に年末感が出てきました。とはいえ観劇納め自体はまだ先なのですが、みなさまもどうぞ良いお年をお迎えくださいませ。新年も引き続きご愛顧よろしくお願いいたします!
そもそもからしさんが本当にちゃんとしている方で(とお友達を持ち上げる)、レジュメやタイムテーブルを事前に用意してくださり、当日の進行も、そもそものスペースの設定から何もかもしてくださいました。なので私は未だやり方がよくわかっていない…(笑)参加に手間取り、またしばらくマイクがミュートになっていたりしてお待たせし、ご迷惑をおかけしました。ほっといたらあと3時間くらいは楽勝で話していたでしょうが、前回も一応90分くらい、と確かあらかじめ時間を区切って心づもりしていたんだったかな? そういうところもホントちゃんとしているからしさんなのでした。
私もいただいたレジュメをもとにこの一年を振り返り、いろいろ思い出してメモを書き出す程度の準備はし、それを眺めながらトークしたつもりなのですが、当然言えずに終わったことやそもそも間違えて発言していたこともあり(^^;)、アフタートークフォローブログというていたらくの「こぼれ話」が今回です。要するにオタクで語るのも好きだが文字で語るのはもっと好き、ということでしょうか…お時間ある方は引き続きおつきあいくださいませ。
でも、記録は延べ人数だと思うので実際に聞いていただけた方は60人ほどかなと思うのですが、これまたからしさんが作ってくれたハッシュタグをたどってあとから感想など読ませていただいたところ、おおむね好評で安心したのと、駆け足でも短くコンパクトなのがよかったのかなと思ったこと、そして何より、ヅカ友トークにまざれたみたいで楽しかった、というお話が多かったことがとても印象的でした。去年に比べて今年は感染による公演中止がまた増えましたし、まだまだ遠征や会食などを控えて自衛、自粛している方がたくさんいらっしゃるんだろうと思います。私は我慢できずにガンガン観劇に出かけてしまっているわけですが、おかげさまで仕事の方は在宅勤務と併用できているのでなるべく出社しないで引きこもっています(サボりとも言う…イヤけっこうみっちり働いているんですよこれでも!)。お友達とのごはんも、大丈夫そうかな?と思える方とはそっと再開していて(ツイッターに茄子の写真をバンバン上げているので「そっと」ではないか…てか毎度「映えないけど美味しい!」とかだけ言って全然店名を明示しないのでお店の宣伝になっていないどころか営業妨害かも疑惑があるのでここで言及しますと、いつも上げている茄子の写真は「XI'AN」有楽町店さんの茄子の山椒上げです。刀削麺などがご自慢の中華料理屋さんです、平日ソワレ観劇後にも寄れる時間まで営業していてオススメです!)、やっぱり楽しくて癒やされているのですが、そういうことから遠ざかっている方々にも楽しんでもらえたなら本当によかったな、とちょっと意義を感じました。本当にありがとうございました。
ナウシカ歌舞伎回ではそれでも丁寧にきちんと話そう、とまだ意識していたのが、今回は駆け足だったし早口でくだけすぎた口調になってしまって、お気に障った方もいらしたかもしれない…とあとからヒヤヒヤしたので(こういうところが意外と小心者なのです…もちろん気に障ったけどわざわざクレームつけない、というお優しい方もいらしたことでしょう、ホントありがとうございます)、ここでまた言い訳がましくねちねち書いている次第です。リスナーさんは全員がフォロワーさんではなかったとも思うのですが、フォロワーさんなら普段からある程度はものの見方や考え方を共有できているのかなと思いますし、そこは甘えさせていただきました。でも鍵アカさんが多いのは意外だったな…相互フォローしていないとリプなどで絡めないので、こちらが把握できていないアカウントさんが多く、今まで含めて失礼がありましたら申し訳ございませんでした。
というか、そのあとの『ルスダン』スペースが(ところで私はお名前から並木先生は男性なのかと思っていました…こういうの、ホント良くないですね。反省します)、お二方ともとても真面目でジョージア語りが深く濃く、逆に言うと訥々としてたどたどしくて、まあしゃべりのプロじゃないんだから普通に話すとこうなるよな、私たちってホント弁が立つといえば聞こえが良すぎて要するにおしゃべりなんだな…とちょっと反省しました。まあおふたりもアヴァクとかジャラルさまとかナサウィーのキャラ萌えトークのターンになると俄然早口で舌がなめらかになっていたので(笑)、そういう意味ではオタクってホントみんなおんなじ…!とか失礼ながら微笑ましく思ったりもしたのですが。
ともあれ私とからしさんも本当はもっと理屈っぽいタイプのオタクで、それはお互いブログではもっと前面に出ているのではないかと思うのですけれど(^^;)、そういう作品論にやや偏りすぎたかもな、と反省はしつつも、でも生徒さんにあまり言及し出すとそれこそ話が尽きないし好みの差とかも出てきてそれはやはりクローズドの飲み会ですべきトークだよな、というのもあって、今回の私たちのスペースはやっぱりアレはアレでよかったのだろう、というのが自画自賛の勝手な結論なのですが、こぼれ話は書く、という回です。
というか前日スペースが使えなくなっていて、ホントひやりとしましたよね…マスク氏によるゴタゴタの余波なんだそうですが、私としてはホントこの十数年めっちゃ愛用しているツールで、ここからお友達になった方もたくさんいて日々ここから得ている情報その他も本当に多いので、日本語圏のガラパゴス感に感謝しつつなんとか逃げおおせてくれツイッター!とか考えています。不精なのでマストドンとか他のものへの登録、移管なんか全然していないから、というのもあります。ブログも一度引っ越ししていてそのときもまあまあ大変だったので、ここも頼むよ…とホント祈るような気持ちです。SNSってホント現代のインフラですよねえ…
と、前書きが長くなりました(毎度のことですね)。では以下、総括のこぼれ話です。
●月『ロマンスウィング!』
とっぱしだったのでわりとちゃんと言いたいことは言えた気がしたのですが、からしさんが進藤さんに言及したときに、ちなっちゃんの素晴らしさについてもっと語りたかった、とあとから思いました。毎回いつでもなんでも本当に上手いスターさんで、ファンはもしかしたらもっとちゃんとした芝居が観たいと思っているのかもしれませんが(それはギャツビーくらいではまだヌルい、というくらいであったことでしょう…)、こういう仕事ができる生徒さんってホント貴重…!とこの公演のときに思ったんですよね。
あとは、生徒さん話つながりで言うと、新公は俺たちのまのんたん爆誕回だったと思っているのですが、主演は彩音くんでもよかったのでは説を、ここで言っても詮ないことですが言っておきたかったです。彩音くんは新公はこれまでもずっと役付きが悪かった印象だったので、よっぽど成績が悪いとかなのかなー、とか勝手に心配していたのですが、本公演のポジションは着々と上げてきているじゃないですか。そしてなんせ顔がいいので強い、目立つ。なのでラスト新公主演、やらせておくとのちのちけっこう違ったんじゃないのなんなの劇団ケチね!とは言いたかったのです。そりゃトップになることがすべてじゃないよ、新公主演したから即路線、番手扱いってわけでもないよ、むしろそこから外れた方が長く豊かな生徒人生がある例もたくさんたくさん知っていますよ、でもね…という、うだうだ。でもそれこそファンの方々が最もわかっていてそれでも変わらず応援しているんだと思っていますので、私も引き続き見守り続けたいと思っています。だがしかしエルピの扱いは…!(><)(まだ言う)
●宙『ネバセイ』
かのちゃんキャサリンのソロがとてもよかったことを言い忘れました。彼女は雪組時代から歌がネックと言われていたスターさんだと思いますが、さすが場数もあるけど何よりご本人の努力もあって、ホント過不足ないくらいには仕上げてきていて、感心しました。娘役さんに人気のある一曲ですよね。
一方でやはり、戦時におけるジャーナリズムとは…みたいな観点からすると、この物語はこれでよかったんかいな、と考えないではいられないのでした。楽曲はいいし人気もあるミュージカル作品だと思うので、こんなそもそも論を言うのは本当にアレかもしれないのですが…
でもカメラと新聞記事、あるいはラジオ放送という違いはあれ、また報道と創作という違いはあれど、ものすごく大きくくくればジョルジュもキャサリンもイケコもいわゆる「物書き」で、「ペンは剣よりも強し」というのを信じなきゃ駄目な立場なんじゃなかろうか、と思うのですよ。素人でもこうして書くことをやめられないでいる自分なんかからしたら特に。
なのに、キャサリンはともかく、ジョルジュは彼の武器であったカメラを置いて、銃を取り戦闘に参加することを選び、そして死んでいく物語なんですよこれは。もちろん現実ってそういうものだ、という視点はあるのかもしれない。でもそれは報道が武力に負けることであり、もっと大きく言えば人類の敗北ってことですよね。もちろん理性が武力みたいな獣性に負ける、その敗北をこそ描きたかったのだ、というならそれはそれなんでしょうけれど、そこまでの思想や覚悟を持って書かれた作品なんだろうかこれは…という疑念も、申し訳ないけれど私にはあるのでした。
また、ジョルジュがそうしてキャサリンがそうしなかったのは、個々の個性や人格のこともあるけれど要するに性差ってことですよね。さらに言うとこの時点で当人は気づいていなくとも、物語的にはキャサリンが妊娠していたから、でもある。これがさー、結局男はやることやって種だけ植えたらあとなんにもしないで全部ほっぽり出して勝手にさっさと死んじゃうんだよ、次の世代も世界も産み育て築き支えることは全部女任せなんだよ、ってのがもう、つらかった。それをカッコいいと思って男が書いて女にやらせて女が観てうっかり喜んじゃう構図がもう、ホントつらい…とかつい、私は考えてしまうのでした。
イケコだってまだ徴兵に引っ張られる歳かもしれないのに、そういうのどう考えてるの?とかね。この戦争は、史実としてこうでも、こうなる前に市民側も選挙もデモも座り込みもできる運動はすべてしていて、それでもこうなっちゃったから市民も、女性も子供も銃を取り戦った…ということなんだろうと思うのですが、そういう運動がまだまだ未成熟な本邦でここだけ切り取って物語にしちゃうことの危うさとか、ホント怖いんですよ…
創作がどこまで現実の社会とリンクすべきか問題は、確かにあります。劇場にいる3時間だけは夢を見たい、理想の幸せに酔いたい、というのはもちろんわかるし、私もあらゆる創作とはそういう希望や理想を示すべきだと考えているんですけれど、ではこの演目がそれを十全に果たしているのかと問うと、ちょっとざらりとするのでした…
●雪『夢介センセ!』
からしさんが生でも配信でも見ていなかったのであまり細かく語れず、私もそんなにハマって通ったとかはなかった演目だったため、あっさり終えてしまったかもしれません。ショーはホント楽しいBショーだったと思っています。マジ宙に来て少しも早く!
なのでブログで語ったこと以上にはないっちゃないんですが、ホントひまりの役へのフォローが欲しかったことは改めて言っておきたいです。簡単に言うとしょーもないバカ坊と出来婚することになる女中さん、というお役ですが、彼女自身は欲得ずくではなく本当に彼が好きだったのである、というのと、現状では結婚を認める周りも当の相手も彼女のお腹の子の話しかしないんだけど、ちゃんと彼女本人の良さを認めたからこそ結婚に至ったのだ、ときちんとしていただきたかったのです。ちょっと台詞を足せばすぐ出来た改変だったと思うのですが…エゴサしてるなんて嘘なのかな、しょぼん…
あ、でも「お手を拝借」からのヨヨヨイヨヨヨイヨヨヨイヨイ!が初日から決まったのは気持ちよかったなあ…!(笑)思い出深いです。
●星『めぐタンテ』
ふたりしてわりと褒めすぎなくらいに褒めて語った記憶…(笑)ザラつくことを言えば、さすがのなーこたんでキャラが多く、いい番手ごまかしが出来ていたこと(それはショーも)は個人的にはかなり印象的だったので、その話もちょっとしたかったです。
「笑っちゃうようなお姫様ドレス」のひっとんの舞台写真、もちろん買いましたけどね!(笑)からしさんはこれがステージスタジオに入ったら着たいそうですが、私はブルーのミニスカのヤツが着たいです(笑)。いやホント幼稚園児のお絵かきか昭和のぬり絵のドレスでしたよねアレは…
●花『リストおしゃ帝』
まず謝りたいのが、私が「スクリーンセーバーがうるせぇ」とさんざん貶したのは『おしゃ帝』ではなく『ファシネ』だったことです。訂正してお詫びいたします。フードのお洒落さが私にはわからない、とかプロローグのお衣装が暑そうで特に夏はかわいそうだった、とかはありましたが、私は好きなショーでした。ローマ風呂もファッションショーもクラブもほのかちゃんセンター場面も良きでした。
お芝居も、これは語りましたが補完して観たからかもしれないけれどわりと好き、かなり好き。しかもとてもいいれいちゃんだったと思います。というかれいちゃんはわりに演目に恵まれているのでは…いや『アウグストゥス』はアレだったか(><)。
からしさんはこれは配信で見たとのことでしたが、私にはもうひとり、花組だけが友会が当たらなくてこの一年生で観ていない、れいまどを見ていないという、よくヅカ語りをするお友達がいます。私はすごく好きなトップコンビなので、早くなんとかして観てよ語ろうよ!と熱く言いたいです(笑)。
そうそう、言い尽くされていることでしょうがひとこのジョルジュ・サンドが本当に素晴らしく、宝塚歌劇ではアレでも外部でなら誰かオーロールとマリーのユリを見せてくれよ、とも熱く言いたいですホントすんません…
●月『ギャツビー』
これまた『ロマ劇』や『ネバセイ』同様に男のドリーム話ではないか、主人公は単に顔がいいストーカーにすぎないのではないか…という話をもう少ししたかったですね(笑)。れいこちゃんだから成立している、というのはいわゆる「イケメン無罪」とは違って、タカラジェンヌが女性だからだと思います。
その上で、宝塚歌劇で上演する場合のデイジーの難しさ、とかも語れたら深い話になりそうだなと今も思っています。てか原作小説を読んだのがはるか昔で全然覚えていないのですが、原作でも再会したギャツビーとデイジーってやることやってんの?(言い方)なんかれこうみの事後シーンが妙に色っぽかっただけに私は逆に引っかかったんですよね、デイジーってここでギャツビーと寝るタイプの女なのかなあ?と。離婚する気なんか全然なかったんじゃないかな、というのが私のデイジー像なんだけど…うーん時代もあるし、よくわからん。もう少し考察が必要かもしれません。
ともあれ役がないのでやはり別箱でやるか、上手くショーアップしてるけどやはり間延び感があるので一幕ものに戻すかした方がいい作品な気もします。あとは、物語としてそろそろ賞味期限が切れるのでは説も個人的にはある…
でもれいこちゃんはホント素敵でした。女々しい感じも含めてバランスが絶妙だった気がしました。
新公は配信でも見られていません、すみません。
●宙『ハイカプ』
ショーがダメな方のダイスケだった残念感の方が、個人的には大きいです。ハイローとのカップリングだとちょうどよかった説もありますが、宙組ってホントAかダイスケしかショーをやっていない印象なので、それでハズレとか舐めんなよ、と一応元贔屓組なだけについカリカリしてしまうのでした。ダメというかハズレというか省エネ感が強いというか…グラカンに比べたら「これってホントにイタリア?」だし(いや『グラカン』もなんちゃってスペインにすぎなかったのはわかっているんですが)、スター起用含めて目新しさがなかった気がしました。ゆりかちゃんのトップ期間も長くなってきているので、こういうこともままあるものではあるのですがね…
あ、でもじゅっちゃんがすごかったとか、ひろこやさらちゃんが目立ってきていて嬉しかったなーというのは語りたかったかも。
ハイローは、演目の幅とか多様性とか新チャレンジとかいう点でもよかったと思うし、まあコレはコレで…という感じでしたでしょうか。いただいたコメントにありましたが、プロレス芸とはよく言ったものだと思います。熱愛していらっしゃるファンの方にはすみません…
●雪『蒼穹』
これもふたりともそんなに買っていなかったのでわりとあっさり終わり、かつ言い漏らしたことが特にない演目だったかも…ホントわがままですみません。いやしかし雪組のソラカズキにはこれからも期待しかない!!
あとヘンに盛り上がっちゃった譚嗣同については、私とからしさんの時代の宙組(オイ)でやっていたら贔屓がやっていそうなお役だったから、かな…まあその場合はもうちょっとイケメン優男枠になっていたかもしれませんが(笑)。
しかしこれも『ネバセイ』同様、いくら昭和のおじさんの小説が原作とはいえ、平成に育ったのだろう若者が令和の今に宝塚歌劇として上演するんだから、現代日本に直結する部分は特にもっとデリケートな扱いをするべきだったのでは、とは言っておきたいです。
●星『ディミジャガ』
これはからしさんが東京待ちなので、そのあとまた語ってもいいかもしれません。生田先生なら東京で多少手を入れてくるかもしれませんしね。てかギラギラが減ったとか聞くショーは戻してそのまま持ってきてくれヨシマサ!(笑)
ルスダン主人公の原作小説からディミトリ主人公のミュージカルへ、生田先生がさすがの手腕を見せているし、スーパーヒーローが似合いそうなこっちゃんが憂愁の王子をまた抜群のバランスでやっていて地味にも女々しくもならず実に素晴らしいのですが、とにかくちょっとなんか全体に、隔靴掻痒感があるのですよ…! コレ絶対もっとおもしろくなるはず、と幕間ずっと考えているとジャガビーがギンギンギラギラチカチカビカビカすべてをさらっていくので、みんなジャガビーしか語れない魔法にかかっちゃうのです(笑)。ちなみにショーは『BADDY』くらいしかホントのところ語れない、みたいなショー音痴の私がもう完全にハイになってめっさ楽しかったので、このショーはマジでアリです(笑)。
早く星のありちゃんをからしさんに観ていただいて、熱く語っていただきたいです。私はこれまた絶妙な番手ごまかしの話をぶっ込みたいと思います(笑)。
オリジナル、原作もの、再演ものといろいろで、舞台も日本や中国、アメリカにヨーロッパに架空の王国まで、バラエティに富んだ良き一年ではありました。からしさんとは来年は大劇場公演総括スペースは半期で一回ずつやろうか、となってます(笑)。
別箱語りもやりたかったのですが、これは数が多くてからしさんも観ていないものが多く、私もここ五、六年すべての公演を生で観ることに血道をあげてきたのに星全ツ『モンクリタンテ』を見逃すという痛恨の事態となっているので(その前に観られなかったのってみっちゃんのラスト近くのバウとかでは…くうぅ)、演目ごとになら企画してもいいのかな、となっています。とりあえず私もからしさんも萌え萌えだった『ブエノスアイレスの風』を、スカステ放送後にでもやりたいね、と言っています。ブルーレイも買っちゃったんですけどまだ見られていません、暗くて映っていないのでは説…(笑)
来年も楽しみしかないですね!
ニュー『うたかた』、どんなでしょうね?
『応天』の原作漫画は電子無料分は読みました、さてどうなってきますかね? というか退団者…耐えられない…(ToT)
ゆりかちゃんジェームズ・ボンドがカッコいいのは宇宙の理として、かのちゃんのボンド・ガールが大活躍でありますよう! バリバリ踊るフィナーレが2時間くらいあってもいいよ!! てか原作小説は大昔に読んだことがある気がしますが何ひとつ覚えていません、映画もそんなに履修していません。予習した方がいいのかなあ? 有識者の方、アドバイスプリーズ。
雪は新トップコンビお披露目ですね、元宙娘の夢白ちゃんをなにとぞよろしくお願いいたします!
そしてキター!な『1789』再演。役替わりはあるのか、そもそもヒロインどっちでどういくんだなど、話題は尽きそうにありません。
別箱も現時点での発表まででも、ちょっと前のラノベか?なこってぃバウや、今度はどんな切り口になるのかな?なゆりかちゃんショー、急患が増えそうなあーさに雪で新幹線が止まらないことを今から祈る咲ちゃん夢白ちゃんプレお披露目の『ボニクラ』、これまた配役が楽しみなこっちゃんの『赤黒』にかりんさんのロドリーゴだったら私はもうオペラがカンペキな(笑)『バレンシア』、そこにさらにおめでとうのぴーのショー、初演も観たけどこれまた全然覚えていない『二人だけの戦場』にあわちゃんエリスを早々に発表してくれてありがとう!な『舞姫』まで、本当に楽しみすぎます。チケットがなんとかなることを本当に祈っています、いつもご縁をくださいますみなさま、本当にありがとうございます。
大劇場の休演日が変わったり新公の曜日が変わったり、東京の平日夜公演の開演時間が30分前倒しになったり、劇団もいろいろ過渡期かつタイヘンなのでしょうが、再演や輸入ものに上手く頼りつつも、なるべく当て書きオリジナルの良質な演目をご用意いただきたいです。そして生徒もファンも大事にしてください。あと演出家も作曲家ももっと増やして、育てて! ショー作家もホントもっと欲しいです。人こそ宝です!!
年末までまだ二週間ありますが、今年の仕事のゴールが見えてきたこともあって個人的には急に年末感が出てきました。とはいえ観劇納め自体はまだ先なのですが、みなさまもどうぞ良いお年をお迎えくださいませ。新年も引き続きご愛顧よろしくお願いいたします!