駒子の備忘録

観劇記と乱読日記、愛蔵コミック・コラムなどなど

初日、日帰りで観てきました!

2009年11月13日 | 日記
 宝塚歌劇宙組『カサブランカ』宝塚大劇場、2009年11月13日。
 脚本・演出、小池修一郎。1942年公開、43年アカデミー賞受賞の史上の名作映画の世界初ミュージカル化。
 大空祐飛&野々すみ花の新トップコンビお披露目本公演。

 大劇場公演は11/15時だけど、15時の回って「ソワレ」って言いにくいですね…

 それはともかく。

 幕開き!
 セリ上がり!
 トレンチコートの後ろ姿!
 細い! 渋い!! カッコイイ!!!
 なんなんですかなんなんですかこのヒトはもう!!!!

 スーツ! スリーピース! ダブル! ワイシャツ! タキシード! なんでもこい!!

 ただ酒を注いでいるだけの後ろ姿が素敵だなんて卑怯すぎる。

 フィナーレで女子(娘役、ではなくあえてこう呼びたい)に囲まれてめっさうれしそうな「カフェの男S」のヒト!

 パリのイルザはピンクのワンピに白いラパンの帽子(そんな設定はないがイメージで私が勝手に決めた)で縦ロールで可愛くて可愛くて!

 主役一本かぶりに作り過ぎかもしれない。
 原作があまりに完璧に緊密な作品なので、ショーアップ部分を増やしているとはいえやや冗長かもしれない。
 ついついクールに、フラットに観てしまおうとするクセがあるので、いろいろ思うところはある。

 でも…でも、よかった!
 それだけは、素直に、言いたいです。

 初日、おめでとうございました!
 千秋楽まで、「インフルエンザに気をつけて」(カーテンコールの挨拶より)がんばってください!!
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萩尾望都『百億の昼と千億の夜』

2009年11月13日 | 愛蔵コミック・コラム/著者名は行
 小学館プチコミックス萩尾望都選集Ⅱ1、2全2巻
 原作は光瀬龍のSF小説。中学生くらいのときに読んで、よく理解できなかったような記憶が…まだ持っているので今度読み返してみようと思います。
 人間のいう神とは異星人のことではないのか、地球の生命の進化は異星人の実験の産物なのだ、というようなモチーフはSFではよくあります。しかもその進化の先には滅亡があらかじめ組み込まれているのだ、というようなこともね。マクロの視点で見ればひとつの銀河宇宙がひとつの生き物のようで、人間はガン細胞のようなもので、というのもよくあります。それでも理由を探さずにはいられない、戦うことをやめられない阿修羅王の姿こそ、人間のあり方を体現するものなのですね。
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