goo

「駿河安蘇備 上」を読む 107





大代川沿いの桜

コロナも花粉症もほぼ終息し、久しぶりに午後、女房と散歩に出た。大代川沿いに桜が今満開であったので、七ヶ所ほどの桜を見て回った。若い桜は勢いがあってよい。老木はもう数年で枯れるかもしれないが、けなげに花を咲かせている。色々なもっと早く咲く桜の品種が出てきているが、やはり、ソメイヨシノをしのぐ桜はないと思った。

汗を搔くほどの陽気で、帰宅したら数回クシャミが出た。汗が冷えたのか、花粉の残滓なのか、定かではない。

******************* 

「駿河安蘇備」の上巻の解読を続ける。

八幡大神社 中里村にあり。     神主 山川藤蔵
当社は寛文年中、井伊侯初めて祭らるゝ所なり。俗に
掃部
(かもん)の宮という。鰐口一口掛けらる。その銘に、井伊少将掃部頭
直隆、武運長久の所、方の上庄、中里村、寛文十二子年五月吉日
と見えたり。
藩翰譜 駿河国藤枝に至れる日、直孝は生れたりけり、云々。
成沢滝並び川 成沢村にあり。高草山のうち、瀧の沢より
出で、不動堂の前に落ち、滝音響き夥し。故に成沢の名あり。
この川より出て、下流村里を経て花沢川に入る。

(つづく)

読書:「介錯人 新秋山久蔵御用控 15」 藤井邦夫 著
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )