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ツゲの生垣とフキノトウ



(庭のツゲの生垣)

今日は3月の下旬から4月の上旬の気温だ報道されるように、暖かい日であった。外へ出ると南風が吹いていた。

会社で、お昼休みに散歩に出ていたO氏が戻ってきて、ご近所の生垣が枯れてしまい、植え替えていると話した。
「アカメガシのお宅でだろう。アカメガシは10年もするとほとんどが葉っぱに黒い斑点が出来て葉を落とし枯れてしまう。」と自分。
田んぼの中の一軒家で屋敷の周囲をアカメガシの生垣で囲っていたが、この3、4年枯れ始めたのを目にしていた。

我が家の庭にも30年ほど前、生垣にアカメガシを植えた。伊勢の長兄の自宅のアカメガシから穂を取って、挿し木した苗をもらい、植えたものであった。どんどん大きくなり、春の新芽と秋の紅葉の2度真っ赤に色付いて、楽しませてくれた。10年ほど立つと、葉っぱに黒い斑点が出来て葉を落とすものが出て来た。葉っぱを見せて農薬を買ってきて散布してみたが効果は無かった。それから二年ほどで、すべて涸れてしまった。病気に弱い木だったようで、長兄の家のアカメガシも枯れ、どこのアカメガシもほとんど枯れてしまうと聞いた。最近は病気に丈夫な品種も出たようだが、我が家では懲りて、しばらく庭は生垣無しで過ごした。

ある年、女房がご近所からツゲの穂をもらってきて、挿し木し育てた苗をアカメガシの後に植えた。最初は数本の小さな苗だったが、年々増やして今では胸の高さほどの生垣が出来上がっている。

そんな会話にY氏が加わり、自宅の生垣が太く大きくなりすぎて、植え替えたいと思うのだが、どんな木がよいのだろうと聞く。太くならない木が良いという。家はツゲに植え替えたが、太くも大きくもならないし、整形もしやすい。病気にも強いからよいのではないかと話した。帰ったら写真に撮ってくるよという答えが上記の写真である。

細かい葉がびっしり生えてどんな風にも整形できる。1年の成長はわずかなもので、大きく育てたくないと思うなら最適だと思う。品種も色々有るから好みで選べばよい。

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(裏の畑のフキノトウ)

庭にも畑にも今はお花が1年で最も少ない季節である。夕方、一回りしてみたが、なかなか話題性のある花は見つからない。

畑の西の隅にフキノトウが出ていると女房が話していたのを思い出し、探してみると三つほど見つけた。ある年の晩春に山に蕗を取りに行ったとき、根っこから取ってしまったものを数本、女房がそこへ植えておいた。食べるほどたくさん出ていないので、写真を撮ってそのままに置いた。
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