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遍路本とムサシとまーくん

(家田荘子著「四国八十八ヵ所 つなぎ遍路」)

正月でブログネタも切れてしまった。だから小ネタを幾つか並べようと思い、パソコンの前に座った。

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先日e-honネットで注文した本が、午前中に地元書店の配達サービスで自宅へ届いた。考えてみると便利なシステムである。現金をその場で払って終わりである。送料も配達料もいらない。遍路をしている途中にその本の存在を知った。家田荘子著「四国八十八ヵ所 つなぎ遍路」という本である。家田荘子といえば、若い女性の体当たり取材で、多くのノンフィクションを書いている作家として名前は知っていたが、本はまだ読んだことがなかった。何年も経つから、今では若いとはいえないのだろうが、その彼女が高野山真言宗の僧侶で、四国八十八ヵ所霊場の先達でもあると知って、読んでみたいと思い購入した。

「つなぎ遍路」とは耳慣れない言葉であるが、歩き遍路で一度に巡るのではなく、一般にいわれる区切り打ちのことを「つなぎ遍路」と言っているようだ。歩いていると10人のうち7、8人は区切り打ちであったように思う。自分も最小回数の「つなぎ遍路」であった。

まだ読んでいないから感想もないが、半分はガイドブックの積りで書かれているように感じた。詳しいお遍路のガイドブックは、前もって読んでしまうと、余分な知識が付いて、お遍路がつまらなくなってしまう気がする。お遍路から帰ってから読めば、記憶が蘇って二度楽しめるのではないかと思う。

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このところ何日か、ムサシの午後の散歩を引受けて、一時間近く近所を歩いている。日が陰ると寒くなるので、3時には出るようにしている。今日も3時近くなって、表でムサシがしきりに吠えている。散歩の催促にしては吠え方が激しく、ともあれ時間になったので、準備をして表に出た。ムサシが吠える道路の方を見ると、黒っぽい野良猫がいた。追い払ってからも、なかなか興奮冷めやらずといった風で、吠えることを止めなかった。

後で女房に聞くと、ムサシは過去に野良猫に引っ掻かれて、目の近くから血を流したことがあるらしい。危ないから野良猫を近づけるなという。だからあんなに興奮して激しく吠えたのだと納得がいった。興奮が散歩まで尾を引いて、ご機嫌が悪く、リードで意の染まぬ方へ誘導しようとすると、リードに噛み付いたりした。

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孫のまーくんは1歳半、言葉をずいぶん覚えてきた。アパートから車で15分ほどなので、よく遊びに来る。今日もママに車の絵本を読んでもらいながら、「パパ、ブーブー」と言う。見ればトラクターで、娘の言うには、パパが休みの日に実家でトラクターに乗るのを見ているからということらしい。

そのまーくんのお気に入りが鍋のフタで、見つけると目を輝かせる。今日も鍋のフタを2枚ゲットして、シンパルのように打ち鳴らして得意げである。これではまるで猿のおもちゃである。どちらにしても、うるさくてしょうがないから、取り上げられた。まーくんは与えられた玩具よりも、日用品を見つけてきて玩具にする方が楽しいようだ。
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