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「駿河安蘇備 上」を読む 118

清水川の鯉のぼり

清水川の川鵜
鯉のぼりの影が魚影に見えないこともない

新聞で、清水川(旧金谷町往還を横切る川)に地元の方が毎年設置されている鯉のぼりの記事を読んで、女房が散歩がてら見に行こうというので、雨が上がった今日、午後に出かけた。一時間近く歩いて、清水川に着くと、流れの上に、小さな鯉のぼりがたくさん舞い競っていた。全部で700尾位と新聞には書かれていた。

鯉のぼりの影が川面に映って、真鯉が泳いでいるように見える。本当の鯉も居たという女房の言葉に、目を凝らして探していると、目の前の水中を、流れに遡って、川鵜が潜水したままで泳ぎ過ぎた。少し先で、水面に上り、流れに乗って戻ってきた。鯉のぼりの影を魚と見間違えて、潜ってみたのだろうか。すぐ先で、川鵜は飛び立って行った。

今日は往復で2時間近くの散歩で、七、八キロ歩いた勘定になる。

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「駿河安蘇備」の上巻の解読を続ける。

辻堂花倉越峠 中ノ郷村なり。 臥猪坂 峠あり。同所。 毘沙門平 同所。
入道屋鋪跡 下ノ郷村にあり。伝云う、二階堂維行、守護職に補せられ
し時、この所に居す。後に葉梨入道というとぞ。
上薮田村 伝云う、東條の吉良、三河義安、今川に叛きて相対し、
後に降(くだ)る。駿河の薮田、押し籠めらるゝとぞ。
御前山 同村にあり。 窟十八 同所。 男池女池 同所。葉梨川に
流れ入る。東海道、古えの海道なり。石地蔵あり。麻疹を
※ 麻疹(ましん)➜ はしか。
祈りて、験(しるし)あり。
(つづく)

読書:「灰色の階段 ラストライン 0」 堂場瞬一 著
読書:「横死 闇の西洋絵画史 5」 山田五郎 著
読書:「割れた誇り ラストライン 2」 堂場瞬一 著
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