goo

「アグリズム」の発刊

(庭のあだ生えのムシトリナデシコ?)

朝、まーくんの騒ぐ声で目が覚めた。今日も来ているようだ。顔を洗ってまーくんとしばらく遊んでから会社へ忘れ物を取りに行った。帰りにパソコンショップに寄ってマウスを購入してきた。最近マウスでクリックしても反応しないことが多くて、パソコンに負荷が掛かりすぎかと思い、画像データをCDにコピーして負荷を減らしてみたりしたが良くならない。息子に聞くと、マウスが悪いんだろうという。モバイルパソコン用に買ったマウスと交換してみるとすいすい動いた。それでマウスを買い替えることにした。光学式でシンプルなものを探した。安売りで1000円のものを買った。若い人には安物買いだといわれそうだ。

こんな調子で書いていると日記のようだ。近頃は夜パソコンの前に座ってもテーマが思い浮かばないことが続いている。仕方が無いから書き始めると、日記のような書き方になってしまう。

夜、民放のBSで、7月半ばに創刊される「AGRIZM(アグリズム)」という雑誌を取り上げていた。「アグリズム」は20歳から35歳の農業経営者のための雑誌で、農業をビジネスとライフスタイルの両面からとらえる。抜擢された編集長の荻原昌真氏がユニークな存在で、29歳、長野で「信州ファーム荻原」という会社を実質的に切り盛りする青年で、全国農業青年クラブ連絡協議会会長も務めている。「アグリズム」は4Hクラブの会報誌も兼ねるという。出版社は農業技術通信社で、その社長も同席して座談があった。

いま全国各地で若い農業経営者が新しい発想の活動を始めている。彼らに共通して言えるのは農作物を作るだけではなくて、消費者に届けるところまでを仕事だと考えていることである。消費者の反応が自分たちの喜びであり、次の生産の改善課題になる。そういう中で生き生きと農業をやり、農地を集めて大規模化も計って、儲かる農業を実現している。

その番組でいくつか気になった話を書く。若い農業経営者が新しい発想の活動を行う上で最も障害になるのは何かという質問に「政治だ」と答えた。農業の危機をマイナス報道として発信し、予算を分捕って小規模な農家にばら撒くような政策は、小規模農家から農地を借り集めて規模拡大し、外国の農産物との競争に打ち勝とうとする若い農業経営者にとっては、妨げにしかならない。しかも、彼らが新しい発想でことを始めようとしても、そういうお金が回ってくることはほとんど無い。

農業を取り巻く農業関係者が農業のために働かないで、自分たちの存続のために働いている。農協はその本業を金融や保険だと考えているように見える。先に肥料の高騰で問題になったとき、その一部を補填する政策が打たれたが、補填を受けたのは農協から肥料を買っている農家だけであった。つまり農協が農業に対する補助金を出すときのパイプになり、それだけが農協の存在価値になっている。農業を経営として考える人たちは高くてサービスが悪い農協からは肥料を買えない。結果として彼らには肥料高騰の補填は行かないことになる。

グラビアなどもあって楽しい雑誌のようだ。発刊されたら一度見てみよう。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )